現行スピーカーシステムの紹介

もう長いことスピーカーについての記述はご無沙汰しているような気がします。実はは弊社のでのスピーカーシステムはだいぶ変わりました。そこで、今使用しているスピーカーシステムの近況を紹介したいと思います。

805Sは売却しました。
知り合いの方(真空管アンプを専門とする方)に薦められて購入しましたが、結局売却しました。音質の傾向は中高音がぎらぎらしていて、どれを聴いても「カーン」と鳴く様な個体音が聞こえるようなSPです。CDだとどちらかというと中高音がきつく聞こえる傾向があるのでなおさら組み合わせとしては良くありません。低音が不足している様にも聞こえますが、というよりも高音の耳障りな音があるために全体のバランスとしてそう聴こえるのだと思います。
困ったことにアンプの性能を上げていけば上げていくほどそういった癖が耳に付くようになりました。我慢していいところを伸ばそうと使い続けていましたが、聴けば聴くほど嫌いになって結局売却することにしました。幸いまだ市場では人気があるので購入価格の80%くらいで売却できましたので損でもなかったと思います。

もう一つのCDM-7NTの方は低価格バージョンにもかかわらず、そういうカーンと鳴く傾向は強くなく結構聴けます。こちらのSPはフェイスプラグがフレームについていますが、805Sの方は樹脂製のフェイスプラグがコーン紙に付けれられています。この樹脂製のフェースプラグが高音域でコーンをゆがませて共振しているのではないでしょうか?あるいはアルミドームツイーター固有の音なのでしょうか。現行バージョンではダイヤモンド?の振動板に成っていますが、メーカーとしてはそれまでの一番の欠点を改善するものだと思いいますので、B&Wとしてもひょうっとしてこの異音のようなものが気になっていたのかもしれません。

805Sはオークション市場にもたくさん出回っていますので、手に入れた他の皆さんも実際に聞いてから、すぐ手放しているのではないかと思います。
いまだに人気ランキングでは高順位にありますが、間違っても買わないことをお勧めします(持っている方、どうもすみません)。

現在こちらで使用しているSPは次の2つです。

1.Magngt Quantum908

2.六本木工学研究所(RIT) オリジナルキット KIT-HE151A

スピーカーシステム全景

特に高額なスピーカーではありませんがどちらも結構気に入っています。  他にB&W CDM-7NT、PARC AUDIOさんのフルレンジがあります。

マグナットのSP(5個のSPが見える奴)は定価はそこそこの価格ですが、モデルチェンジ時の在庫放出品とも言うべきものでかなり安く購入しました。このメーカーはむしろカーステレオSPで知られていて、高級品としては認知されていないと思いますが(第一、店頭で売ってない)、調べてみると結構面白い内容になっています。特にQuantumシリーズは結構力作です。 別途内容を紹介したいと思います。

2のRITのSPは2wayのUsherのウーハーとモレルのドームツイーターを組み合わせたものです。丁度今月の無線と実験にも製作記事が紹介されています。
このSPは小型ですが低音がゴリゴリと出て来て気持ちのいいSPです。高音もきっちり出るのにうるさくないという良さもあります。MJの記事では真空管アンプで鳴らして”ちょっと?”見たいな事が書いてありましたが、このSPは比較的低能率ですので、高性能のの半導体アンプでがんがん鳴らさないと真価を発揮しないのではないでしょうか? ちょっと大きめの音で鳴らすと20−50Wくらいは入っているようなので真空管ではつらいでしょう。

置き方もちょっと変則に見えますが、現在のシステムの音質は805Sを使用していたときと比べてはかなり良くなったと思います。

今後、周波数特性なども交えてより詳しく紹介していきたいと思います。

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