ホームページやカタログで製品の写真を掲載するのですが、ちょくちょく業界の人等から、製品の写真はプロに撮ってもらったほうがいいのでは(今のじゃだめよ)とアドバイスされます。それはそうだなーと思いながらも、商品数も多いのでまだプロに撮影を頼んではいません。
それに昔、商品撮影に関する本は何冊か読んでいたので、がんばれば自分でももう少し上手に撮れるかと思っていたのですが、最近、まったく基礎的なノウハウが不足していることがわかりました。
そもそも”物撮り”(こう呼ぶらしい)は後ろから光を当てて露出オーバーにして撮影して、後から画像を補正すると良いそうです。またライトは蛍光灯ではだめで、ストロボ光を天井で反射させて撮影するといいそうです(これを天井バウンスというらしい)。
これまで私は蛍光灯の撮影ライト(ディフーザー付きのやつ)を前方、と上から当ててアンプなどを撮影していました。そもそも蛍光灯は短波長が主体なので色が再現しにくいらしい、道理で難しかったわけです。
事務所の天井は白で天井バウンスには向いているらしい、おまけに壁も白だし。そういえば以前、”無線と実験”の撮影時にプロカメラマンが来たとき、事務所に入るなり、「こりゃあ、きれいに取れる部屋ですね~」といって喜んでいたのを思い出した。
最近は撮影にキャノンの一眼レフのエントリーモデルEossKissX5というのを使用していました。ただkのカメラ、一眼レフの割には画像品質その他に不満なところがいっぱいありました(とりあえず腕の方は放っておいて)。また一眼レフカメラと言ってもいろいろあって、例えば受光素子の大きさでAPS-Cとかフルサイズ等に分類されているそうです(そんなことすら知りませんでした)。
色々調べてもう少し上の機種の一眼レフを購入しようと量販店に行き、話を聞いて結局あとで購入したのがフルサイズのニコンD750です。
D750で何枚か撮影してみましたが、確かに画像の質感などは明らかに向上していますが、ただそれだけでいい写真が取れているというわけではなく、ライティングや撮影条件などを工夫して行かなければいけないようです。
カメラとオーディオは結構共通点もあって(ちょっと違うかもしれないが)
カメラ | オーディオ | |
受光素子の大きさ | SPの口径 | |
被写体 | 音源 | |
ライティング | リスニングルーム | |
画素数 | Fs,ビット数 | |
その他 | どちらも簡単には | スマフォでできる |
という感じでしょうか。
D750はレンズ付きで20万円以上します。購入までちょっと迷いました。お店で実際に触らなかったら、また店員さんと話をしなかったら購入しなかったでしょう。
こうして購入側の観点にたつと、”30-50万円のアンプをネットと雑誌の情報で買って!”という弊社のスタンスは無謀に思えます。
私も、もっとお店や弊社で聴いてもらえる機会を増やしたいとは思っているのですが、諸般の事情でなかなか実現していませんということなのですが・・・。
p.s.
カメラの操作は一眼レフでは(私には)結構難しいのですが、取説が異常に小さくて読みにくいです(フマフォ位のサイズで400pもある)。カメラの世界では未だにカメラのプロ専用ベストのポケットに入るサイズに固執しているらしい。せめてA5サイズにしてほしい。現状だと一つの項目を読むのに4pくらいめくらないといけない。(めくるめくカメラの世界だ)
もっと一般向けに作らないと、一般の人には売れないのでは?と思ったら、オーディオも事情は同じですね。
p.s.(その2)
その後大型書店に行った時にニコンD750の解説書を買いました。A5サイズで140p1トピックが1pに収まっていて、内容も遥かに読みやすい。カメラの価格に比べれば遥かに安いので、最初からこれを、本体のおまけとして入れておいてくれればいいくらいです。