オーディオデザインの2024年の展示会・出展予定

当社の今後の展示会予定をお知らせします。

久しぶりにヘッドホン祭りに出展します

フジヤエービック主催 「春のヘッドホン祭り」に出展します。

日程:4/27(土)

場所:ステーションコンファレンス東京

・今回はバランス対応ヘッドホンアンプDCHP-200を新製品として発表予定です。
・基本回路はできており、現在ケースの製作などを詰めています(WHD:23x9x30cm)。
・音質的にはDCHP-100の解像度はそのままに、バランス回路になっているという感じです。
・VRは今回通常のVRのみとなります。

主な仕様

入力      XLR2系統、RCA3系統

ヘッドホン出力 4.4mmバランス出力、XLR(3pin)、XLR(4pin)、6.3mm(アンバランス)
ライン出力   XLR、RCA

・ゲイン切り替えSWあり
・RCA入力も内部でバランスに変換して出力する機能があります。

アナログフェアも個室で出展します

アナログオーディオフェア

日程 6/1(土)-6/2(日) 

場所:損保会館

今回個室での単独デモとなります。

皆様のご来場をお待ち申し上げます。

オーディオデザイン出力500Wの真空管ヘッドホンアンプを発表

オーディオデザイン社は出力500Wの真空管ヘッドホンアンプを発表した。

出力菅には211を2重封入して高出力耐えるようにした次世代の新型真空管「Dream211」(プレート損失)を新規開発し使用している。価格は560万円で完全受注生産という。

Audiodesign社の新型真空管ヘッドホンアンプ 560万円
新規開発したDream211真空管 2重封入でプレート損失500Wを達成

というのはまったくの嘘で、実はこの写真、AIが勝手に生成したもの。

こちらの情報は一切入れないで、いくつかのキーワード(ハイエンド 真空管 アンプとか)を入れただけでこんなのが出てきました(キャプションと文章は私が作りましたが・・・)。オーディオデザインがちょっと狂ったら、いかにもこんな製品を出しそうで、逆に気持ち悪いです。アカウントの個人情報も分析してAIが生成したとしたらとっても怖い話です(多分そうではないと思いますが・・・)。

バランスがおかしいながらも、大迫力の写真で本人の私が一番驚きました。

【横浜】華原朋美LIVE2023~♡LOVE IS BEST♡~に行ってきました

華原朋美さんのコンサートに行ってきました。

11/26(日) 関内ホール
12/2(金) 葛飾シンフォニーヒルズ

当たらなかったら困ると思って、2箇所申し込んだら両方とも当たりました(しかもかなり前の方4,5列目くらい)。

ちょっと前にTVのモニタリングか何かの番組で偶然見て、一度生で聞きたいねと妻と話していたところ、今回の実現となりました。

https://twitter.com/kahalatomomi_tk/status/1730565921205592313?s=20
前から4列目左から2番目が私

余談ですが、関内ホールの日は早く着いたのであたりをぶらぶらしていたら、あるハイエンドオーディオショップがあったので、覗いてみました。

B&Wの800シリーズ全機種とKEFなどが置いてあり、B&Wはすべてマッキントッシュで鳴らしていました。801D4とマッキン(150万円半導体アンプx2)の組み合わせで聴かせてもらいましたが、正直マッキンはB&Wに合わないと思いました。801ですから低域の押し出しみたいなものはさすがに立派ですが、中高域は音質的な良さを感じることができませんでした(当社の804D3の方がよっぽど良い感じ)。

肝心のコンサートですが、華原朋美さんの歌唱力は以前より良い位で、曲と詩の良さが染みて来ます。80年代当時は普通にしか感じませんでしたが、一連の曲が今はジンと来るのです。この時代の曲は今の曲とは次元の違う良さがあると、今更ながらに感じました。

ただ一つ残念だったのは、PA装置の音質の悪さで、声がキンキンして本来の声の透明度が台無しです。PA装置に音質面で贅沢言えないのはわかりますが、100Hzあたりを10dB以上ブーストして、kHz帯も持ち上げていると思われ、質の悪いディスコのような音質でした。声だけでも(できればバックの演奏も)良質なオーディオ装置で音出しすれば、かなり良い音になるのになーと、本当に残念です。あのくらいの音量でしたら、ピュアオーディオ装置でも十分カバーできると思います。

