秋のヘッドホン祭り2025のご報告

秋のヘッドホン祭り2025が11月1日(土)に開催されました。その様子を報告します。

展示の様子

当社ブースの様子

19Vリニア電源を製品として出したという他はDACとHPアンプは前回までと同じ

試聴の様子

試聴してもらっている様子

今回は常時1人か2人の方が試聴している感じでした。

今回の感想

今回も会場全体の人の入りはいつもと同じような感じでした。ほぼいつも1,2人のお客様に試聴いただいている感じでした。全く新しいものが無いと寂しいので、今回はRoonによるヘッドホンの周波数補正(当社の製品ではありませんが)も宣伝していました。

ただお客様が感心されていたのは、当社DAC+HPアンプの音質で、なぜかいつもよりも絶賛される方が多かった(というよりも、ほとんどの方が素晴らしいと感心されていました)。

新製品ではないのに、なぜ今回特に音質を絶賛される方が多かったのかはよくわかりません。音質に感心されているだけでなく、なぜ音がいいのかと詳しく質問してくださった方がいらっしゃいましたが、うまく説明できませんでした。当社としてはアンプに関する総合的なノウハウが、かなりあるつもりなので、その辺を上手に説明できればよかったのですが、急に質問されると答えられないものですね。

それと今回特に言われたのが、奥行きがありすぎるという事。もともとオーディオラックに収めるサイズなので、机に置くには大きすぎるという指摘を5人くらいから言われました。ヘッドホンユーザーの望む仕様が今一つわかってないと実感しました。

他のブースを回っての印象

HiFimanのヘッドホンは結構好きなので、終了間際の時間のある時にブースに行ってみました。何気に正面にあったヘッドホンを(断ってから)取って聴いてみたら、オーケストラ、弦楽器の音が素晴らしかった。ヘッドホンできれいな音がするのは当たり前ですが、このヘッドホンは不思議なほどに弦楽器の音、オーケストラの音が美しく、今まで聴いた中で最も美しい中高音かもしれません。方向性としてはスピーカーでいえばハイルドライバーの音をもっとその方向に突き進んでいった音という感じでしょうか?

何気に手に取ったのがこのモデルSUSVARA UNVEILED

写真のDAC付きヘッドホンアンプもきれいな音を出すアンプですので(前回聴いたので知っていた)その効果もあるかと思いますが、これまで聴いた中で1番の中高音でした。機種名を見てみたら「SUSVARA UNVEILED」というもので、HIFimanの中で一番高価なモデルでした。その価格はなんと100万円。SUSVARA というモデルなら60万円位なのでちょっとほしいと思いました。

100万円というとCAMERTONと同じ価格帯です。CAMERTONはどっしりとした重低音が魅力でしたが、SUSVARA UNVEILEDは逆に中高音の雄という感じですね。

またHPアンプのEF1000は200万円位だそうです。このアンプ、多分所有している人はいないと思うので、ちょっと正直な感想を言うと、非常にキレのある音ですが、ボーカルなどはちょっときついところがあって(弦楽器はそういう方が切れがよく聞こえる)、100点ではないと思います。

HiFimanのヘッドホンが良かった

他にstaxさんのブースで試聴してみましたが、その環境ではコンデンサヘッドホンの本領を発揮できていない感じでした。音源が(こちらが持っていなかったのが悪いのですが)安いポータブルプレーヤからのアナログ信号をstaxのヘッドホンアンプに接続して聴いたので、何が原因かはっきりわからないのですが、staxさんの専用ヘッドホンアンプではちょっと物足りないというユーザーさんがいるのもわかる気がしました(作る予定はありませんが)。


