DVDプレーヤー SD-9500の続き -DVD-Audioを聴いてみた-

HDCDを聴く目的で購入したDVDプレーヤーSD-9500の音質が良かったと報告しましたが、このプレーヤーの目的はそれだけではありません。もう一つはDVD-Audioを聴きたかったからです。DVD-Audioって何?CDに映像用DVDが付いてるってこと?って言われそうですが、DVD-Audioはいわば幻のハイレゾ、早すぎたハイレゾです。なぜ今時DVD-Audioをやるかと

オーディオデザインの音すごくいい

BIG BAND STAGE 甦るビッグバンドサウンド DVD-Audio (192kHz,24bit)とCDの2枚組

いえば、・・・・答えは簡単、聴きたいソフトがあるからです(たったひとつですけど)。

このDVD-Audioは192kHz,24bitで立派なハイレゾです。ハイレゾ音源はもっぱらダウンロードが主流ですが、実際にはDVDの様なメディアに入っている方がおじさんにはとっても便利なのです。

もちろん廃番ですが中古でやっとこさ入手できました(中古で5000円近くしてとっても高いんですけど・・・・)。

今普通に流通しているのはCD+SACDのハイブリッド版のこちらです。

714csPxrJqL._SL1500_

CD+SACDのハイブリッド版

このCD・SACDは録音が凄くよくて気持ちが良いです。低域に厚みがあってぐいぐい押してきます。またSACDで聴くと中高音がなめらかになって更にいいのです。DVD-Audioで聴いたらどんなだろう?と常々考えていました。

結果はどうでしょうか?

実を言うとDVD-Audioの方はあまり良くなかった。中高音がかえって聞きづらくなってしまっていまいた。ちょっと音がヒスを起こしている感じですね。これはDVD-AudioというよりDVDプレーヤーの癖が悪い方に強調されてしまったのかもしれません。順番をつけるとこんな感じですね。

PCMが悪いのでもなくDVD-Audioが悪いわけでもないと思います。いろいろな結果が出るのがオーディオなので。

 

順位 プレーヤー フォーマット 音質
1 DCD-SA1 SACD 高音のきつさがなく滑らかで、同時に低音の量、質ともに向上していて1番良い。すべてが気持ちいい音
3 SD-9500 DVD-Audio PCM版で192kHz24bitなので1番良いのでは?と期待したが、CDよりも少し良い程度。Jazz系はSD-9500の高域の粗さの様な物が強調され合わないのかもしれない。
2 DCD-SA1/

SD-9500

CD SACDに比べるとちょっと高音がきついというか、ざらつくのが残念、ただ録音が非常によくCDでも素晴らしい。クラッシックではSD-9500がとても良く感じたが、このCDでは逆に劣るかもしれない。

HDCD再生目的で買ったDVDプレーヤーSD-9500がオーディオ機としてすごいんですけど

今回は一オーディオマニアとしてのトピックを紹介します。

SD-9500-DCP-240 021_front

黒いのがDVDプレーヤーSD-9500

世の中はハイレゾで賑わっているようですが、私は時代遅れなのかHDCDがマイブームです。HDCDとはCDと完全互換で20bitが再生できるシステムで、まだ規格しかなかった20年前くらいに一部のCDやCDプレーヤーで採用されていたフォーマットです。

「それなら今のハイレゾの方がずっといいじゃん」といわれそうですが、確かにその通り。ただ、特にクラッシックでハイレゾ音源をいくつか試して

SD-9500_032_HDCD_mark

HDCDを再生するとCDの上のHDCDランプが点灯する。

みましたが、特に録音が優れていると思えるものがなく、逆にがっかりしました。その点HDCDは逆で、ReferenceRecordings社の録音したものが良いのでよく聞いています。ここのCDはすべてHDCDフォーマットなので、HDCDが再生できるプレーヤーで再生したらどんなに良くなるのだろう?と常々思っていました。

