8月のオーディオ的トピック バランス接続とPCオーディオ

最近よくある質問

最近よくある質問がこれです。
プリアンプあるいはパワーアンプのXLRは2番HOTですか?

正直なぜこれを聞かれるのか意味がわかりません(わかりますけど)。
一応2番HOTと答えていますけど(そうなので)。

正確には2番HOTでも3番HOTでもどっちでもいいですし、再生装置の中で混用しても全く問題ありません。
よくある誤解が”これを間違えると逆相になるので定位がおかしくなる”という説。2番HOTでも3番HOTでも左右の位相はあっているので定位はおかしくなりません。

しいて言えば、録音現場でマイクアンプの極性などは合わせておかないと、低音部で打ち消し合ってしまう場合があるかもしれないな~という程度。再生装置では全くどうでもいいと思うのですが、逆になぜ聞かれるのか、なぜそう思い込むのか、そっちの方が怖いです。

バランス系の回路で言えば、細かいことをいえばもっと気になるところはあるですが、まあこれは説明しない方がいいでしょう。

オーディオ界にいるバランスお化け

PCのOSとオーディオ
最近少しオーディオ用のPCをまたいじり始めました。2年くらい前にオーディオ用のPCを作った際に、自社用のPCのにはLinux系のOS、Ubuntuも入れてWindowsとデュアルインストールしていました。Ubuntuはさらにメディア関連が充実した派生OSのUbuntu・Studioにしてありました。Linuxで音楽ファイルを再生すると、またwindowsとは微妙に音が違うような気もしたのですが、何しろ設定や取り扱いは(慣れていない人にとっては)非常に面倒なので、そのまま使用しないでいました。

今回試作しているUSBDACがLinuxでもそのまま使用できるのでサイドLinux(UbuntuStudio)で音出ししてみたのです。
ともあれ、Linux系のOSはやはりWindowsとは勝手が違うので初歩的なところでつまづきます。
Linux系のOSはセキュリティーがしっかりしているので操作途中でやたらとパスワードを聞いてきます。
以前設定したパスワードを忘れていて、パスワードの変更作業だけで半日潰れました。

Ubuntu Studioの画面

なんとか音楽ファイルを再生できるようになっていくつか聞いてみたのですが、やはりLinux系の方が音の粒立ちがはっきりしていて高級そうな音がします。
残念なのは、高域に少し粗さがあるようにも聴こえるところです。試作しているUSBDACは一部仮配線のところもあり、もともと微かに粗さがあるので正確なところはよくわかりません。
例えて言うなら、windowsでFoobarとiTunesの音を比較するとiTunesの音の方が少し丸まって聴こえますが、Linuxの音を聞くと同じファイルでも、windowsの方が少し音が丸まっているというかLinuxの方がはっきりしているように聴こえます。LinuxOSで使用する場合、現状再生装置のセッティングでは高音域を2dB位絞るとちょうどバランスが良くなるのではという感じです。
まあどこかをいじるといいところがある反面、全体のバランスも変わるので微調整が必要なのかもしれません。

Linuxはハードにかける負担が少ないのでその分音質への悪影響が無いのかもしれません。
オーディオ用PC(windows7)は他のプログラムはインストールせず、オーディオ専用として使用しているのですが、最初はもっと音が良かったように思いましたが、だんだん音が普通になってきたような気もします。windowsはバックグラウンドで勝手にいろいろなプログラムが走るようになるので、少しずつ再生時にバックグラウンドレベルで悪影響を及ぼすようになっているのかもしれません。

ついでにDSDのネーティブ再生をしようとしましたが、少々が問題があってまだ出来ていません。近日中に再挑戦しようと思います。

8月のオーディオ的トピック バランス接続とPCオーディオ」への1件のフィードバック

  1. Ubuntu Studio、リアルタイムOSだから音が良い、のでしょうか。確認したところ、10.10からはリアルタイムカーネルはno longer abailableとなっています。使用されているバージョンにも影響を受けるかもしれませんね。クロック精度が音に影響するくらいなので、十分ありうる事だと思いました。興味深い記事でしたのでつい、通りがかりに失礼しました。

コメントを残す