DACチップの性能を比較してみました PCM1704とES9018

■DACチップの比較

今回用いたDACチップのスペックとその解釈について比較してみました。単純にスペックを比較すると圧倒的に差があるのですがよくよく見るとそうでもないのです。

■DACチップのスペック比較

チップ型名
ES9018
PCM1704
コメント

原理

ΔΣ型
マルチビット
 
フォーマット
PCM
DSD
PCM
 
Fs/bit
384kHz/32bit
768kHz/24bit
1704はx8 オーバー・サンプリンク・゙フィルターと組合わせると96kHzまで
CH数
8ch
1ch
 

THDN

DR

 

-120dB

135dB(mono)/120dB(8ch)

 

-102dB

112dB

(Shibasoku725C)

 
出力電流
3.903mAp-p
+-1.2mA
 
電源

Digital 1.2V, 3.3Vx3

Anaolg 1.2Vx2, 3.3Vx2

Digital +-5V

Anaolg +-5V

9018の電源供給端子はさらに多い
組み合せチップ
 

通常 8x digital filterDF-1704とセットで使用

 

 

入力(PCM)

BitCLK

LRCLK

Data

BitCLK

LRCLK

Data

 
OSC

100MHz

(384kHz使用時)

なし
1704は水晶発振器は必要なし
発売
2009年
1999年?
 
価格
約10,000円
5,000円(流通当時)
1704は1chなので2、4(XLR)個必要
標準回路
ESS社の標準回路はアナログ部が貧弱 アナログ回路に長けている ESS社の標準回路だと高周波だらけになる
チップ端子レイアウト
アナログとデジタル端子が交互に並ぶので基板設計しにくい デジタル・アナログに別れている  
備考
基板設計次第で音質が大きく変わるむづかしいチップ デジタルフィルターとセットで96kHzと謳っていたが実は高速・高性能

既に廃番です

 

■PCM1704は実は超高性能

PCM1704は古いDACチップで今では生産中止となっています。流通時でも1個5000円位して、しかも1CHですからステレオでは最低2個、バランスにすると4個必要ですので相当高額なデバイスです。単に高価であるということではなく高価にならざるを得ない理由がありました。このDACチップはラダー抵抗に電流を流してアナログ信号を発生させるのですが、最小ビット付近の抵抗値に非常な高精度が要求されます。半導体は抵抗の精度が出しにくいので製造後にレーザーでトリミングして抵抗値を校正していました。そのため高価にならざるを得なかったのです。

 PCM1704のデータは古い測定器で測った控えめなスペック

それとデータシートをよく見ると、どう考えても実際のスペックは公称値よりもいいのです。スペックはよくても実際の性能は悪いのというのはよくあることですが、なんとこの場合は逆ではないか?と思えるのです。PCM1704は元々Barbrouwn社が開発したもので、この会社は結構j控えめにデータを出す会社だったのではないかと。それとデータはPCM1704が開発された時代は古いのです。データシートによると、何しろ測定データをとっていたのが、この古いShibasokuの歪率計725Cです。今ならAudioPrecision社の高性能オーディオアナライザーを使って、あるものも見えないことにしてしまうくらいお手の物ですが、この頃は逆に歪率系の残留歪を見ているようなものだったかもしれません。

現にデータシートをよくよく見てみると,ベースラインは-140dB程度で確かに最新のDACチップと比べると若干見劣りがします。ただ最近のDACチップ測定では
・測定器が進歩している
・測定器で平均化している
・IV変換部の出力電圧を高くして測定している
等、測定結果がよくなるように条件を微妙に変えているので1対1での実力比較にはなっていないのです。

この図は-90dB の信号を再生した時の信号スペクトルですが、ノイズレベルは-140dBで歪のレベルでも-126dB位です。最大信号レベルを2V(+6dB)とするとダイナミックレンジは146から132dBという事になります。

 

 

一方こちらは-120dBを再生した時のオシロの波

形です。-120dBが再生できていているのですからかなりの実力です。

■基板レイアウトに改良の余地がある

PCM1704の時代が古かったのか、データシートの実装は今なら常識の当たり前のレイアウトが出来ていません。普通デジタル入力部とアナログ出力部は基板のベタアースの部分を別にして、ノイズが混入しにくくするのは現在では当りまえなのですが、PCM1704のデータシートの標準パターン例ではアナログもデジタルも区別がありません 。この点に留意して実装すればスペックよりも更に良くなる可能性があります。