パソコンでリッピングして20bit音源として保存する技もあるのですが、ちょこっと聴くときにPCにを立ち上げるのは面倒なので、やはりHDCDプ

SD-9500-DCP-240 019_rear

リアパネルはXLR出力もあってピュアオーディオ機の様

レーヤーがいいのです。

HDCDは今は現行機ではありませんので、昔の良品を探すしかありません。中古品でいろいろ物色していたら、DVDプレーヤーではあるのですが、こんなの見つけました。それは「TOSHIBA SD-9500」です。なんだピュアオーディオにはだめじゃん、と思われるかもしれませんが、ところがどっこいスペックや評判を見

SD-9500-DCP-240 022_800

専用リモコンがないのですが、東芝の一般的DVDプレーヤーリモンコンで再生、停止、早送り位はできます

てみると、なかなかすごい。

何しろ当時30万円で売りだした、東芝のフラッグシップ機です。

アナログデバイス社のマルチビットDACを使用し、ピュアオーディオ時には3chを一つにまとめるマルチDAC方式で聴けます。またすべての音源を192kHzにアップサンプリングする機能もあります。

51Gl0wsO5fL._SX425_

例えばこれがHDCDフォーマットのCD

その音はというと、中高域が済んでいてすがすがしい音、爽やかなおとでこれだけ綺麗な中高音を出すプレーヤーはないのではないかと感心してしまう音です。ただ残念なのは低音域でちょっとというか、そうとう軽い。出てはいるのですがズシーンという感じでは聞こえないのです。ですので全体的に音に厚みがないというか、もう少し力強さみたいなものが出れば完璧だったのですがおしいところです。ただそれでもこの中高域の爽やかさは魅力で、最近はもっぱらこのプレーヤーで聴くようになりました。

もともとHDCDにしたらどんなによくなるか?ということで出発したのですが、普通のCDのを聴いてもさわやかな音で、結局HDCDの効果よりもプレーヤーの音質差の方がはるかに大きく、HDCDそのものの効果はよくわからなかったのでした。

おかげ様で、これをかってからクラシックのCDを掛けることが多くなりました。

ここで、一つだけ注意点が。SD-9500の中古を探すと、怪しげなネットショップで在庫有りになっています。私は見事に詐欺にひかかってしまいました(詐欺にあったのは初めてかも)。その後、ちゃんとしたお店から購入しました。皆さんも購入の際は注意してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラッシックのプロによるカルチャー講座が良かった  みんなもどう?

Clipboard01

メイプルカルチャーセンターの受付

品川区の西大井にメイプルカルチャーセンターというところがあっていろいろなセミナーを主催しています。このメイプルカルチャーセンターのセミナーは品川区がお金を出しているので参加費は安く、その割に空いています(もったいない)。踊りとかヨガ、手芸など色々あるのですが、その中にクラシックの作曲者についての講義があったので行ってみました。

時間は約2時間で、一人の作曲者にスポットをあて、時代背景、生い立ち、曲の意味合いの・ようなものを私達素人にわかるように説明してくれます(以下記憶に基づいて書いていますので間違いがあるかも・・)。

2月20日(土) ジョージ・ガーシュイン 講師佐藤昌弘先生(洗足学園音楽大学教授)

ガーシュインは妙にジャズっぽいと思っていましたが、もともとショウビジネス等の音楽で人気が出て、後に交響曲を作曲したそうです。ガーシュインのメロディーは比較的シンプルで(2音のメロディーで構成されているものもある)、シンプルな方が色々アレンジが効いて広く演奏されるそうです。Jazzの奏法を取り入れてラプソディー・イン・ブルーを最初に作り(オーケストレーションはグローフェに依頼している)大成功を収めましたが、39歳という若さで脳腫瘍でなくなりました。

途中ガーシュインの伝記的な映画も見せてくれて時代背景、生い立ちなどよくわかりました。

3月5日(土) ドボルザーク 松尾祐孝先生(洗足学園音楽大学教授)

9番の「新世界から」が有名ですが、それ以前の8番までもところどころ聴かせて解説し頂きました。「新世界から」について聴きながら序章、提示、展開、再現、集結と楽章の構成を説明してくれました。音楽も文章の「起承転結」と同じように、型があるのですね(それすら知らなかった私)。さらに各楽章に起承転結的な型(音楽での型はもちろん違うが)があることを初めて知りました。

