パワーアンプの進捗状況-予想スペック-

パワーアンプ、お待たせしています。予定スペックは次のとおりです。

パワーアンプ仕様
最大出力:80-100Wx2(8Ω)
歪率:0.01%以下(20-20KHz最大出力時)
SN比:120-130dB(IHF-A、最大出力時)
周波数特性:DC-1MHz~DC-3MHz(-3dB)
ミニタワー型

すべての項目は試作機の実測値に基づきますが、実際の出荷モデルでは最終的に多少変わる可能性はあります。

回路的には
初段:デュアルFET+カスコードブートストラップ
中段:差動+カスコード+カレントミラー
終段:3段ダーリントン
電圧増幅段:安定化電源
となります。
回路的には比較的凝った構成ですが、特に新規性の高いものは採用していません。正攻法でとことん突き詰めたような内容です。

回路定数、使用デバイス、基板パターニングの検討をこれでもかという程やりました。たとえば基板の配線パターンの最適化だけでも4,5回やって、高周波特性を改善してきました。これによって安定に高域までNFBがかかりF特、歪み率が向上します。

音質的には、情報量が圧倒的に多いのはプリアンプと同じですが、加えて低音が非常に締まって量感にも優れています。中高音の情報量と豊かで締まった低音で、全体のバランスも非常にいいと思います。

2月中にはデモ機を出せる様にしたいと考えています。
製品版のリリースは3月くらいなると思いますのでよろしくお願いいたします。

コメントを残す