■OPアンプにも改良の余地がある

データシートで推奨しているOPアンプは当時は高性能でも今となっては古く、現代の最高性能のOPアンプを使用すれば、ノイズレベルは-6dbくらいになる計算です。そうなると実力は現在のDACチップ比べても相当なものです。

新しい一眼レフカメラを買いました ーオーディオと共通点もー

ホームページやカタログで製品の写真を掲載するのですが、ちょくちょく業界の人等から、製品の写真はプロに撮ってもらったほうがいいのでは(今のじゃだめよ)とアドバイスされます。それはそうだなーと思いながらも、商品数も多いのでまだプロに撮影を頼んではいません。

それに昔、商品撮影に関する本は何冊か読んでいたので、がんばれば自分でももう少し上手に撮れるかと思っていたのですが、最近、まったく基礎的なノウハウが不足していることがわかりました。

そもそも”物撮り”(こう呼ぶらしい)は後ろから光を当てて露出オーバーにして撮影して、後から画像を補正すると良いそうです。またライトは蛍光灯ではだめで、ストロボ光を天井で反射させて撮影するといいそうです(これを天井バウンスというらしい)。

これまで私は蛍光灯の撮影ライト(ディフーザー付きのやつ)を前方、と上から当ててアンプなどを撮影していました。そもそも蛍光灯は短波長が主体なので色が再現しにくいらしい、道理で難しかったわけです。

左がX5、右がD750・レンズ口径が違うのがわかる

事務所の天井は白で天井バウンスには向いているらしい、おまけに壁も白だし。そういえば以前、”無線と実験”の撮影時にプロカメラマンが来たとき、事務所に入るなり、「こりゃあ、きれいに取れる部屋ですね~」といって喜んでいたのを思い出した。

最近は撮影にキャノンの一眼レフのエントリーモデルEossKissX5というのを使用していました。ただkのカメラ、一眼レフの割には画像品質その他に不満なところがいっぱいありました(とりあえず腕の方は放っておいて)。また一眼レフカメラと言ってもいろいろあって、例えば受光素子の大きさでAPS-Cとかフルサイズ等に分類されているそうです(そんなことすら知りませんでした)。

 

色々調べてもう少し上の機種の一眼レフを購入しようと量販店に行き、話を聞いて結局あとで購入したのがフルサイズのニコンD750です。

 

X5の方はダブルズームだが200mmの方は物取りでは実用にならない? D750は120mmまでのズーム1本

D750で何枚か撮影してみましたが、確かに画像の質感などは明らかに向上していますが、ただそれだけでいい写真が取れているというわけではなく、ライティングや撮影条件などを工夫して行かなければいけないようです。

カメラとオーディオは結構共通点もあって(ちょっと違うかもしれないが)

カメラ オーディオ
受光素子の大きさ SPの口径
被写体 音源
ライティング リスニングルーム
画素数 Fs,ビット数
その他 どちらも簡単には スマフォでできる

という感じでしょうか。

D750はレンズ付きで20万円以上します。購入までちょっと迷いました。お店で実際に触らなかったら、また店員さんと話をしなかったら購入しなかったでしょう。

 

こうして購入側の観点にたつと、”30-50万円のアンプをネットと雑誌の情報で買って!”という弊社のスタンスは無謀に思えます。

私も、もっとお店や弊社で聴いてもらえる機会を増やしたいとは思っているのですが、諸般の事情でなかなか実現していませんということなのですが・・・。

p.s.