ドヴォルザークの経歴の後、「新世界から」について聴きながら、ここがあれだよって感じで解説していただきました。クラシックもヨーロッパの絵画と同じで、その時代背景や構成などをしるとさらに感動が深まる様です。

内容がいいのに参加者が少なくもったいなかったのでここで宣伝しておきます。皆さんも是非参加してみてください。モーツアルト、マーラーの講座はまだ間に合いますので。

プロの先生に直接質問もできる機会なんてオーディオマニアにはなかなかないんじゃないのでそれだけでもお得です。

オーディオは音楽と決別した方が良い 「本のふしぎ発見」の続きです

このコラムは前の”最初にちょっとクイズです「本のふしぎ発見」 みたいなの続きです。

書いた書籍「ケーブルを変える前に知りたい50のオーディオテクニック」を本屋さんで探しても見つからず、本屋さんにある在庫検索用PCで調べたら音楽の棚にあることがわかりました。そこへ行ってみたら確かに立派に置いてありました。こんな感じです。その時の嬉しかったこと、嬉しかったこと・・・(ご想像下さい)。証拠写真はこちらになります。

2015-09-13 12.42.33WB

渋谷東急本店”ジュンク堂”2015年9月

2015-09-24 13.52.26WB東京丸の内”丸善”

東京丸の内”丸善”

ただ、本が置いてある場所は音楽のコーナーです。私の書籍だけでなく、この書店ではオーディオの本は雑誌も含めて全部音楽の棚にありました。オーディオ雑誌や専門誌はよく買うのですが、恥ずかしながらこの書店では音楽のコーナーに置いている事は知りませんでした。もっと小規模の本屋さんだと音楽のコーナーもそんなに遠くないのでいいのですが、大型書店では勝手が違います。

img013_mybook

東京丸の内の”丸善書店” 上図が全体配置図、下図が拡大図 (とにかく端っこ中の端っこで人がいない)

 

 

 

 

 

そもそも音楽のコーナーというのは書店の一番人が来ない所に配置されていて、丸の内の丸善書店だと赤の矢印の場所になります。人通りの多いメインストリートから最も遠い、死角というか吹き溜まりの様な場所に音楽コーナーがあります。

2015-09-13 12.42.26WB

渋谷東急本店ジュンク堂の音楽コーナー (休日だというのに誰もいない)

 

 

 

違う書店の渋谷のジュンク堂でも音楽コーナーの場所はもう端っこ中の端っこで、混雑した土日の昼間でもほとんどだれもいない過疎地です。(渋谷の書店の遠景がこれですから。)

書籍には出版社の方で分類コードをつけますが、書店では必ずしもその分類にしたがって配置するわけではなく、独自の判断で置き場所を決めているそうです。

音楽関係の本は売上的には下位の方なので、結果的に一番目につかない場所になってしまうのだと思います。音楽といっても雑誌というより、音楽史とか楽譜とかそういった本が多く、非常に限られた対象の人しか買わないコーナーですので。

ただオーディオ本は音楽関係の人が購入するかというとそうではなく、むしろ電気や機械に興味がある人が凝る趣味なので、購入者の分類からいうと理工学書の電気、PCの場所が最も適しています。わたしもアンプ関係の書籍などを探しますが、だいたい電気、パソコン、ソフト(プログラム)あたりの書棚しか見ていませんでした。オーディオ本を電気の所においてくれれば、今の5-10倍は売れると思いますが残念です。

音楽の演奏をしている人は楽器、演奏法などには凝るのかもしれませんが、再生装置(オーディオ装置)にはほとんど興味がないのが普通です。そこにオーディオ本を置いておいても売れるわけがないのです(そもそもそこに探しに行きませんから)。例えるなら車の雑誌を観光案内のドライブマップのところに置いているようなもので、似ていると考えがちですが、顧客の嗜好という観点からみれば全く的外れです。

おそらくデータに基づいた購入者の行動分析みたいな事を一度も検討したことが無いのだと思います。ジュンク堂、丸善といった大型書店ですらこうですから、本屋さんの世界は結構遅れているのではないかと思います。再販制度で守られているので、本屋さんの進歩というものが止まっているのだと思います。本の売上が落ちているというのはネット社会になって厳しい面もあるとは思いますが、基本的な事ができていないという状況もあると思います。

それではオーディオ本を電気のコーナーに置いてもらうにはどうしたら良いでしょうか?

