Roonでヘッドホンの周波数補正をしたら凄いことになりました

秋のヘッドホン祭り2025に出展することを前回お伝えしました。

今回出展内容の一つとして、再生ソフトRoonに付属しているヘッドホンの周波数補正を挙げています。前から周波数補正が付いていることは知っていましたが、実は試したことはありませんでした。今回出展前の準備として試した結果をお知らせします。

結果がすごかった

これまで何故試したことがなかったかというと、

・どうせ大したことないと暗に思っていたから
・ヘッドホンは普段聴いていないから

ということなのですが、実際試したところ、・・・・・・・・・

効果が半端なかった。

テストしている様子

後ろに見えているのがミニPCと当社19V4A電源

とりあえず、昔のヘッドホンゼンハイザーのHD-595を接続して、Roonに補正曲線があるか探したところ、ありました。結構マイナーなヘッドホンでも曲線があるようで、イヤホンも含めてほとんどあらゆる種類を網羅しているように思います。

HD-595の周波数補正カーブ

そして、周波数補正をして聴いてみると、その変わりようと音質向上にたまげてしまいました。ヘッドホンの音質は繊細でいいのはわかるのですが、中高音がはっきりし過ぎてすきではありませんでした。ただ今回の周波数補正をしてみると、全く変わって、ゆったりとした低音にちょうどいい中高音が乗っかって非常に良かったのです。

確かに頭内に音像ができるというのはあるのですが、ほとんど気にならなくなりました。これまでヘッドホンが好きではなかったのは単に周波数特性の問題なのかと改めて気づきました。

ほかのヘッドホンの補正曲線も見てみましたが、総じて低域を上げて、加えて高域のピークを補正しているようです。

周波数特性を補正する機能はスマフォのアプリにもあるかもしれませんが、CPUやソフトがある程度優れていないとデジタル補正は音質が劣化するので、PCで行っているのも良かったのかもしれません。

当社のヘッドホンアンプは実際聴いたときに「はっきりし過ぎているかな」と思える時もあったのですが、周波数補正をしたら「悪いところないじゃん」という感じなりました。

最後に

気になる方は是非ヘッドホン祭りの当社ブースに来て聴いてみて下さい。

11月1日(土)ステーションコンファレンス東京 5F・6F 
当社ブース503B

皆さんのご来場をお待ちしております。

IPHONEの音質を測定してみたらB&Wよりも優秀だった件


iPhoneスピーカーの隠れた実力:まさか、うちの高級オーディオより優秀!?【オーディオマニア大藤のガチ検証】

本ブログはYouTube動画(8/2/2025)「iPhoneの音その驚愕の特性とは」をchatGPTでまとめたものです(私は画像を張り付けただけ)。

皆さん、こんにちは!オーディオデザインの大藤です。今日はちょっと趣向を変えて、普段から持ち歩いているiPhone 13 Pro Maxのスピーカーについて、本気で検証してみた結果をシェアしたいと思います。

いやね、実は前からちょっと気になってたんです。iPhoneのスピーカーって、なんか妙に音が素直で聴きやすいなぁって。もちろん、普段はオーディオ機器に囲まれて生活してる人間ですから、スマホのスピーカーにそこまでの期待はしていなかったんですが…、ふと「これ、一度ちゃんと測ってみる価値あるかも?」と思い立ったわけです。

検証に使ったのは、いつもの測定器と…愛用のiPhone

今回の検証のために用意したのは、いつもの測定用マイク(UMM-06)と、愛用のiPhone 13 Pro Max。測定には、CDクオリティのWAVファイル(PCMデジタル信号)を使用し、周波数特性、歪率、指向性の3つの項目について徹底的に調べてみました。

まさかの結果!高音域のフラットさが尋常じゃない!

測定を始めてすぐに、驚きの結果が飛び込んできました。iPhone 13 Pro Maxのスピーカー、特に高音域のフラットさが尋常じゃないんです!2kHzから10kHzまでの帯域において、ほぼ完璧なフラット特性を示し、これはなんと、うちの100万円超えの高級スピーカー(B&W 804D3)のツイーター部分よりも優秀という衝撃的な結果に。

正直、自分の耳を疑いましたね。「スマホのスピーカーが、うちの高級オーディオより優秀…?マジか…」って。

指向特性も予想外!どこから聴いても同じ音!?