取説は5行読んだらページをめくる

カメラの操作は一眼レフでは(私には)結構難しいのですが、取説が異常に小さくて読みにくいです(フマフォ位のサイズで400pもある)。カメラの世界では未だにカメラのプロ専用ベストのポケットに入るサイズに固執しているらしい。せめてA5サイズにしてほしい。現状だと一つの項目を読むのに4pくらいめくらないといけない。(めくるめくカメラの世界だ)

もっと一般向けに作らないと、一般の人には売れないのでは?と思ったら、オーディオも事情は同じですね。

p.s.(その2)

ニコン一眼レフの解説書

その後大型書店に行った時にニコンD750の解説書を買いました。A5サイズで140p1トピックが1pに収まっていて、内容も遥かに読みやすい。カメラの価格に比べれば遥かに安いので、最初からこれを、本体のおまけとして入れておいてくれればいいくらいです。

オーディオデザインのアナログオーディオフェア2017はこんな感じでした

6/10-11に秋葉原・損保会館で開催されたアナログオーディオフェアに出展しましたのので報告します。

当社出展の様子

当社は今回テーブル出展でブースの様子はこんな感じでした。アナログレコードプレーヤーはClearaudioさんのPerformance DCというモデルで、これを当社のDCアダプターで駆動しています。このプレーヤーはターンテーブルがPOMという樹脂製で、スピンドル部は磁気浮上して抵抗をなくしているという特徴があります。アームはGlanzさんのものを装着しオルトフォンのMC-30Wを装着しました。このプレーヤーは好きリとした上品なデザインでお客様が実物を見た印象も好評でした。

当社のフォノイコライザアンプはDCEQ-100をマイナーチェンジした物でDCEQ-100SEとなります。CR型でこれだけの低雑音の物は珍しく、お客様の中にもびっくりされている方がいらっしゃいました。

お客様の数は約3000名で速報では微増だとのことでした。レコードに限った展示会でこれだけのお客様に来ていただけた事は盛況だったと言っていいでしょう。

他ブースの音

今回私も合間をみて他のブースを回ってみたのですが、音出しのブースでは皆さんなかなか良い音がしていました。普通のデジタル音源によるオーディオ展示会よりも音質がいいのではないかと思いました。

例えばフェーズメーションさんが鳴らしていたソナスファーベルSP、タンノイSPを鳴らしていたラックスマンさん、フォーカルを鳴らしていたロッキーインターナショナルナショナルさん、スペンドールを鳴らしていたトライオードさんの音は素晴らしかったと思います。

カートリッジ

私はどちらかと言うとCD音源を聴いていて、レコードはまれにしか聴いていないので、レコード関係の知識も古く、今回いろいろと勉強になりました。例えばレコードカートリッジは10万円クラスになるとボロンカンチレバー、ラインコンタクト針のモデルが数社から出ていて(それ以上の価格帯の差がよくわから買ったのですが)、人気のあるカートリッジも、昔とはだいぶ変わっているようでした。

気になる商品

私が見つけた気になる製品はこちらです。

アイコール㈱の吸着ターンテーブルシート・IQ1300A

原理は昔オーディオテクニカで出していた製品と同じようなものですが、こちらはマグネシウム製です。知らなかったのですがマグネシウムは制振性にも優れているそうです(実際に叩いても響かない)。お値段は7万円とちょっとするのですが欲しくなる商品でした。発売は今年の9月だそうです。

レコードも幾つか買ってしまいました。

まだ聴いていないのですが、お向かいのステレオサウンドさんで売っていたこれ、音質期待しています。

MIXER’S LAB CHECKING DISC BY MUSIC (アナログレコード3枚組)

実は昔似たようなレコードがありました。すぎやまこういちさんプロデュースしたLPで、これは音楽でステレオシステムをチェックするという、その企画が面白いだけでなく、その中の音楽がずば抜けて良い録音だったのです。ところがいい加減レコードが擦り切れてきて、残念ながら昔の様ないい音がしなくなって来て悲しくなってきたろころでした。

この新しいLPの音質が気に入ったらこちらも買ってみようと思います。

MIXER’S LAB SOUND SERIES Vol.1 (アナログレコード2枚組)

ただこれ、デジタル音源なので、それならデジタルで聴けばいいじゃんといえばそれまでなのですが・・・。

他にもLPを5-6枚買ってしまいました。またミイラになりかけています。

今週末のアナログフェアに出展します

今週末6/10(土)-11(日)秋葉原損保会館で開催されるアナログフェアに出展します。

内容は

レコードプレーヤー

ClearAudio のPerformance DCにと電源に当社DCアダプターDCA-12VHCの組み合わせで、アームはGranzのMH-9Bになります。

 

clearaudio Performance DCこのプレーヤーは軸受部の磁力でターンテーブルが浮いている。そのターンテーブルはPOM (樹脂)せいで4cmあって結構重い。駆動はベルトドライブでDCモータを使用している。そのモーターの駆動に付属のスイッチングレギュレーターに変えて弊社DCアダプターを使用すると何故か音がよくなる。このプレーヤーはやや明るい音色がするのだが、その一種のきつさが取れて重心が下がった音になるという感じでしょうか。まるでアンプ回路に使用した時と同じ現象が起きるので不思議です。今、輸入代理店のヨシノトレーディングさんが、こちらのDCアダプターとセットで(お店に)売り出しています。