本屋さんにお願いするのも手ですが、おそらくそうは簡単にいかないでしょう。ここでいいことを思いつきました。本のタイトルを「この本は電気のコーナーに置いてください(音楽の棚にはおかないでね)」とするというのはどうでしょう。これなら置くときにビビって電気の棚に置いてくれるかもしれません。ただ、そのタイトルでは苦情が来ることは必至です(いまの本でも”タイトルと内容が違う”という批判もある様なので)。

今回は本屋さんでの音楽とオーディオの関係について考えてみました。(2冊めの本を出版する予定はありませんので念のため)

最近お気に入りのクラシックCDはこれ ーこれは売ってますー

XRCDのクラッシックが良かったという話をしましたが、これは入手困難でした。もう一つクラシックで音が良いと思えるものがあります。それはこのシリーズ

51Gl0wsO5fL._SX425_
EAN: 0030911190620
Tutti Orchestral Sampler
Reference Recordings

これはその名の通りオーケストラのサンプル集です。
このCDというよりもこのReference Recordingsが出しているCDは録音の質がとても良いのです。
クラシックでは音に透明感、SN感が良く、歪もありません。濁りがなく帯域のバランスもフラットに聴こえます。

音色の美しさという点では前に紹介したXRCDが秀でていたのですが、こちらの方はすべてにわたって優等生というかんじです。このCDの他に数枚買いましたが音の傾向はすべて同じです。ただ難をいえば演奏そのものは普通なんじゃないかと思います。
先日もあるサイトからハイレゾのクラッシックサンプル集(10曲)をダウンロード(購入)して聴いてみましたが、そのハイレゾよりもこちらのCDの方が音質はよく聴こえます。

実はこのCDはHDCDというちょっと変わった方式を用いています。HDCDというのは隠しコードで実は24bitの情報が録音されているそうです。
ただしHDCDが再生できる専用のCDプレーヤーでないとHDCDモードでは再生されません。このHDCD用CDプレーヤーは現在ではハードとしては絶滅しています。

ただし、あるソフトでPCBにリッピングすると24bitの情報で記録することが出来ます。dBpoweramp CD Ripperというソフトを使用してDSPオプションにHDCDをセットしておくと24bitで保存してくれます。

hdcdこのリッパーを使用すると24bitで保存できる(真ん中下段のDSPオプションにHDCDが入っている)

(実はこの情報はヘッドホン祭りで毎回角田先生がスピーカーを使用した試聴会でお話されているのですが、その際にこのHDCD24bitリッピングの話をされていました。ちょくちょく休憩がてら立ち寄っていたのです。)

これをfoobarで再生すると44.1kHz24bit(2116kbps)になっています。
hdcd2-2

24bitで再生すると普通のCDプレーヤーより音質が良くなるかというと、そこは問屋が厳しくて、ほとんど聞き分けることが出来ません。
(そんなもんです)

このReference RecordingsのCDはすべてHDCD型式ですが、まれに普通のCDでもこのHDCDフォーマットで録音されていることがあります。手持ちのCDを見てみたら映画音楽のアルマゲドンがHDCDでした。

5164tPaB-lL._AA160_
またHDCDと記載されていないCDでもHDCDフォーマットで録音されているものもあるそうです(リッピングして初めて判る)。

最近お気に入りのクラシックCDはこれ ーでももう売ってないー

システムが変わると好きなCDが徐々に変わっていくことがあります。スピーカーをC4に変えて少し経ちましたが、最近気に入っているクラッシックのCDがあります。それはこれ。

購入したのは数年前ですが、その時は特に抜群に良いとは思わなかったのですが、最近聴くと非常にいいです。何がいいかというと弦楽器の音色とアンサンブルの美しさです。普通のCDでは苦手なところですが、この録音は素晴らしくいいのです。編集からCD制作過程でXRCDというK2ルビジウムクロック24bitマスタースタンパープロセスを使用しています。この演奏の録音が40年前のものというからさらに驚きです。一つだけ欠点があるとするとピアノが少しだけ固い音ということです。この美しい音色でシューマンの雄大なピアノ協奏曲が聴けるのは幸せです。クラシックCDで録音がいいと思えるものは少ないのですがこれは貴重なCDです。他のタイトルのものも買おうと思って検索したらすべて廃盤になっていました。このCDもすでに廃盤です。ハイレゾのクラッシック音源もいくつか試したのですが、こっちのほうがずっといいです。

