今度弊社ではUSB対応のDAコンバーターを発売予定です。
その仕様を説明する前に考えてみたいのですが、そもそも、そのDAコンバーター音質はに左右しているのでしょうか?
考えられる要素として
1. DACチップそのもの/ メーカー、型名、基本性能、構成(モノ/ステレオ)
2. 音源のフォーマット/ DSDかPCMか、 サンプリング周波数、ビット数
3. デジタルソースの影響/SPDIFかUSBか 音源のPCへの依存性
3. クロック(ジッター)/
4. 電源、アナログ回路/
等が挙げられると思います。
こういったことを総合的に勘案してDAコンバーターを製品化することになるのですが、もう一つ考えなければいけない事があります。それは、
「DAコンバーターはすぐ古くなってしまう」
ということです。新しいDACチップが出るたびにDAコンバーター全体を買い換えるのは大変非効率ですが、そうせざるを得ないという現実があります。
またDAコンバーター毎に使用DACチップが決まっているので、DACチップそのものの音質差を、同じ条件で、聴き比べることができないということがフラストレーションではなかったでしょうか? (私はそう・・・)
こんな諸事情を勘案して作ったのが、今度のUSB-DACです(エヘン)。
つまり最初に挙げた1-4の要素を総合的によく考えた上で、
・古くならないDAコンバーター
・異なるDACチップの比較試聴が1台でできる
という、やや画期的なDAコンバーターが今度の新製品になります。
名付けて、Progressive DA converter, DCDAC-200です。
その仕様は次のとおりです。
項目 | 仕様 | 備考 | |
入力
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USB | PCM 44.1-192kHz 24bit DSD 2.8MHz / 5.6MHz |
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SPDIF | 光 44.1-96kHz 同軸 44.1-192kHz |
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DAC1 | ESS ES9018S | サンプリングレート 44.1-384kZHz | |
DAC2 | TI PCM1704 | サンプリングレート 44.1-768kHz | |
DAC3 | NONE | ||
SRC | PCMのみ | サンプリングレート Bypass/96/192/384/768kHz |
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表示 | LCD | USB サンプリングレート PCM/DSD信号表示 |
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出力 | DAC1 | XLR RCA | |
DAC2 | XLR RCA | ||
Selected: DAC1 or DAC2 | XLR RCA |
(続く)