DCA-12VHC

フォノイコライザアンプ

DCEQ-100SEになります。

DCEQ-100

ヘッドホンアンプ

DCHP-100

という組み合わせでレコードをお聴きいただけます。

201の大部屋でテーブルでの出展となります。ご興味のある方は是非お越しください。

 

 

レコードプレーヤの針圧設定が結構当てにならないので注意

レコードプレーヤの針圧設定が結構いい加減かもしれないので注意が必要です。

カートリッジの針圧設定は本来の性能を発揮するために重要な項目です。レコードプレーヤーで設定した針圧を測ってみたら、かなり外れている場合があったので要注意です。

アナログフェアに向けてレコード再々環境をいろいろといじっていました。昔なら天

針圧計

秤みたいな針圧系でしたが、最近はデジタルの針圧系が安く1000円位で出回っていて、試しに買ってみました。付属の5gのおもりで試すとほぼぴったんこ。

 

続いてレコードプレーヤPL-L1で測ってみると、設定針圧1.8gに対して実測時1.74gと「良いではないか、良いではないか」という感じでした。

良いではないか

次に最近中古で入手したPL-50LⅡで測定してみると設定針圧2.3gに対して、実測値3.2gと恐ろしいことになっていました。

2回転しているので2.3gのはずが

このプレーヤーは中古なので本来の性能を発揮していないのだと思いますが、それにしても全レコードを傷つけてしまうかもしれない誤差にびっくり。

皆さんも針圧計で一度は確認したほうがいいと思います。

ちなみにPL-50LⅡは後ろのおもりをくるくる回して針圧を設定する一般的なもので、PL-L1の方は内蔵されているバネ(時計のゼンマイみたいな物が円筒部に内蔵されている)で針圧を掛けるダイナミック式です。

フォノイコライザアンプをマイナーチェンジさせていただきました(そしてこっそりと値上げも・・・)

それと弊社のフォノイコライザアンプをマイナーチェンジしました。DCEQ-100がDCEQ-100SEという型番になりました。主な変更点は

 

・ACインレットを高周波フィルター付きのものに変更
・安定化電源を更に良いものに改良
・実装技術の改良による残留ノイズ低減

になります。
セカンドエディションはパネル面文字に変更はありません。リアパネルのACインレットにより識別できます。(2nd EditionのACインレットは金属ケースに入っています。)

音色も更に良くなり、聴感上のSN比もだいぶ改善されていて、MCカートリッジでもほとんどハム・ノイズ音が気にならないと思います。

そしてお値段も税別250,000円に変更させていただきます。

またアナログフェア(6/10-11)ではDCEQ-100SEを展示(HP試聴)させていただきます。

オーディオデザインのototen音展2017はこんな感じでした 

先週末5/13-14に東京フォーラムで開催された音展2017が終わりました。

 

セッティングと当日の様子

当日セッティングはこんな感じです。この部屋はG609という場所で正方形の部屋で、ほぼ正方形の形で39m2です。個室の中では最も小さい方です。

オーディオデザインototenスピーカーはDynaudionoのC4とエラックのBS312が見えています。

この部屋の音響特性は普通で、悪くはありません。ただ定在波の影響か100Hzあたりにボンツキが感じられました。それでも昨年のAudioBaseの部屋(まるで残響室の様)よりは遥かに良かったです。