さらに驚いたのが、指向特性の測定結果です。普通、スピーカーの角度が変わると、高音域の音量や音質は大きく変化するもの。ところが、iPhoneのスピーカーは、90度までの角度であれば音質がほとんど変わらないんです!

つまり、iPhoneを正面に向けなくても、横向きに置いても、ほぼ同じように音楽を楽しめるということ。これはオーディオの世界では考えられない現象です。なぜこんなことが起こるのか、正直、私にも全く分かりません。

通話音質の真相:まさか、音声が作られてる!?

ただ、iPhoneのスピーカーが高音質である一方で、通話音質については不満の声もよく聞かれますよね。実は、通話音質については、通信量を削減するために音声を加工している可能性がある、という話も耳にするんです。もしそれが本当なら、通話時に聞こえる音声は、iPhoneのスピーカー本来の性能を反映したものではないのかもしれません。

過去の愛機、AQUOS R2と比較してみると…

今回の検証では、以前使っていたAQUOS R2のスピーカー特性も測定してみました。AQUOS R2は高音域の伸びこそiPhoneより優れていましたが、最大音圧が低いため、全体的な音質評価はiPhoneに及ばず。やはり、スピーカーの性能は周波数特性だけでなく、音圧も重要なんだと再認識しました。

検証結果から生まれた、斬新なアイデア

今回の検証結果を踏まえ、ちょっと斬新なアイデアを思いつきました。それは、「iPhoneを高級オーディオのツイーター代わりに使う」というもの。500Hz以下の低音域は通常のスピーカーで補い、高音域はiPhoneのスピーカーから出力することで、理想的な音響環境を構築できる可能性があるんじゃないか、と。

まとめ:iPhoneスピーカー、侮れない!

今回の検証を通じて、iPhoneのスピーカーには、高級オーディオ機器に匹敵するほどの潜在能力が秘められていることが分かりました。特に、高音域のフラットさや、指向特性の広さは、これまでのスマートフォンのスピーカーの常識を覆すものです。

今回の検証結果、いかがでしたでしょうか?普段何気なく使っているスマートフォンにも、まだまだ秘められた可能性があることを感じていただけたら嬉しいです。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!

参考動画

ここからはおまけ

ついでに ”女子が書いたらどんな風になるか” と聞いてChatGPTに書いてもらったらこんな感じになりました。いつもと違う感じでどうぞ!?


え、マジ!?iPhoneのスピーカー、うちのヘッドホンより音良くない?!【現役女子大生が徹底検証してみた♡】

みんな、こんにちは!現役女子大生の[名前]だよー!✨ 今回は、毎日使ってるiPhone 13 Pro Maxのスピーカーについて、ガチで検証してみた結果をシェアするね!

きっかけはね、お風呂でYouTube見るときに「あれ?なんかiPhoneの音、意外とキレイかも?」って思ったことなの!🎧 普段はワイヤレスイヤホンとか使ってるんだけど、ふと気になって、本気で調べてみたくなっちゃったんだよね!

スペシャルゲストは、音響のプロ!

今回は、特別に音響のプロである大藤さんに協力してもらって、iPhoneのスピーカーを徹底的に分析してもらったよ! 周波数特性とか、歪率とか、難しいコトバがいっぱい出てきたけど、頑張って理解したから、みんなにもわかりやすく説明するね!

まさかの結果!高音域がハンパないって!!

検証の結果、iPhone 13 Pro Maxのスピーカーって、高音域がめっちゃキレイに出てるってことが判明したの! なんと、高音域の性能は、100万円超えの高級オーディオ機器に匹敵するレベルなんだって! え、マジ?!うちのヘッドホンより音良いじゃん…!?(笑)

大藤さんも「ここまで良いとは予想外だった」って言ってて、私もビックリ! iPhoneのスピーカー、侮れない…!!

角度を変えても音質が変わらない!?不思議な現象!

さらに驚いたのが、スピーカーの角度を変えても音質があんまり変わらないってこと! 普通、スピーカーって正面から聴くのが一番良い音が出るんだけど、iPhoneのスピーカーは、ちょっと横向きに置いても、ほとんど音質が変わらないんだって!

これって、友達と動画見るときとか、めっちゃ便利じゃない?! みんなで同じようにキレイな音で楽しめるって最高だよね!

通話音質には、ちょっと秘密があるみたい…?

