第3回MJオーディオフェスティバルはこんな感じでした

昨日3/4(日)に第3回オーディオフェスティバルが損保会館で開催されました。その

様子を簡単に報告します。

当社は502号室の共用スペースにて展示デモしました。スピーカーは今回DynaudioさんからCONTOUR 30をお借りして使用しました。

 

この部屋は比較的スペースもあってデモしやすい部屋だったと思います。

おかげさまで沢山の方にご来場頂きました。当社デモ中の様子はこんな感じです。

当日は35分のデモを各社2回行いました。

肝心の音ですが、当日の音は今ひとつ伸びが無いこじんまりとした音で、もう少しいい音をお届けしたかったです。Contour30シリーズはDyanudioのONandONで鳴らしたことがあって、そのときはなかなかいい音がしていたのですが….。まあ今回は機材も最小限にしましたし、時間的にも、(デモ用アンプ類を2セット用意するのがやっとで)どうにもなりませんでしたの仕方ないかと思います。

自分のでもはともかくとして、小澤先生のスピーカーが凄い

お隣の503号室ではMJ・テクノロジーオブザイヤーの優秀賞を受賞した機器を小林先生と井上先生が鳴らしながらコメントするという、とても魅力的なイベントが行われていました。このMJの賞はメーカーの営業力がほとんど影響していないので、純粋に音の善し悪しで受賞が決まります(と私は思っています)。受賞機器はどれも間違いのないものだと思います。当社のパワーアンプとDACも鳴らして頂きました。

さらにその後にスピーカーシステムの製作でおなじみの小澤先生が作られたスピーカーシステムを鳴らしました。当社のプリメインアンプDCPMA-100をメインとして、サブウーハー駆動用にDCPW-240を使用する贅沢なアンプ構成です。基本的に軽い振動板のフォステクス製フルレンジをミッド、ウーハーに使用して、ツイーターとサブウーハーを追加する構成でした。

この音はすごく良かっです。低域のトランジェントがよく、透明感のある中高音でオーケストラのスケール感もよく出ていて、大太鼓の音も難なくこなします。当社のアンプとの相性も抜群でした。この音質は500万クラスの海外製スピーカーを使って、うまく行った場合になんとか出る音ではないかと思います(それくらい良かった)。

正直私はフォステクスのスピーカーシステムの音はあまり好きな方向ではありませんでしたが、このフォステクスのスピーカーユニットを使ったシステムはまったく違った方向の音でした。

後で無線と実験誌の小澤先生の記事をよく読んでみて、システムの特徴がわかりました(普段SPの製作記事はよく読んでいなかったのです・・・)。

・フルレンジスピーカーの軽量コーンをなるべく大事な帯域で使用し、超高域と超低域だけ補足している。(低域を欲張ったウーハーは、コーン紙が重いので、フルレンジスピーカーでカバーできない最低域でのみ使用する。)あのトランジェントの良さには理由がありました。

・ネットワークには4次フィルターなどを駆使して、帯域外の有害な音が極力出ないようにしている等、技術を駆使している

・シミューレーション、測定を駆使して,メーカー顔負けのきれいな特性を得ている

・箱は一見普通の四角に見えますが、寸法比、吸音材の量、入れ方なども測定をしながら最適化されている

・スピーカーユニットも、一見普通に見えて抄紙というフォステクスの最新技術のものが使われている。使っていたSPユニットの中には、すでに販売終了だが大人気のFE208-Solという名機(?)を使用していた。

などなど、改めて読んでみるといろいろと勉強になります。

私はアンプを売るのが仕事なので、SPはできるだけ一般的なものを使う必要があるのですが、個人で楽しむのであれば、このSPシステムを真似るのが一番いいかと思いました。

次回展示会予定

この次の展示会出展は6月9日(土)10日(日)のアナログオーディオフェア(損保会館)になります。

新しいフォノイコライザアンプをお披露目すべく鋭意開発中です。

 

 

 

 

 

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