最近お気に入りのクラシックCDはこれ ーこれは売ってますー

XRCDのクラッシックが良かったという話をしましたが、これは入手困難でした。もう一つクラシックで音が良いと思えるものがあります。それはこのシリーズ

51Gl0wsO5fL._SX425_
EAN: 0030911190620
Tutti Orchestral Sampler
Reference Recordings

これはその名の通りオーケストラのサンプル集です。
このCDというよりもこのReference Recordingsが出しているCDは録音の質がとても良いのです。
クラシックでは音に透明感、SN感が良く、歪もありません。濁りがなく帯域のバランスもフラットに聴こえます。

音色の美しさという点では前に紹介したXRCDが秀でていたのですが、こちらの方はすべてにわたって優等生というかんじです。このCDの他に数枚買いましたが音の傾向はすべて同じです。ただ難をいえば演奏そのものは普通なんじゃないかと思います。
先日もあるサイトからハイレゾのクラッシックサンプル集(10曲)をダウンロード(購入)して聴いてみましたが、そのハイレゾよりもこちらのCDの方が音質はよく聴こえます。

実はこのCDはHDCDというちょっと変わった方式を用いています。HDCDというのは隠しコードで実は24bitの情報が録音されているそうです。
ただしHDCDが再生できる専用のCDプレーヤーでないとHDCDモードでは再生されません。このHDCD用CDプレーヤーは現在ではハードとしては絶滅しています。

ただし、あるソフトでPCBにリッピングすると24bitの情報で記録することが出来ます。dBpoweramp CD Ripperというソフトを使用してDSPオプションにHDCDをセットしておくと24bitで保存してくれます。

hdcdこのリッパーを使用すると24bitで保存できる(真ん中下段のDSPオプションにHDCDが入っている)

(実はこの情報はヘッドホン祭りで毎回角田先生がスピーカーを使用した試聴会でお話されているのですが、その際にこのHDCD24bitリッピングの話をされていました。ちょくちょく休憩がてら立ち寄っていたのです。)

これをfoobarで再生すると44.1kHz24bit(2116kbps)になっています。
hdcd2-2

24bitで再生すると普通のCDプレーヤーより音質が良くなるかというと、そこは問屋が厳しくて、ほとんど聞き分けることが出来ません。
(そんなもんです)

このReference RecordingsのCDはすべてHDCD型式ですが、まれに普通のCDでもこのHDCDフォーマットで録音されていることがあります。手持ちのCDを見てみたら映画音楽のアルマゲドンがHDCDでした。

5164tPaB-lL._AA160_
またHDCDと記載されていないCDでもHDCDフォーマットで録音されているものもあるそうです(リッピングして初めて判る)。

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