本来ならSPと椅子の距離をもう少し離したかったのですが(C4は離れて聴くもの)、距離が取れませんでした。

音展のデモにつて

デモの進め方は主にC4を鳴らし、最後に小型のSPを鳴らすという手順で行いました。C4よりもBS312やkenwoodのKsシリーズのSPの方が皆さんの反響は大きかったようです(C4でよくても驚きはしないというか)。エラックはDynaudioよりも皆さんに馴染みがあるので、「これまでに聴いたエラックとはまったく違う」と(いい意味で)驚かれた方も多くいらっしゃったようです。Kenwoodの方もこのSPからこんな音が出るなんて、アンプがよほどいいんだなーという声があったそうです。

場所がいいだけあって、常時10-15名程度コンスタントにお客様にいらっしゃって頂いた様です。

音展の「感想」

ただ音展はカーやAV系のお客様も来るのでもう少し来てくれても良かったのになーと言う感じです。今回の来場者数の速報では13000人だそうで、前回2015年(2016はなかったので)の約2万人弱(お台場開催)よりも遥かに減っています。場所が良くなっていることを考えると半減位のかんじですかね。

音展のイベントも音楽の演奏なんかに力を入れていたようですが、”生音楽を聴く人”と”オーディオ装置に凝る人”というのはまったく層が別なので、生演奏で集客してても意味が無いというか、ただの無駄遣いにしか思えないのですがどうなんでしょう。

ハイレゾペケペケの話も展示会でやらなくてもなーという感じです。

音展はオーディオ協会が主催していますが、当社はオーディオ協会の会員ではないので(法人年会費40万円は高すぎて・・・)、あまり偉そうなことはいえないのですが。

音展のトラブル(ヤマトには困ったもんだ)

今回の音展は機材の搬入については自社配送が不可で、すべてヤマトホームコンビニエンス(ヤマトの家財宅配便の会社)を使用しなければいけませんでした。この会場は搬入用エレベーターが1個しか無く(一般のエレベーターでは搬入できない規則)、大変なので有名です。当初前日の10:30までに機材が届くので、現場待機するよう指示されていましたが、実際に届いたのが午後4:30で6時間無駄に待たされました(一番忙しい時間なのに・・・)。8時には退去しなければいけないので、もう配置して接続したらおわりで、肝心の調整のようなことはまったく出来ませんでした。ヤマトのズサンさは他にも沢山ありますが・・・。

今回初めて音展に出展しましたが、この展示会は当社の感覚からするとべらぼうに高いので来年はどうしようか思案中です。

おまけで特性を

一応この部屋での周波数特性を測ってってみました。時間がないのでササッと測ったものなので見栄えは今ひとつです。聴感上との相関はというと・・・うーん、よくわかりません。

BS-312 Lch

BS-312 Rch

 

 

C4 Lch

C4 Rch

 

 

 

 

 

 

 

 

オーディオデザインのototen音展2017はこんな感じです

今週末5/13(土)-14(日)は音展が開催されます。

弊社はG609単独ブースにてデモを行います。出展内容は次のとおりです。

使用機器

入力機器/
CDプレーヤー DENON DCD-SA1/
DAコンバーター DCDAC-200(新製品)

アンプ
プリアンプ  DCP-240 / パワーアンプ DCPW-120(新製品)/
プリメインアンプ DCPMA-100

スピーカー
Dynaudio C4 (メイン)/ Elac BS312 (超小型代表)/
KENWOOD LS1001 (超安価代表)

メインSP Dynaudio C4

「KENWOOD LS1001」の画像検索結果

時間割

毎時00~45分までデモを行い、45分~00時まではフリータイムとします。各種ご質問はフリータイムの時間にどうぞ。

デモSPについて

音だけ出していてもどれが効いているのかよくわからないと思いますので、SPはメインのC4の他に、(超)小型SPとしてElacの312、さらに近所のハードオフでペアで4000円で買った中古のSPで鳴らします。こうすることで音質のどの辺がアンプの傾向か、SP起因かが推測していただけます。

新製品

DACとパワーアンプが新製品になります。

Progressive  USB-DAコンバーター DCDAC-200

DACはUSB対応で192kHzPCMとDSD5.6MHzまで再生できます。特徴はDACボードを複数搭載して聴き比べが出来ることです。デモ機ではマルチビットDACの最高峰PCM1704と現代の代表格ES9018の2種のDACを搭載しています。また時代に応じてDACボードなどを交換できるため、プログレッシブ(Progressive)USB-DACと称しています。価格はこの構成で50万円、6月発売予定です。

