春のヘッドホン祭り2012年のご報告

春のヘッドホン祭り2012年(5/12)が無事終了しました。
簡単にその報告をさせて頂きます。

今回のヘッドホン祭りの感想
ヘッドホン祭の来場者自体はまたかなり増えているとは思いますが、今回の展示スペースが(据え置き型)ヘッドホンアンプ専用の部屋になったため、この部屋への全来場者数はこれまでよりも少なくなった気がしました。特に開場したばかりの頃は人が少なかったです(皆さん7Fから進んでくるので)。逆にヘッドホンアンプに興味がある人だけが来るようになったのでその点は良かったと思います。
ヘッドホン祭りでの弊社ブースの様子(@9Fヘッドホンアンプ試聴会の部屋)

今回の弊社ブースの機器構成

(新)製品への評価
新製品DCHP-80

今回ヘッドホンアンプDCHP-80を出展しましたが、一言で言うとこれも非常に好評だったと思います。特にデザイン的にすっきりしたのと価格がDCHP-100よりも抑えられているのが良かったようです。
肝心の音に関してはDCHP-100に比べるとやはり値段なりの差を感じるとおっしゃっる方もいらしゃいましたが、今回の試聴はDCHP-80に接続しているDACが比較用標準機のM903で、DCHP-100に接続しているのが弊社のDAC-FA0でしたので、その差の方が大きかったと思います。

DCHP-100用試聴機器(DACはDAC-FA0)

DCHP-80用試聴機器(DACはm903)
次の機会にでも同じ音源・DACで聞き比べられる構成で是非比較していいただきたいと思います。

DACのm903は今回初めて聞きましたが、変な癖はなく聴きやすい音質だとは思いますが、音の輪郭といいますか音の切れ込み、解像度的に、手前味噌ながら弊社のDACの方が、はっきり聴こえますのでその点の差が大きかったと思います(実際に合間にケーブルを切り替えて試聴した感じでは)。

オーディオデザインのヘッドホンアンプのホームページはこちら

オーディオデザインのDAコンバーターのホームページはこちら

ヘッドホンに関して
ヘッドホンに関しては今回SHUREのSRH-1840とゼンハイザーのHD650が標準機として貸し出されたのですが、これも良かったです。
特にHD-650が非常に良かった。比較的軽い感じの低音(よくダンピングの効いたという意味)ですが超低域まで伸びていて量感も十分で、高音がさわやかにサラサラ伸びていて、低音高音のバランスもちょうどいいです。もう言うことなしのヘッドホンでした。以前にお客様に聞かせてもらったハイファイマンのヘッドホンも非常に良かったのですが(現在のお気に入りNo.1です)、それに個人的な満足度としては肉薄しています。

SHUREの方は似たような音質でしたが、私には低音がやや弱かったと思います。パッドを両手で抑えるとやや低音の量感が増しましたがそれでも少し物足りない感じでしょうか。
ただ所有していて時々聴いているAKGのK702も、うるさいこの会場で聴くと同様の低音不足に聴こえましたので、静かな普通の環境で聞かないと評価できないのかも知れません。


ヘッドホンスタンド

今回参考出品させて頂きましたが、皆さん最初は値段を見てぎょっとされましたが、その後見入って「いいんじゃないか」という感じになった方もいらっしゃっいました。またいろいろなご意見も頂戴しましてご協力ありがとうございました。参考にさせていただいて次回は製品を出展出来ればと思います。

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