八神純子さんのシンフォニック・コンサートに行ってきました

5/28(木)に上野の東京文化会館で行われた八神純子さんのコンサートに行ってきました。

今回のコンサートの目玉はなんといってもオーケストラをバックに歌うことです。日本フィルハーモニーオーケストラ、山下一史さん指揮です。

聴いた感想はやはりオーケストラの演奏と一緒に聴く八神さんの曲は素晴らしくいいです。スケールがおおきいというか、すがすがしいというか、JAZZでもクラッシックでも、ロックでもない独特の世界です。八神さんの曲はポーラースターとかMr.Blueとかオーケストラに合う曲も多いので余計に映えるのだと思います。それとバラード調の曲を弦楽器をバックに歌うのの非常にGoodでした。

東京文化会館は扇状にステージ側がかなり絞られたお手本の様なホールです。今回このホール音響も興味がありましたが、非常に低域から高域までバランスのとれた音が聴こえてきてホールとしても良かったです。ただこのホールの形であればもっと音量が大きいはずなのですが、それは期待したほどではありませんでした。オケ自体があまり大音量を出さなかったのかもしれません。このホールは上野駅の公園口を出てすぐにあり便利です。

褒めてばかりではつまらないのでちょっと注文を。

一番残念だったのは八神さんの声のPA装置の音質が悪かったこと。聴感上の歪率は3%と言った感じでした。特に高域がキンキンして音が割れる寸前でした。最後にPAを通さずに生の声だけで歌ってくれたのですがその時はきれいな声だったので、PA装置のせいだと思います。特に高域が歪んでいてアンプかスピーカーのせいだと思います。普通のトークの時はそうでもないのですが、歌で高音を発した時がもう割れそうな音、せっかくの美声が台無しでした(アコースティックギターの音がエレキギターになった感じ)。

八神さんは2年前に聴いたときよりも声が出る(元に戻った?)様になっていたような気がします。

オーケストラの演奏も全てにおいてクラシック調というか、もう少しはじけたアレンジにしてもらえるともっと良かったと思います。特に低域が弱かったかな、大太鼓を入れるか思い切ってバスドラムを入れるくらいの大胆さがあってよかったのではと。それと一番低域の管楽器ファゴット?を入れるとか(はいっていたのかも)。

ジョン・ウィリアムズの映画音楽、スティング、ブライアン・アダムス等オーケストラを使った歌+演奏というのは良いお手本があるので、今後はもっとメリハリをつけてくれたらもっといいかも。今回の演奏は遠慮し過ぎというか、クラシック調に編曲しましたという感じでした。

ともあれ今回のコンサートは今後のさらなる可能性も感じさせる大満足のコンサートでした。行って本当によかったです。今回の様なオーケストラと共演したCDを是非出して欲しいです。

八神さん日本フィルさんありがとうございました。次も期待しています。

コンサートホールに隣接したレストラン精養軒で食べたオムライスカレー(何故かエビが刺さっている)。上野公園口は他にレストランが無い。他の飲食店に行くにはずっと坂を下らなければならない(帰りは登らなければいけない)ので選択肢は無いのです。

2015-05-28 18.10.17コンサート用に早いメニューもあって

”ちょっとvery good”

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