新型パワーアンプDCPW-200の進捗状況

新型パワーアンプの近況についてご報告させて頂きます。

DCPW-200のデザイン

まずデザインですが、昨年のハイエンドショーでお披露目した形から変更しました。CADデザインはこんな感じです。

DCPW-200のデザイン

デザインが斬新な分、加工にもいろいろと工夫が必要で、現在詳細を各種検討しています(ですので時間がかかっています)。

DCPW-200の機能
DCPW-200はRCA入力、XLRバランス入力の両方に対応しています。さらに出力もステレオ出力とモノーラル出力の両方に対応しています。ですので、動作モードとしては
1. RCA入力、ステレオ出力
2. RCA入力、モノ出力
3. XLR入力、ステレオ出力
4. XLR入力、モノ出力
の4つをリアパネルのツマミで切り替えるようになっています。

DCPW-200のリアパネル

2と4のモノーラル出力はBTL出力となります。
特に2の場合、RCA入力をクロスフィールドバック方式のアンプを通して完全なバランス信号に変換し、その後左右のCHにHot、Coldを振り分ける本格的な方式です。

出力の仕様はステレオ時150W+150W(8Ω)で、モノーラル時は600W(8Ω)です。

DCPW-200の特徴
最も特徴的な性能はダンピングファクター(DF)が5000程度あるということでしょう。DFを5000程度に持ってくるには回路的に相当の工夫が必要です。DFが5000になるとDF500のものよりも聴感上ダンピングが良くなるかというとそうではなく、より細かな情報が出てくるとご理解いただいたほうが良いと思います。
その他の性能はDCPW-100よりもむしろ若干劣ります(とはいっても他のパワーアンプよりはいいですけど)。

音は、聴いていると何か情念の様なものがどろどろ出てくる感じで凄いです。

DCPW-200のリリース時期
3月初めには完成させたいと思っていましたが、現状の見込みでは早くて3月末くらいの見込みです。
新型プリアンプDCP-210の方が立ち上がって来ましたので、この点でも忙しくなってきています。

簡単ですが新型パワーアンプの近況を説明させていただきました。

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