2017年も頑張ります -オーディオデザインの近況と抱負-

お正月も明けてそろそろバリばり働き始めた頃と思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

毎年、年明けはお正月休みにネットや雑誌をご覧になった方からご注文をいただくので、結構忙しく過ごしております(アンプ製品で納品をお待ちの方申し訳ございません)。

年初に当たり、近況と現在の考え方などについてご紹介したいと思います。

1. あたらしい測定器を導入しました

上が新しく導入したオーディオアナライザーUPL、 下がパナソニックのオーディオアナライザー

rohde & schwarz社のオーディオアナライザーUPLを新たに導入しました。周波数・位相特性、歪率、SN,信号スペクトルなどが総合的に測定できます。

これまでパナソニックのVP-7723Aというオーディオアナライザーを使用していました。これでもTHD等の単体測定には充分で、PCと接続して自動測定も出来るようにしていたので一通りの測定は出来ました。

ただバランス信号の発振器がないてめに不自由していました(バランスアンプ自体の測定はHOT/COLD別々に測定すれば可能でした)。

測定器群 結構な迫力?

今度の測定器はPCが内蔵されていて、デジタル解析結果が画像で見れるのでかなり進んでいます。バランス入出力でTHD測定と同時にFFTスペクトルも表示できます。SPDIF等のデジタル信号も解析可能です。この測定器定価は500万円とかなり高価で手が出ませんでしたが、古い機種でしたら中古でなんとか変えるくらいの値段になりました。

詳細はまた別の機会に報告したいと思います。

 

2. 今年の展示会の予定

今年は以下の展示会に出展します。音を聴ける機会も増えますのでよろしくお願いいたします。

ⅰ. 5/13-14 音展・ototen・東京フォーラム

今年は5月に音展に出展します。音展は今回初めて東京フォーラムでの開催となります。奮発して個室に出展しますので皆さん是非お立ち寄り下さい。

ⅱ. 6/10-11 アナログフェア・損保会館

テーブル展示となります。音出しのデモはありません。

ⅲ. 10/13-14 Tokyo Audio Base 2017・ホテルマイステイズお茶の水(昨年と同じ)

昨年と同様に個室で音出しします。今年は残響過多な点は改良したいと思います。

ⅳ. ヘッドホン祭り・ポタ研

2月のポタ研については未出展となります。新製品が間に合わないので・・・・。

3. デモ機・試聴の考え方

過去いろいろなことに遭遇しまして、現在個人貸出は行っておりません。

具体的な再開スケジュールはございませんが、再開するとすれば敷居をかなり高くするしかないと考えております。

4. 新製品について

鋭意努力して新製品の開発を進めております。といっても最近はなかなか時間が取れません。USB-DAC他を今年中に出す予定です。

5. 当社・製品のポジショニングについて

会社設立時には「もっと低価格でいいものが出来るのでは」という思いで始めましたが、普通よりも低価格に設定すると、いいことばかりではないようです。普通に対価を払っていいものを購入したいというお客様に接することができにくくなってしまうのです。最近は低価格であるがゆえのデメリットを、多く感じています。結果的にはビジネス上の主力商品は将来的には100万円クラスになるのではないでしょうか。

この価格帯になると、手軽に楽しもうという方とは一旦ちょっと離れる事になってしまうかもしれません。ただ、低価格帯の商品をラインナップに加えるためにも、しっかりとした屋台骨が必要で、そのためにもこれまでよりも高価な価格帯で地位を確立しないといけないと考えております。

以上、年頭にあたり現在の考え方をご紹介させていただきました。
今年もよろしくお願いいたします。

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