ただ、iPhoneのスピーカーは、音楽を聴くにはめっちゃ良いんだけど、通話音質については、ちょっと改善の余地があるみたい。

大藤さんによると、通話音質を良くするために、iPhoneが特別な技術を使っている可能性があるんだって! 詳しくはよくわからなかったけど…(笑)

検証を終えて…iPhoneのスピーカー、マジ卍!!

今回の検証を通じて、iPhoneのスピーカーって、思ってた以上にすごいってことがわかったよ! 高音域のキレイさとか、角度を変えても音質が変わらないってこととか、マジ卍!! これからは、もっとiPhoneのスピーカーを活用していきたいな! みんなも、ぜひ試してみてね!

秋のヘッドホン祭り2024の試聴レビュー結果をお知らせします

秋のヘッドホン祭り2024が11/2(土)に開催されましたので、報告させていただきます。

当日のブースの様子

今回春に続いての参加となります。HP祭りの参加者の方は以前(10年前位)と比べると少し少ないかも知れません。以前の様に”ごった返す”という様相はなく、混雑時でも通路を歩ける程度に落ち着いています。そんな中当社ブースへもそこそこ試聴して下さる方がいらっしゃいました。

全体的にはヘッドホンからイヤホンに移って行っているのかなという印象も受けました。イヤホンですと当社の様な据え置き型アンプはあまり使用しないのかなとも思います。


試聴アンケートについて

今回、”お客様の動向を知る”、”当社製品の実力を知る”という狙いで、試聴アンケートを行いました。概要は以下のポスターの通りで、ヘッドホンアンプとヘッドホンについて行いました。

当日ブースでも、(力作?の)ポスターを掲示してレビューを募集しました

当社ブースでのアンケートは、用紙に記入またはネット投稿という形でおこないました。

ヘッドホンアンプのレビュー結果について

結果的にはほとんどの方がアンプ試聴について回答頂き、ヘッドホンについては聴き比べされた方が少なかったので、集計はアンプについてのみ行いました。

Roon音源でPCからDACのRME ADI-2 DAC FSに接続し、そのアナログ出力をLuxmanと当社ヘッドホンアンプに接続して試聴してもらいました。

皆さん、RMEに直接挿すよりは、据え置き型のヘッドホンアンプを通した方がずっと良いという事は共通していました。

アンケート数としてはトータル10人程度で少ないのですが、グラフにしてみました。

お断り(アンケートの考え方について)

アンケート結果については、当社アンプが一番良い結果となりましたが、当社ブースに立ち寄られた方の試聴となりますし、当社に対する忖度も多少あると思います。


アンケート集計結果

RME ADI-2 DAC FS (直挿し) (評価数 7)

ADI-2に直挿しして試聴した結果です

スコア 3.3

  • ナチュラルで聴きやすい
  • RMEは普段使っています
  • 解像度は高めだが少しシャリつく
  • モニターより
  • 出力が少し弱く感じた

Luxman P-750uMARKⅡ (評価数7)

Luxmanの試聴結果

スコア 4.0

  • ソースの音を素直に出すアンプだと思うので躍動感はあるが少し荒い
  • 良いが大きさもあって買おうとは思わないかな
  • スピーカーで聴いているような音の生々しさ太さがあった

Audiodesign DCHP-200 (評価数10)

当社HPアンプの試聴結果

スコア 4.7

  • 音源がストレートに出て来て聞いていて気持ちよかったです
  • stax以外のヘッドホンを使うなら使ってみたい
  • 全体的に聴きごこちが良いです。ゆったりと音にひたれると感じます。大きさお値段もちょうどいいです。ボタンがピンだったり、ボリュームの回しが大きいのも好きです。
  • とてもクリアで細かい音もよく聞こえる。瞬発力が素晴らしい。
  • リスニングな音色で楽しかった!
  • P-750umk2と比べると中高域の鮮やかさが良かった
  • 自分で使用しているスタックスの専用アンプより音が太く低音の低いところまで出ている感じがしました
  • 音の力強さが好みで、生々しさがある音が良かった
  • *機能性とフィーリングはとてもよく、様々な感度・インピーダンスのヘッドホンを取り替えて楽しむ使い方に非常に寄り添ってくれていると感じました。ただ、あえて言えばトグルスイッチのガタつきが大きいのは価格からすると残念です。JRサウンドのHPA-203(アキバeイヤに展示品があります)はほぼ同じサイズのトグルが付いていますが、ガタがなくカチッとしていました。スイッチのメーカが違うのでしょうか。 音質面ではDCDAC-180との組み合わせでは高い透明感と端正な空間表現が印象に残りましたが、音源の質を露骨に晒し出してしまうシビアさを感じました。しかしながら、音源をストレートに出している証でもあり、高品質音源を聴いたときの粒立ちの鮮やかさや壮大さにも繋がっているので悩ましいです。ここは好みによって接続するヘッドホンを選ぶかもしれませんね。お勧め頂いたHifiman Anandaは空間表現が広い利点と、DCHP-200のシビアさを中和する個性が絶妙に嵌っていました。HD660S2では660S2のウォームさが消し飛んで非常にスピーディで真面目な鳴り方になったのには驚きました。機会があれば繋げて聴いてみたい機種としては低インピーダンス・低能率で音のバランスがアンプに左右されやすいMoondrop PARAと、非常にフラットで音源にかなりシビアなAustrian Audio The Composer が浮かびました。