これは華原朋美さんのコンサートに限ったことではないのですが、コンサートのPA装置のセッティング(イコライジング)がひどすぎます。

もし関係者の方が当ブログをご覧になっていたら、試しに装置の貸出をしますのでぜひご連絡ください。

ROON+TidalをminiPCと組み合わせて再生してみました

はじめに

19Vのリニア電源ができたのでminiPCに組み合わせてオーディオ再生をしてみました。ちょっとしたすったもんだの末、今は安定稼働しています。その感想を簡単に紹介します。

Roonとは

Roonという再生ソフトは使用している方には簡単なのですが、まだ使用していない人には分かりづらいと思います。ネットで検索してみても、読めば読むほどわかりなくなります。

Roonとは一言でいうと(統合)再生ソフトです。再生ソフトという点では昔はやった Foobarと同じです。ただ使い勝手が全く違います。Foobarは再生条件が細かく設定できるものの、設定が面倒で、再生するソースの指定など操作が非常に不便でした。Roonは設定が非常に簡単でしかも多機能です。

例えばあるPCとDACをUSBで接続し、その再生操作を室内の(同じLAN内の)PCでから画面を共有して行うこともできます。また再生する曲のフォルダ設定も非常に簡単で、どこかのPCでTidalを開いていると、自動的にTidalの曲も再生できます。

Roonの使用概念図(間違っていたらごめんなさい)

さらに面白い動作としては一つのPCから2つのDACに同時USB出力できることです。

プリアンプ入力に2つのDACを接続しておけば、プリアンプセレクターの切り替えで2つのDACの瞬時比較試聴もできます。

再生システム

前置きが長くなりましたが、こんな構成で再生してみました。

Roon(Core)に使用しているminiPC/モニター/リニア電源19V これをSP/DAC近傍に置いて操作は机のPCで行う

corePC:miniPC

ミニPC 第 11 世代インテル Core i5 11320H 内蔵16GB DDR4 RAM+512GB SSD Windows 11, AskHand Mini PC インテル Iris Xe グラフィックス対応 をサポート二重周波数WiFi 6 / ブルートゥース 5 / 8k@60Hz マルチディスプレイ出力 超小型 PC. (i5-11320H 16G+512G) ~39000円

モニター:Akntzcs 11.6インチタッチパネルポータブルモニター、HD 1366 * 768P タッチパネルでtypeCケーブル接続のみで動作します。

DAC:DCDAC-180

USB・DAコンバーターDCDAC-180/ES9038Pro使用の最高峰DAC

当初この再生システムで音を出すと、時々プツプツとパルス製のノイズが入り悩まされました。

ある時ハット気づいたのが、使用しているDCDAC-180のUSBドライバーをインストールしていませんでした。ドライバーをインストールしてからは、ノイズが全くでなくなりました(当然ですが)。当初ドライバーをインストールしなくても音が出ていたので、ドライバーをインストールするという行為を忘れて使用していたのでした(お恥ずかしい次第です)。

お陰で、不具合が出ている間、接続に関して色々な創意工夫をすることができました。この辺は別途ご報告させていただきます。

Roonを使用してみて

Roonは使い始めると非常に便利なソフトです。通常使用しているメインPCで事務作業をしながら、DAC近くのcorePCを遠隔操作できるのが想像以上に便利です。

またこういったソフトにありがちな設定の面倒臭さもなく、ほぼ自動的にすべて設定できるのもいいところです。

音質

さて肝心の音質ですが、音質そのものがroonソフトを使用してから向上したという実感はあまりありません。このminiPCからTidalを立ち上げてTidalから直接DACにUSB接続しているときと大差はありません。少し良くなったかも?という程度です。

Roonにはサンプリング周波数を上げるという機能もありますが、これも違いがわかりませんでした。DACに使用しているES9038Proは内部で8倍位にオーバーサンプリングしているので、44.1kHzの音源も352.8kHzオーバーサンプリングしているので当然かも知れません。

更にRoonには音場補正する機能もありますが、こちらはまだ使用していません。

ただこのminiPCですが、このminiPCで再生すると音質が良いように感じます。OSとしてwin11がインストールしてありますが他のソフトはほとんど入れていないので、バックグラウンドで動くアプリもまだ少ないのだと思います。小さい筐体ながら結構早いCPU「Core i5 11320H」が入っていて、メモリも16G、SSDモデルですので元々高速というのも貢献しているのかもしれません。個人的感触としては、比較的高性能のPCで最初のうちは特に音質がいいと感じています。

例えばメインのデスクトップPC(i7-8700 CPU @ 3.20GHz、16G SSD win10)や、デルのラップトップPC Inspiron 5406(corei71165G7, 16GB、win10)に直接DACを接続してTidalを再生した場合よりも、miniPCに接続して再生したほうが中高域が濁らずきれいに再生されています。

