DCPW-200の評価記事への補足説明(いいわけ?でいいわけ) -その2

前回に続きまして、記事の補足・感想を少々書かせていただきます。

オーディオアクセサリーでは会社の紹介もしていただきました。

オーディオアクセサリー

オーディオアクセサリーNo.150,2013年8月,世界のアンプブランド38, p111

この記事で、ブランドのポリシーなど、当然こちらから考え方の資料を提出しているのですが、これらなかで、”オーディオデザインが使用するスピーカー”という項目の中で、「小型スピーカーの場合は鳴りっぷりのいいものを選んで欲しい」とありますが、これは本来は組み合わせるスピーカーとしてのお薦めは、「基本的に本格的な大型スピーカーの方が相性がいいと思いますが、小型スピーカーと組み合わせる場合は非常に鳴りっぷりの良いスピーカーを選んでいただきたいと思います」というような趣旨の文言をお伝えしたので、その省略形が記事の文章のようになったのです。ですので小型スピーカーをおすすめしているわけではありません。もちろん小型スピーカーがダメというわけではなく、最近実際にDCPW-200と組み合わせて聞いた中では、B&WのPM1とDynaudioのC1は抜群の鳴りっぷりでした。

次はステレオサンド社の紹介記事についてコメントさせていただきます。

ステレオサウンド

2013年秋,No.188,「話題の新製品を聴く」, p364
「低音のにじみが少なく音がボケないので、リズムがことのほか明瞭に提示される」とありますが、低域の音階がはっきり聴き取れるというのが本パワーアンプのおおきな特徴の一つです。この低域の音階を出せるアンプというのはそうないと思います。それとこの試聴で192kHZ24bit等のハイレゾ音源を使って試聴いただいていますが、このような高音質ソースですとよりはっきりと音源の良さが認識されると思います。
以上の両記事(あるいは他の記事も含めて)のなかで、必ずいわれるのがトランジェント特性が高いとかスピード感があるという表現です。弊社のアンプは必ずこういわれますが、こちらからすると、ごくまっとうなスピード感で、おそらく比較の対象になるアンプが相当遅い感じなのだと思います。MOS-FET等をパラレルにして使用すると、ただでさえ入力容量が大きいMOSのキャパシタンスが更に大きくなるので、相当スローな感じになっているのではないかと思います。その方がある種の音楽再生で七難隠す効果もあると思いますので、それが聴感上悪いというわけではないと思いますが。

無線と実験

2013年10月号,No.1088,「MJズームアップ」, p16,p17,p18

無線と実験誌では井上先生に機器の紹介をいただいています。井上先生はどちらかと言うと静かに試聴されるのを好まれ、やたら大音量のド迫力というのは好まれない様に(勝手に)思いますが、そういった嗜好の井上先生にも気に入っていただけているようですので、アンプとしては合格ではないかと思っています。
オーケストラの各楽器の分離が明確ですとか、出てくる音が生っぽいというのも弊社のアンプの特徴をよく表していると思います。

以上最近の記事について勝手にこちらの感想を描かせていただきました。

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