ディナウディオのConfidence、C4を導入しました

ミイラになりました
ディナウディオのconfidenceシリーズC4を導入しました。
今年はDynaudioさんの試聴室をお借りして試聴会を開催したり、C1、C2をお借りして試聴会を開催したりしてConfidenceのSPで鳴らす機会が多かったのですが、そうこうしている内に結局欲しくなって導入と相成りました。(ミイラ取りがミイラになることはよくあるのです)

Confidenceシリーズでの選択
迷ったのはConfidenceシリーズのどれにするかです。
C1でもう充分といえばその通りです。C1とC2は何度も聴く機会がありましたが、実はそんなに出てくる音に違いは感じませんでした。目隠ししてどちらかを鳴らされたら判別がつかないくらいです。それだけC1の出来がいいのだと思います。ただC2の方がポンと置いただけで、部屋によらずいつも同じような音が出ている気がしますし、部屋の中で場所を変えても音質の差が小さい様に感じました。C2は縦に2つのユニットが付いているので、部屋の中で周波数特性が均一になりやすいのかなーと感じていました。
普通にオーディオマニアとして使用するのであればC1で充分なのですが、展示会で使用すると言った用途も考えるとC2の方がいいのです。それとC2は天井と床に音が響かない工夫がされているとかいう話があって、テナントに入居している身分として、音の漏れもひょっとしたら小さくていいかもと思っていました。

dynaudioのConfidence C1
dynaudioのConfidence C2

ですが結局導入したのはその上のC4です。C4になると3wayになり、ウーハーも17cmから20cmに大きくなります。C4はそれまで聴いたことがなく(C4を聴いたことがある人はそもそも少ないのではないかと思いますが)、一応ショウルームで聴かせてもらいましたが、即決でした。
試聴室の様子DHINAUDIO-C4とJBL4429C4を導入した試聴室の様子

C4の音はC1,C2とは結構違います。その違いは低音部で量感と押出の強さが全く異なります。帯域バランスはC1,C2よりもむしろFocus の340に近いかもしれません。focus340は低音域が豊かでゆったりした感じで鳴るのですが、そういった帯域バランスで鳴り、音質は紛れも無くConfidenceの凄さがあるのでこれはもうたまりません。

C4は帯域バランス的にはFocus340に近いと思います。もちろん出てくる音質はConfidenceシリーズそのものですが。

Confidence C4の音
自分の事務所で聴くと音質の傾向もよりはっきりわかります。高音部ははっきりしています。ただ非常に繊細なきれいな音がするので不快ではありません。アンプやソースの素性をはっきり出します。
中高音の音質はスピーカーではなく、むしろヘッドホンのAKG701に似ていると思いました(そのくらい細かい音が出ます)。

AKGのK701、C4の中高音はヘッドホン、中でもこれの音に似ていると思います。繊細で、緻密、感心するほど心地よい。

特にクラッシックのソースがよくなりました。お陰でクラシックを聴くことも多くなりました。
繊細な音と低音のド迫力で陶酔してしまいます。

C4導入後、試聴に来たある人がSPの回りをしげしげと眺めて、これは特殊なキャビネットですかと質問されてましたが、バスレフで方式としては特殊なものではありません、それだけ低音が出ていたと感じたのでしょう。それとしきりに聴いたCDの番号をメモされていましたが、音質がいいのはCDの音質がいいからではないのですけどね・・・。

ただしアンプは選びます
試しに15万円クラスの良質なプリメインアンプをパワーアンプとして鳴らしてみたのですが、これはびっくり、結構高音がざらついて、あまりC4の良さが出ませんでした。他のSPではここまで歪っぽくなかったのですが、C4はアンプの弱点なんかもされけだすのかもしれません。

難点も・・・強いてあげればあるけれど、大したことはない
難点はSPの中心位置が高いことで、ソファーに座るとやや上の方から音がします。慣れるまでは結構な違和感があります。もともと、もっと離れて聴くものなのでしょうね。
それと高さが175cmあるのに台座は40*50cm程度で、どうしたって多少はふらふらします。

写真のC4の下の大きな黒い板はTAOCで、その上のやや曲線上のものが台座です。

難点と言っても音質の良さがあまりあるので、大した事はありません。

あーそれと、このC4は並のアンプで鳴らすと低音がボワンボワンするそうで、その点ではC1、C2よりもさらにアンプを選ぶかもしれません。

その後C4の周波数特性等を計測してみました。
計測結果はこちらのコラムに掲載しています。

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