Roonを利用した事による音質差よりもDACを接続しているPCによる音質差の方が大きい感じがします。

それと付属のスイッチング方式のDCアダプターと当社リニア式19VDCアダプターの差も期待したほどではなく、リニア式のほうが少しいいかなと言う程度でした。

今後の予定

この辺の感想は別途改めて報告したいと思います。

miniPCに関してはもう1台購入してあります。こちらはAMDのRyzenというCPUを使用しています。miniPCはどちらも4万円程度です。

ミニPC AMD Ryzen 5 5625U mini pc 16GB 512GB M.2 NVME SSD容量2TBまでサポート NiPoGi 2023新版デスクトップpc 動作より安定高速 最大4.3GHz 2.5Gbps有線LAN 小型pc ゲーミング 4K@60Hz 三画面出力 HDMI/DP/Type-C ミニパソコン 高速熱放散 2.5″SSD増設 小型省スペースpc 高速Wifi5 BT4.2 省スペースpc 省電力 豊富なインターフェース ~42000円

新リニア電源19V3AをminiPCに繋いでみたら、結構すごい結果になりました

はじめに

久しぶりにテクニカルな内容を投稿させていただきます。

以前ラズパイ(Linux)に音楽用OSのVolumioを組み合わせたミュージックサーバーで、この電源をリニア電源(5V3A)にしたら音質が抜群に良くなりました。今回はwindowsPCに開発した19V3Aリニア電源を組み合わせてテストしてみました。

最近は19V3A位で動くwindows用miniPCが安価に市販されていて、音楽用にも十分な性能を持っています。今回試したのは下のminiPCで、アマゾンで39000円で売られていました。2世代前のcorei5ながら、相当の高性能で5年前に私がメインPC用に25万円で購入した最高級デスクトップPC(corei7)よりも、なんと性能面で優れています。足りない機能は当然のことながら外部グラフィックボードを搭載できないことぐらいです。このPCで4kモニターを2台接続できるので、通常の使用でなんの不足もありません。恐ろしい世の中になったものです。

ミニPC 第 11 世代インテル Core i5 11320H 内蔵16GB DDR4 RAM+512GB SSD Windows 11(Askhand製)

wav信号を再生してみた

miniPC本体でwav信号を再生(DA変換)した際の信号スペクトルを解析してみました。

1kHz0dB(44.1kz,16bit)のwav音源のminiPCでの再生信号

これはwav音源をUSBメモリーに入れて、miniPC内でアナログ信号に変換し、miniPC本体のヘッドホン出力から取ったアナログ信号をオーディオアナライザーで解析したスペクトルです。まるで違う信号を再生しているかのような、スペクトルの違いです。付属のスイッチング式DCアダプター(19V5A)ではベースラインのノイズが30dB位多いことがわかります。特に30kHzと110kHz近辺のノイズが凄いです。

PCのCPUは1-3V程度の電圧で駆動されていると思います。当然PC内部のスイッチング電源で電圧が変更されていると思います。にも関わらず、良質な電源に変更することで、ここまで雑音レベルの差が出るとは驚きです。

1kHz-60dB(44.1kz,16bit)のwav音源のminiPCでの再生信号

さらにこちらは信号レベルを0dBから-60dBに落とした際のスペクトル信号です。このレベルでは付属電源ではだいぶノイズにまぎれてしまっています。

アナライザーの総合画面で信号レベルを見てみると

信号レベルを見てみると、付属電源では入力電圧が8mVになってしまっています。本来は-60dBの信号再生なので1mV程度のはずなのですが、ノイズが多過ぎて8倍に計測されていることがわかります。また高周波ノイズの影響で、アナライザーでは119kHzの信号と認識されています。

miniPCはDCアダプターと同じ幅で、ちょうど半分のサイズ

使用した19V3A試作電源

使用した19V3ADCアダプターの内部、これまでのDCアダプターよりもかなりゴツくなっています。

終わりに

オーディオ用としてこのPCのからのアナログ信号を直接聴くということを考えているわけではないのですが、USB-DACを接続した際にジッターを低減して音質も良くなるのではと考えています。デジタル信号も元を正せばアナログ信号なので・・・・。またこのminPC+リニア電源の構成でRoonなどを導入してTidalを再生すれば最高の音質が狙えるかもしれないと考えています。

この19V3A電源は従来のDCアダプターと同じサイズになんとか収めました。違うカテゴリーの直流電源なので新たにJETの試験を受けて、通った際は市販しようと考えています。年末くらいまでには間に合わせたいと思います。