最後にお客様からの試聴アンケートの結果を紹介します。

アンケートの結果

実際にお聴きになった感想

高域が綺麗に出ていて、聴いていて高域が刺さらなかった。

ワイドレンジでかつスムーズに聴けて、やはり好印象です。roon補正も興味深く聴きました。

全体の透明感が高まり情報量と共にそれを捉えられる解像度を持っていると感じた。

色付けの少ない音だと思いました。

良かった

SN比がとてもよく美しい音だった

音の鮮度感が素晴らしく、非常に生き生きとしたサウンドです。全体のバランスも良く整っており、倍音も豊かに響きますね

普段ご使用の機器(ソース/アンプ/ヘッドホン)

k9akm、tagot3-01、

マランツのプリメインアンプとSACDプレーヤーですが、一新する予定です。ヘッドフォンは高級機種を探索中です。

MDR-Z7M2

主にハイレゾ音源 AKのDAPやゼンハイザーのヘッドホン等

いろいろ

N30le、focalステリアなど

dcd sx1、p-750u mk2、ath-adx5000

DAC,ヘッドホンアンプクリアになるのに、低音もブーストされてた。

当社へのご要望・印象など5 件の回答

リニア電源が気になりました。

今後とも期待しています。

もう少しローコストの機種もお願いします!

無し

ハイエンドポータブル環境と親和性の高いもの 開発したいただけると嬉しいです

音元出版主催「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」11/22(土)-23(日)に出させていただきます

概要

音元出版主催「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ」に出展します。

といっても、輸入商社さんの(株)PDNさんのブースの1日1コマで講演できることになったという事なのですけど。1日1講演(60分)ですのでタイムスケジュールをご覧いただきご来訪いただければ幸いです。

<イベント名>「ハイエンドオーディオ&アクセサリーショウ
<場所>浅草橋ヒューリックホール&カンファレンス
〒111-0053 東京都台東区浅草橋1-22-16ヒューリック浅草橋ビル
<開催日>2025年11月22日(土)、23日(日)
<入場無料>
<イベント内容>
・オーディオ製品とオーディオアクセサリー連続試聴イベント
・出展メーカーの製品展示コーナー(一部の製品は購入も可能)

当社デモ時間(予定) 於いて Room2(PDN/FURUTECHブース)

11/22(土) 15:40-16:40

11/23(日) 16:30-17:30

当社出展機器 

セパレートアンプDCP-240RとDCPW-240

プリメインアンプ DCPMA-100RE

DAコンバーター DCDAC-180、 フォノイコ DCEQ-180

スピーカーはParadim社のPersonaB/Persona7Fとなります。

当社講演以外の時間帯も、他社の講演で当社アンプを使用する機会はあると思います。

出展場所

Room2 この部屋はPDNさんとフルテックさんの共同出展となります。当社はPDNさんの枠の一部で講演させていただきます。

Roonでヘッドホンの周波数補正をしたら凄いことになりました

秋のヘッドホン祭り2025に出展することを前回お伝えしました。

今回出展内容の一つとして、再生ソフトRoonに付属しているヘッドホンの周波数補正を挙げています。前から周波数補正が付いていることは知っていましたが、実は試したことはありませんでした。今回出展前の準備として試した結果をお知らせします。

結果がすごかった

これまで何故試したことがなかったかというと、

・どうせ大したことないと暗に思っていたから
・ヘッドホンは普段聴いていないから

ということなのですが、実際試したところ、・・・・・・・・・

効果が半端なかった。

テストしている様子

後ろに見えているのがミニPCと当社19V4A電源

とりあえず、昔のヘッドホンゼンハイザーのHD-595を接続して、Roonに補正曲線があるか探したところ、ありました。結構マイナーなヘッドホンでも曲線があるようで、イヤホンも含めてほとんどあらゆる種類を網羅しているように思います。

HD-595の周波数補正カーブ

そして、周波数補正をして聴いてみると、その変わりようと音質向上にたまげてしまいました。ヘッドホンの音質は繊細でいいのはわかるのですが、中高音がはっきりし過ぎてすきではありませんでした。ただ今回の周波数補正をしてみると、全く変わって、ゆったりとした低音にちょうどいい中高音が乗っかって非常に良かったのです。