パッケージを変えて同じ音源がでているかもしれませんが、ご存じの方がいらっしゃったら是非教えていただきたいと思います。

XRCD 001_640 LIMXR24012

グリーグ:ピアノ協奏曲、シューマン:ピアノ協奏曲

ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン指揮

XRCD 003_640
録音1973年

XRCDは伊達ではない様です

 

 

 

 

表面がこんな感じの織りになっています

 

XRCD 002_640

 

 

他のシリーズも廃盤の様です。

ディズニーのライブ・コンサートは大人がだまされる子供だましでした

4月26日に東京国際フォーラムで開催されたディズニーライブ・コンサートに行ってきました。このコンサートのチケットを購入したのは半年ぐらい前で(そのくらい人気がある)、何故購入したのかすら忘れてしまいましたが、おそらくテレビで、同シリーズのコンサートでパイレーツオブカリビアンの映画音楽の生演奏を放送してて、これ生で聴いてみたいというのが動機だったと思います。パイレーツオブカリビアンのサウンドトラックCDは音質が良く結構聴いていたので。

ディズニーライブ・コンサート

ただこのコンサート、子供向け企画なのはわかっていたのですが、がっかりでした。一応生演奏のはずなのですが、聞こえてくるのはPA装置の音でした。真ん中に大きなスクリーンがあり、その手前でオーケストラが演奏しているのですが、どう見ても(聴いても)生の音ではなくスクリーン横のSPから音が聴こえるのです。しかも試聴席が左寄りだったのですが、左のSPからしか音が聴こえないのです。右にいるコントラバスの音もすべて左1点から聞こえるのですごく違和感があります。PA用のSPですので音質も大して良くなくこれなら家で聞いている方が良かったなと。

一応フルオーケストラに近い人数がいて、演奏しているので生の音も聴こえるはずなのですが、実際には聞こえてきませんでした。口パクならぬオケパクなんてこともあるのでしょうか(まさか)。

8500円でSPの音を聴いてもねー、大した音でもないのに。
それとディズニーの映像と選んだクラシック音楽がまったく合っていない。酷いもんです。
これ子供なら感動するのでしょうか?

ただ一つ良いことが。
配られたチラシをめくっていたら、八神純子さんがフルオーケストラをバックにコンサートをするそうです。しかも場所が上野の東京文化会館大ホール、このホール音響がいいそうなので一度行ってみたかったんです。オーケストラの音も聴けるので一石三鳥です。オジサン世代は音にうるさいので、こういうポップスとオーケストラの融合はまさに的を得ています。今後こういった企画は流行ると思います、いや流行って欲しい、流行ってもらわねば・・・・。

ディズニーのインチキコンサートもこのコンサートを見つけるための前ふりだと考えればいいんだということで妙に納得しています。

八神純子 プレミアム・シンフォニック・コンサート

音響が良いと言われる東京文化会館大ホール

東京芸術劇場のコンサートに行ったら音が良くなっていた(気がする)

久しぶりにクラッシックのコンサートに行ってきました。

実は以前は年に数回はクラシックのコンサートに行ってましたが、昨年春以来1年以上コンサートに行っていませんでした。

生意気なことをいうようですが、昨年春にプラハなどで聴いた音があまりに良かったので、ショックで日本でコンサートに行く気がしなくなってしまいました。指揮者・演奏の問題なら好みの人が来日した時に聞けばいいのですが、私が感じるのはホールの音質の差で、そうなるとどうにもなりません。
例えて言うならアメリカで寿司好きだったアメリカ人が、日本に行って初めて寿司を食べたらショックを受けて、アメリカで寿司を食べる気がおきなくなった、という感じでしょうか。

