最近アナログレコードがいい感じです -マイブーム到来-

ここのところどこかでオーディオ機器の音を聴く機会がポチポチありますが、そこで決まって感心するのがアナログレコードです。
レコードの再生音はもちろんレコードでいい音を出すにはかなり良い機器を使用しないとダメなのですが、そこそこ整った環境のレコード再生音はデジタル音源とは次元の違う音が聴こえてきます。

最近はこういった経験に刺激されて、アナログレコード熱が少し出てきました。ここ数年の弊社のアナログレコード再生環境はあまり良いとはいえない状態だったのですが、いろいろ手を入れてみると素晴らしく良くなりました(この辺がやればやるほどがっかりしてしまうハイレゾとは逆です)。

アナログレコードの再生音の何がいいかというと、音に弾力があって、低音がまろやかさを伴ってはずんで来ます。その低音に乗っかって高音も綺麗に聴こえてくるので、音そのものの気持ちよさがたまりません。同じアルバムでCDとレコードが出ているものを聴き比べるとレコードの方がいい音がします。

もちろんレコードの場合
・どうしてもミシミシとノイズが入る
・時にはパチっとノイズも入る
・メンテナンス、準備が大変で曲を送ることも出来ない。
・ずっと聞いているとレコードも針先も劣化する。
・最近のレコード関連グッズは異常に高い
・アナログレコードで録音の良いものは少ない
・曲目が非常に限られている
・レコードを購入しようと思っても、試しに聴くことが出来ない

等その短所を挙げればきりがないのですが、その短所を超えた魅力があります。
DAC、CD(DSDも含めて)かなりフォーマットなどを変えても対して代わり映えのしないデジタル音源とは逆にやればやるほど音質も良くなるのも面白いところです。

最近のレコード再生機器はこんな感じです。

レコードプレーヤーはパイオニア・リニアトラッキングPL-L1

カートリッジ
以前はDL-103やAT-15Eを使用していましたが、DL-103は3倍の価格になり、もう使う意味は無くなったと思います。太めの音で結構いいと思っていましたが、上位機種に比べると価格の価値は・・・・。

最近購入したのがオルトフォンのMC-30Wです。すでに廃番ですが未使用のものが入手出来ました。クラシックがよくなるのでは?と思っていましたが、ところがどっこい、Jazzやロックに非常に合うとおもいました。MC-30Wは低音が量感豊かで、しかもブルンと気持いいのです。
高域も素晴らしく低音が大音量で出ていても綺麗に高音域も再生されトラッキングも完璧です。
その上、おそらく柴田針の効能だと思いますが、他のカートリッジでは常時出ていたノイズもMC-30Wにしてから目立たなくなりました。おそらく丸針でトレースしてできたレコードのダメージ部位とは柴田針は少し違うところをトレースするので、多少擦り切れたレコードもある程度復活するようです。

レコード再生のコツ
・レコードクリーニング
レコードはまず盤上のゴミを除去する事が必要で、これまで乾式でおこなっていましたが、これだとゴミが移動するだけでした。湿式のクリーナーにした所、だいぶゴミが気にならなくなりました。

・レコードのそり
これも結構効きます。スタビライザーを載せていましたが、完全ではないので、最近オーディオテクニカの吸着テーブルを入手しました。ポンプは無いのですが、強引に他の物で代用するとまだ吸着した状態で再生出来ました。
これは低音に効くのではと思っていましたが、そうではなく(もちろん低音も良くなりますが)高音域の歪がかなり改善されました。今まではレコード盤のビリつきで高音が歪んでいたようです。

・イコライザアンプ
フォノイコはレコード再生の要です。当然の事ながら弊社のイコライザアンプDCEQ-100にMC-30Wをダイレクトに接続して聴いています。ハムもノイズも試聴位置では聞こえないレベルになっています。

というわけで最近はレコード再生に感心しているのですが、定期的に聴いているので針の劣化が心配な今日このごろです。

事務所試聴再開しました
また、アンプの事務所での試聴も再開しましたので、弊社アンプ類にご興味のある方はご利用お待ちしております。

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