確かに頭内に音像ができるというのはあるのですが、ほとんど気にならなくなりました。これまでヘッドホンが好きではなかったのは単に周波数特性の問題なのかと改めて気づきました。

ほかのヘッドホンの補正曲線も見てみましたが、総じて低域を上げて、加えて高域のピークを補正しているようです。

周波数特性を補正する機能はスマフォのアプリにもあるかもしれませんが、CPUやソフトがある程度優れていないとデジタル補正は音質が劣化するので、PCで行っているのも良かったのかもしれません。

当社のヘッドホンアンプは実際聴いたときに「はっきりし過ぎているかな」と思える時もあったのですが、周波数補正をしたら「悪いところないじゃん」という感じなりました。

最後に

気になる方は是非ヘッドホン祭りの当社ブースに来て聴いてみて下さい。

11月1日(土)ステーションコンファレンス東京 5F・6F 
当社ブース503B

皆さんのご来場をお待ちしております。

秋のヘッドホン祭り2025の出展内容はこんな感じです -19Vリニア電源新登場- 【サポーター同時募集中】

秋のヘッドホン祭り2025に出展します。今回の出展内容は次の通りです。

11月1日(土)ステーションコンファレンス東京 5F・6F 

当社ブース503B

今回の出展内容は次の通りです。

機器構成

19V高性能リニア電源とminiPCを組み合わせ、Roon+Tidal音源にてご使用いただけます。

miniPC+19Vリニア電源DCA-19V+専用ラック

新製品の19V4Aリニア電源とminiPCを組み合わせてネットワーク再生を行います。

再生ソフト

Roon再生ソフト+Tidal によるネットワーク再生

アンプ

DAコンバーター DCDAC-180(オーディオデザイン)とヘッドホンアンプ DCHP-200(オーディオデザイン)を組み合わせたアンプ機器

 

ヘッドホン

ヘッドホン HIFIMAN ANANDA  ゼンハイザー HD-620S2

周波数補正したヘッドホンによる試聴

Roonには様々なヘッドホンイヤホンの周波数補正のデータがあります。このRoonによるヘッドホンの周波数補正を行った状態でお聴きいただけます。

HIFIMAN  ANANDAの周波数の補正図 (ほかにも様々な機種の補正ができます)

皆様のご来場を心よりお待ちしております。


サポーター大募集!

  • 時間・2h又は4h程度
  • 謝礼5,000円(2h)/10,000円(4h)(相当のアマゾンカードなど)
  • 50歳未満の方
  • 当日ブースでのお申し込みでもOKです。

ご興味のある方は当社までメール(info@audiodesign.co.jp)または電話03-5498-0734あるいは当日ブースにてお問い合わせください。

ミニ試聴会Aug2025開催のお知らせ

会社移転後、お陰様で多少の試聴スペースができました。
そこで当社事務所で試聴会を開催させていただきます。

日時 8月9日(土)午後14:00-16:00

申し込み方法 お申込みフォームからお願いいたします。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSermqHX5oK9RNl2Kir7OvAlcjhmYGgEOGaBXIdyzkBCI-UW8g/viewform?usp=preview

スケジュール・内容 

14:00-15:00 デジタルの部 Tidal+Roon +当社アンプ各種の組み合わせで試聴します。
15:15-16:00 アナログの部 アナログレコードを当社フォノイコ等で試聴します。
SP B&W804D3/ WilsonAudio SABRINA他

・席数は十数名の予定です。定員オーバーの場合は抽選となりますのでご了承ください。
・今後、隔月程度で開催する予定です。
・申し込みされた方には開催1週間前までに、メールにてこちらからご連絡させていただきます。

その他:試聴会のセッティング、試聴会進行などのお手伝いいただけるボランティアの方を一名同時に募集いたします。
募集要件:
・前日夕方又は当日午前中からお手伝いいただける方
・50歳以下の方
ご応募いただける方はメールで簡単な自己紹介とともにご連絡ください。

試聴機器