今回行ったコンサートは池袋の東京芸術劇場で行われた「名曲の花束」で、ブルガリアのソフィア・ゾリステン&ミラ・ゲオルギエヴァ の共演です。この方々は2009年に来日されていて、その時も同じホールで聴いたのですが、なかなか良かったのを覚えています。

バイオリンのソロのミラ・ゲオルギエヴァさんは素人の私が聴いていても「妙にうまいな」と思わせるほどうまいのですが、それもそのはず小さい頃から国際コンクールで優勝し、9歳の頃から共演しているそうです。バイオリンの演奏では、特に難しい演奏でたいていは「ギコッ」とか変な音もまじりますが、弦と弓がこすれる以外の音を出さない人は(それがいいことかどうか知らないのですが)、この人と川畠なりみちさんだけでした。

ここから本題なのですが、音が非常によかったのです。中低域に張りがあって力強さがあり、高域も癖なくきれいな音です。東京芸術劇場は何度も行っていますが、これまでは正直あまり音が良いホールではありませんでした。今回は東京の中でひょっとすると一番いい部類になるのでは?くらいの音でした。今回聞いた席はC-3で前方左の壁よりだったので、ひょっとすると位置のせいかもしれませんが、おそらくホールの音質そのものが良くなったからではと思っています。

今回新たにステージ後方のパイプオルガンを塞ぐ形で、大きな波状の反射板が取り付けられていて、それが後方から客席の天井の方まで伸びているのです。以前はこの反射板はなかったので、このせいで音質が良くなったのかなーと思いました。この反射板、反射させるだけでなく、客席から見るとステージ側の方へギュッと空間を絞った形になっている(立体角が小さくなっている)ので、音質に大きく貢献するはずなのです。

アメリカの寿司も美味しくなったんだなーてことですかね?

それにしても今回もアンコール曲を4曲やっていましたが(拍手がやまないのでやらされていたというべきか)、この(日本の?)習慣どうにかならないものですかね。本編で十分なのに・・・。

丹沢電機さんでの試聴会 -とっても良かった-

7/7(土)に山梨の丹沢電機さんで試聴会を開催させて頂きました。
丹沢電機さんはビル1棟が別棟で建っていて、かなり広いスペースがありました。2Fにピュアオーディオ専用のスペースがあって、国内外大手のオーディオ機器が沢山並んでいました。

社長さんがオーディオ好きでかなり力を入れてらっしゃるようでした。
弊社のプリアンプDCP-210、パワーアンプDCPW-200、DAコンバーターDAC-FA0、フォノイコライザアンプDCEQ-100のフルラインナップでセッティングさせて頂きました。

スピーカーには
JBL S-3900
Fostex GX-250
B&W PM1
をセッティングしてスピーカーセレクターHAS-3S Proで切り替えられるようにしました。

セッティング後の様子

弊社のセッティングの前にここでの標準的な装置での音を参考までに聞かせてもらいました。
国内某大手メーカーのプリメインアンプ30-50万円クラスのモノが置いてありました。
(これより音質が良くないとやばいわけで・・・・)
高級プリメインの音は普通にいい音が出ていました。

次に弊社のシステムのセッティングを行い音出しをしましたが、
自分で言うのもなんですが、セパレートアンプの貫禄が出ていて安心しました。

PM1を鳴らしている時にしばらく席を外されていた、お店の担当の方がいい音ですねと言って入ってこられて、どのSPがなっているんですか?と聞かれたので、「PM1です」と言ったらお店の人がびっくりしていました。PM1がこれだけのスケールで鳴ったことはなかったとのことで、しきりに感心されていました。

PM1の鳴りっぷりは非常によく、確かにそばに行ってPM1が鳴っているのを確かめないと、まるでフロア型のSPが鳴っているのかと錯覚します。
B&Wの805Sは以前所有していてましたが、それとはなり方が全く異なるように思いました。高音域の神経質さが全くなく、それでいて高域を心地よくはっきりと聞かせてくれます。最低域(50Hz以下)が出ない分100Hzあたりを微かに持ち上げているとおもいますが、そのバランスがちょうど良く、が例えるならディナウディオのC-1の方向の音でしょうか(さすがにC1の領域までは到達していませんが、方向性音のまとめ方が似ていると思いました)。