パワーアンプ DCPW-120

パワーアンプは新型、DCPW-120になります。100W+100W出力でRCAの他XLR入力対応、さらにBTLモノーラル接続も可能です。2階建て構造、大きさはこれまでのDCPW-100、200と同様ですが、デザインは一新されています。今夏発売予定で価格は45万円位で考えています。 

新製品の外観などは当日のお楽しみという事でお願いします。

皆様のご来場を心からお待ちしております。

当日の使用機器は事情によリ変更する場合もございますのでご了承下さい。

アナログ・レコードプレーヤー”Performance DC”にDCアダプターが効く という話

Clear Audio 社のアナログ・レコードプレーヤーに”Performance DC”(ヨシノトレーディング取扱)というモデルがあります。

clearaudio Performance DC

Clearaudio Performance DC

+

DCA-12VHC

セラミック製の軸を使用しベアリング部は磁石で浮かせるという革新的な機構を持ち、トーンアームはカーボンファイバー製というすぐれものです。こちらのプレーヤーはDCモーターで駆動されていて、通常付属のDCアダプターを使用します。

その付属のDCアダプターの代わりにオーディオデザイン社のDCアダプター・DCA-12VHCを使用すると音がかなり良くなるそうです。信号経路とは関係ないのに何故?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、汎用のアダプターから高周波ノイズを拾ってしまっているのでしょう。

弊社のDCアダプターDCA-12VHCは輸入代理店のヨシノトレーディングさん公認ですので安心してご使用下さい。

こんなところにもDCアダプターが効くというお話でした。

成功しているIT企業は意外と人との関わりを大切にしている・・・・のかも知れない….

御存知の通り当社は主にネットでアンプやセレクターを販売しています。インターネットから注文をしてもらう際に使用している注文フォームも時代とともに変わって来ています。

1. 自分で作った申し込みフォーム -->
2. ColorMeというネットショップシステム -->
そして現在は、
3. Eストアさんのネットショップシステム
を使用しています。

ショッピングカートというシステムは技術的に難しいので、専門のネットショップを利用することになるのですが、最初に使用したColorMeでは大変な目にあいました。そこでブログも書いていたのですが、なんと突然、全面的にブログ機能を閉鎖する(すべてのユーザーに対して)という通知が来て、これまでに書いたブログが閲覧すらできなくなるとのことでした。加えてブログの内容を移行するツールさえ用意されませんでした。

お陰でそれまで書いてきた膨大の内容のリンクが無効になり、文章と数百枚の写真(リンクも)などを手作業で移行しなければいけないという羽目に陥りました。なんとかワードプレスに移しましたが、当然以前のリンクはすべて無効となりましたので、これまでの努力も水の泡です。

これに懲りて、新しく探したネットショップさんがEストア(ショップサーブ)さんです。利用してみて気づいたのですが、こちらの会社はネットショップでありながら、結構人がいろいろと動きます。先日のラジオ出演の話もこちらの紹介ですし、その他にも営業の担当者の方がいろいろとアドバイスをしてくださいます。なぜかと不思議に思ったのですが、結局それでこちらの売上が伸びると、ネットショップさんの方もいろいろと手数料がらみの売上に繋がるのだそうです。

Eストアさん主催のイヤーエンドパーティー(ヒルトンホテルにて)

ネットショップというと、問い合わせはメールだけというのが多いのですが(とはいってもメールしてもほとんどまともに答えてくれないんですけどね、ColorMeのグループなんかそう)、意外とIT企業も人というか、しっかり営業活動をしているところが伸びているのかな?と感じています。

先日Eストアさんが主催したイヤーエンドパーティーに招待していただき参加してきました。場所はなんとヒルトンホテルでコース料理が出ました。ここでネットショップ大賞などの発表をするのです(当社は入選はしていませんただの参加者ですが・・・)。

Eストアさん主催のイヤーエンドパーティー(ヒルトンホテルにて)

そういえば、google検索にも広告を出していますが、まれにgoogleの担当者から「こうした方がいいですよ」とアドバイスの”電話”がかかってきます。IT企業も、(成功しているところは)意外と人が動いて活動しているじゃないかな~と思う今日このごろです。

オーディオアナライザ~でDAコンバータ~を調べてみました (やっべ~ぞ)