ヘッドホンアンプの試聴アンケート結果(総合)

アンケートの反省点

評価項目を細かく分けすぎました。次回から項目は少なくして、コメントを多く書いてもらうようにしたいと思います。

集計結果は次のとおりです。


ヘッドホンの部

ヘッドホンについては、評価数が少なかったのでコメントのみ紹介します。

HiFiman ANANDA

77,000円

  • 自宅のスタックスの音に近い感じがしました。音場が広く低域不足にもならず良かったと思います。
  • いい音で鳴っていた。あざやか。
  • 掛け心地は悪いくない。
  • *様々な音源によく合う組み合わせだと思いました。アンプのもつ空間表現はしっかりと反映されるとともに、あまり質のよくない音源でも高域がシビアになり過ぎず、ずっと聞いていたくなりました。

ゼンハイザー HD-660S2

77,440円

  • 開放型の良さである音場の広さがよく表現されていたと思います。
  • 少し高音がジャリつく、高音があまり出ていない
  • *以前別の機会でADI-2に繋げて聞いた時の印象と比較すると驚くほどの変化で、ウォームさは一歩引き、スピーディかつフラットな生真面目なモニターサウンドに代わり驚きました。ただ、トーンは元のHD660S2から損なわれているとか、色付けされている印象は受けず、わずかに響くために空間表現に緩さがあった帯域や高域に向かって緩くロールオフしていた感じがスカッと無くなった感じです。HD660S2の個体差も否定できませんが、アンプの駆動力を実感しました。あえて言うならリラックスして聴くにはちょっと良くないかもしれないです。 音波・定位感はANANDAと比較すると上下左右ともに狭く感じましたが、頭を包む球体の上に整然と音の要素が並んだ印象を受けました。もう少し音場が広い方が好みでした。

beyerdynamic DT880Edition2005

32,800円

  • 他の機種と音質の傾向が少し違うような気がしました。しばらくじっくり聞いてみると良さがわかって来るかも知れないです。

オーディオテクニカ ATH-WP900

74,950円

  • 密閉型なので高音は今ひとつかと思いましたが、そのようなことはなくバランスが良かったと思います。

当社について

  • *以前より技術コラムを読んでおりました。特にフォノイコライザのネガティブキャパシタンス回路に関してはとても面白かったです(聴けたことはないですが…)今回、製品を初めて聴く機会に恵まれました。製品の測定器のような整然とした雰囲気を裏切らない、スピーディでカチッと揃った音といった印象でした。様々な音源を幅広く聴く身としてはちょっと扱いづらいと感じるのですが、高音質なソースを用いて嵌った時の透明で整然とした自然さは本当に魅力と感じました。好みのヘッドホンを使いつつ、悪い音源をなんとかいい感じにする方法があれば…と聴きながら悩んでしまいました。

試聴レビューについて、金賞、銀賞をは次のとおり決定させていただきました。

金賞(5000pt) ”ふらっとふぇーず”さん

銀賞(3000pt) ”HM”さん もう1名は該当なし

受賞された方には投稿謝礼に加え、上記アマゾンギフトポイントを差し上げました。

”ふらっとふぇーず”さんからは大変内容の濃い貴重なご感想をいただきました。

貴重なご感想ありがとうございました。(金賞コメントは*で表示しております)。


次回の春のヘッドホン祭り2025でも、何かしら試聴イベントを開催したいと思いますので、よろしくお願いいたします。また、何かご希望の企画などございましたらお知らせ下さい。