またS-3900で鳴らすとそれはもういい音で、ゆったりとした低音を基調にあらゆるジャンルを心地よく、迫力ある音で鳴らします。

FostexのSPはこれらの中では相性が今ひとつだったかもしれません。このSPは非常にキッチリと作られていて余計な音は全く出さずにひたすら高解像で緻密な音をだします。こちらのアンプと音の傾向が似ているのですが、アンプもスピーカーもそういう傾向ですと、ちょっとやり過ぎに聞こえないこともありません。

試聴会中の様子はこんなかんじです。
試聴会の様子

1時半から3時半まで、十分時間はあったので3種のSPの音質比較、そして最後はレコードもかけてたっぷり聞いて頂きました。

お客様にも感想をその場でお聞きしたのですが、マーラーの2番で、「おなじCDを持っているが、(自分のシステムでは)こんな聴こえ方がしない、音がサーと広がって非常に良かった」ですとか、ちょうど同じJBLのスピーカーをお持ちの方が、「リアル感が全く違う、楽器の違い、演奏者の奏法がはっきりわかるのでびっくりした」と感心して頂きました。

余談ですがこちらの会場では他社さんのスピーカーセレクターを普段お使いで、最初はそれを使用しましたが、弊社のスピーカーセレクターに替えてみました。そうしたら音の雑味の様なものが消えて明らかに音質が向上していました。私は他社のセレクターはほとんど使用したことがなかったので、そういう意味で非常に参考になりました。

この試聴ルームは大きさ的に広めのリビングルーム位の大きさで、ちょうど家庭で聞く環境に近く、セッティングしただけでバランスのとれた音になっていました。ただ一つ反省するところがあるとするとSPケーブルで、試聴会が始まってから気づいたのですが、長さが10mくらいあって、いつもの音よりも若干高域が濁っていたと思います。

ちょうど梅雨明けの土曜日で帰りの中央高速が30Kmの大渋滞で行きが2時間かからなかったのですが、帰りは5hかかりました。

オーディオショップで試聴会をさせていただくのは初めてでしたが、非常に充実した一日で勉強になりました。
この日はビジネスでも十分な成果もあって、主催者としても嬉しい1日でした。

丹沢電機さん、また試聴にいらっしゃった皆様に深く感謝いたします。
ありがとうございました。

7/13(金)はオーディオユニオン千葉店さんで試聴会を行います。
お時間のある方は是非この機会をご利用ください。

最近聴いて良かったCD

最近聴いて良かったCDを紹介します。

いつもNHK-FMを聞いていますが、時々「あ、これはいいな」という曲があるので番組表を調べてCDタイトルを調べ購入して聞いています。

最近良かったのは結果的に映画音楽のCDですね。

これらはお馴染みハンス・ジマーです。この映画自体は段々おちゃらけた感じになっていったのでそれほど好きではないのですが、録音がいいです。もう音質だけで買いたくなる(買ってしまった)1枚です。
今年のハイエンドショウでも1曲かけさせて頂きました。この2枚は似ているのですが、どっちがいいと言えないので2枚挙げておきます。

パイレーツオブカリビアン
呪われた海賊たち

ワールド・エンド オリジナル・サウンドトラック

こちらはハンス・ジマーではないのですが、録音が妙に良いのです。弦楽器がはっとするほど鮮やかで、なめらか、聞いていて本当に心地よい音がしています。日本版は結構な価格ですが、海外版は手頃です。

奇跡のシンフォニー

海外版はこちらで多分中身は一緒ではないかと(こちらの方が安い)
August Rush

ここで紹介したCDは音質的に文句無しです。ただ、映画音楽なので当然のことながらストーリーに沿った音楽になっています。この音質で普通の音楽を録音してもらえたら理想的なのですが・・・・。

追伸。
ついでですが年末に映画「奇跡のシンフォニー」のDVDを見てみたらとてもよい映画でした。ギターの音が良いのも当然といえば当然で、映画の中でもある役割を果たしていたのでした。サウンドトラックを聴いてから映画を見る人はあまりいないかもしれませんが、ああこういうことか、とわかって逆に感動も増す気がしました。