ローデシュワルツのオーディオアナライザーUPLを導入したことを以前お知らせしました。今日はその測定例を紹介します。

オーディオアナライザ~R&SのUPL

このオーディオアナライザーは相当古いものです。基本的にコンピューターで計測を制御していますが、OSが何しろWindows95の前のMS-DOSですから。それで安全か?ですって、まちがいなく安全で安心です。何しろLANもUSBもついていませんから。

その代わりデータの転送に偉い苦労します。付いている媒体はFDDフロッピーディスク、ただこれにデータ保存する手順がテキストコマンドをハッカーのようにバチバチ打たないといけないので、使い物になりません。マウスなんておしゃれなものも(オプションにはあるようだが)付いていません。

とは言えオーディオアナライザーとしての基本性能は極めて優秀で、今でも立派に通用します。これまで使用していたパナソニックのVP-7723Aよりも一桁下のTHDを測定できますし、何よりFFTによる解析機能に優れています。

測定結果は測定器の10インチぐらいのディスプレイに表示されるので、それで不便はないのですが、画像くらいは取り込みたい。やろうとするとこの様なフローになります。

外部モニター用のVGA出力はありますので、これを一度ビデオ信号に変換し、ビデオキャプチャーで今のPCに取り込めます。こう書くと簡単ですが、ここにたどり着くまでに相当の労力を費やしました。

それにこのオーディオアナライザーUPLにはデジタルの入出力もついているので、DAコンバーターの測定にも便利です。

今回はDAコンバーターの測定結果を紹介しましょう。

DAコンバーターDACFA0(PCM1704)のスペクトル  Fs=48kHz

下の画像はこの測定器UPLからSPDIF信号(Fs=48kHz)光で1kHzサイン波を出力して、弊社のDAコンバーターのアナログ出力を調べたものです。 0dB出力時にで約2V(6dBV)の出力が出ていて、THD+Nが0.006%であることがわかります。スペアナ波形(横軸の単位はkHzです)を見ると、THDの主成分は第2高調波であることがわかります。

ノイズも含めて0.006%というのは相当に優秀でカタログスペックの約2倍に収まっています。カタログスペックよりも悪いと思われるかもしれませんが、カタログデータはFs=768kHzで、しかもフィルターを入れ、かつ平均値を取っているようなので(カタログデータと言うものはそういうものです)、この実測データは相当いい感じです。

DAコンバーターDAC-FA0の歪分布

こちらはDAC-FA0の高調波歪み分布です。次数が高くなるに従って減少していっています。

次にもう少し新しいDACチップのTHDを見てみましょう。こちらは試作したUSB-DACで使用したESS社のES9018の特性です。THD+Nは0.0075%でPCM1704と同程度です。ただ、スペクトルを見てもらうとわかるように、高調波歪はほとんどなくむしろノイズの方が主成分に見えます。(ES9018の方がTHDがずっと小さく見えるのは縦軸のスケールが異なるからです)

ES9018のスペクトル、Fs=48kHz

 

ES9018の歪分布

こちらのTHD成分を見たのがこちらで、第2から第9高調波まで同程度に検出されています。ただノイズを除いた全THD成分は0.0013%と非常に小さい値です。ES9018は内部でノイズシェーピングをしているのですが、可聴帯域までノイズがおりてきているのでしょうか?

以上はFS=48kHzのデジタル信号を入力した時のデータですが、残念ながら測定器UPLでは48kHzが上限です(何しろ古いので)。

かわりにサンプルレートコンバーターで96-384kHzまでアップサンプリングして入力した結果がこちらになります。

ES9018/Fs=96kHz

ES9018/Fs=96kHz

ES9018/Fs=192kHz

 

ES9018/Fs=384kHz

サンプリングレートを上げると高調波歪が逆に増加していることがわかります。悪化したといっても0.001%レベルですから、悪化というより”見えすぎちゃって困るの~”という感じですが。

使用したサンプルレートコンバーター(SRC)はAK4137です(実はこのAK4137相当なくせ者です)。THDが悪化したのはDACチップのせいではなく、SRCの影響である可能性もあります。SRCを使う限りTHDの特性上はメリットが無い様です。

とまあ、こんな解析も簡単にできるようになりました。