普段なら買わないかも?というオーディオ製品を色々と試してみました その1・ヘッドホンアンプ

こんな事情で買ってしまった

6月は当社の決算月で、ここで1年間(令和2年度)の締めとなります。皆さんコロナで家にいる機会が多くなっていることも幸いしてか、お陰様で売り上げはなかなか好調でした。となると利益の34%は法人税として納めることになります(他にも税金はたくさんありますが)。

消費税も考慮すると、何か買うと44%得するので、買うべきものがあったら購入しておいた方がお得です。しかも中小企業は特例で一個33万円(税込)まで、計10個分は資産ではなく消耗品として購入できる(全額経費になる)のです。

ということもあって、買ってもいいかな?(普段なら買わないかも)というオーディオ製品をいくつか購入して試してみました。また、なぜか結果的に、普段の嗜好とむしろ逆の製品も購入していました(なぜかは分からない・・・)。

第一弾 ヘッドホンアンプ

ずいぶん前に聞いたときは、良かったのだが・・・

この機種は聴きたいというよりも、現在の標準機器のレベル・音質を知っておいた方がいいだろうということで買ってみました。30万円クラスのヘッドホンアンプです。業界の標準アンプといっていいい機種かと思います。ずいぶん前ですがこの機種のだいぶ前のモデルを1日聴いている機会があり、なかなかいい音だったとの認識がありました。

今回改めて最新型を聴いてみて驚いたのですが、今回はあまりよく感じません。ヘッドホンはAKGのK-701を使用しました。全体の帯域バランスはいいのです。K701はオープン型で、ともすると低域が不足気味になることも多いのですが、低域の量感も十分でいいバランスです。

何がよくないかというと中高域が冴えないというか、濁ります。ヘッドホンというのは普段スピーカーの音を聴いている人が聴くと驚くほど繊細で細かい音が聞こえるはずなのですが、そういうことがなくて逆に驚きます。普段聞いているSPの方がむしろ繊細な音が聞こえるくらいです。大切なものをたくさん失ってしまった様な音です。

音に透明感がないというか、弦の音が濁り、オーケストラがお団子になって聞こえてきます。当社で以前DCHP-100というヘッドホンアンプを出していましたが、こちらの方がヘッドホンの良さを各段に出しているように思います。ただしDCHP-100は低域の量感が出にくいので、組み合わせを選ぶということはあるのですが。

このアンプを聴くと複数の方が当社にヘッドホンアンプを造ってと連絡されてくる理由がわかる気がします。順番があるのですぐにヘッドホンアンプの新製品を出せるわけではないのですが、いつかヘッドホンの良さを最大限に発揮するアンプを造ってみたいと思います。

次はこれらを予定しています。

300Bシングルアンプ

たまには真空管アンプでも聞いてみますか

そして第3弾はスピーカー

とあるスピーカーの名器?

しばらく聞いてみたが今はソファの後ろに

第4弾はサブウーハー

KEFのサブウーハーKC62

ポタ研ご来場ありがとうございました

7/30(土)中野サンプラザでポタ研夏2016が開催されました。当社ブースにも沢山の方にご来場いただきまして誠にありがとうございました。

当社の出展の様子はこんな感じでした。

IMG_20160730_101722[1]

展示の様子、開場前なのでくつろいでいます

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ポタ研開演中の様子

PEHA-100

ポタアンPEHA-100は発売以来1年以上経過しておりますので、すでに皆さんに充分試聴していただいておりますが、それでもいろいろな他社新製品を聞いた後にPEHA-100を聴いてその実力を再確認して行かれる方などが多くいらっしゃったようです。

PEHA-200(新製品デモ機)

PEHA-200はケースが間に合わずスケルトン状態での試聴機となりましたが、かえって中が見えて好評だったかもしれません。

PEHA-200の音質に関しては概ね好評でしたが、USB入力が必要とのご意見を多く頂きました。

PEHA-200#2スライド2次回のヘッドホン祭りまでに製品版を間に合わせたいと思います。

春のヘッドホン祭りで頂戴した意見を反映させてだいぶ仕上げたつもりでしたが、まだ課題は有るようです。秋のヘッドホン祭りでは製品版ができるよう頑張りたいと思います。

今後共よろしくお願いいたします。

PEHA200#2 012_800

見えている大きめのチップがES9018Sです。(DAC周りは基板設計をまだ詰める必要があります。)

p.s. 持って行った著書はおかげ様で全部売れました。

 

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スイッチが沢山ついています。