今年の通信簿 オーディオ誌の各賞発表の時期です

早いもので街にはもう年末の雰囲気が漂ってきました。

この時期といえば、そうですオーディオ雑誌のxx賞とかyyグランプリとかの時期なんです。オーディオ機器メーカーからみると一種の通信簿みたいなものでしょうか?
こういったものに対して、色々と考え方はあるでしょうが、やはりいただけると嬉しいものです。

列挙しますと、
11月21日発売 オーディオアクセサリー誌 銘器賞
12月1日発売  ステレオサウンド誌 ベストバイ
12月10日発売 無線と実験誌 テクノロジーオブ・ザイヤー
などがあります。

現時点でオーディオアクセサリー誌が発売になりましたが、お陰様で今年はパワーアンプDCPW-200が銘器賞を頂戴しました(プリアンプDCP-210は昨年受賞しております)。

DCPW-200
銘器賞受賞しました。

これらに加えて、実は今月発売の音元出版のオーディオアクセサリー誌で、オーディオ評論家の先生との対談記事を掲載していただいています。対談のお相手は小林貢先生です。小林先生には弊社の初代パワーアンプDCPW-100をご評価いただき、それ以来高い評価を頂戴しています。対談というものを今回はじめて経験しましたが、記事の内容はもう正確な議事録という感じで、対談記事ってすべて本当の話だったのねって驚きました(あくまで今回の場合はですよ)。もちろん、記事にできない内容は掲載されていませんけど….。

オーディオアクセサリー誌151冬号に掲載された対談記事はこんな感じです(124-125ページ)(是非買って読んでみて下さい)

今回、記事にはなっていませんけどお話させていただいた中でやっと理解できた事があります。小林先生の評価記事で「位相が正確」という言葉がよく出てくるのですが、その意味がよく実際どんなものか理解できていませんでした。工学的に言うと、(スピーカーならまだわかるのですが、)アンプの位相特性は可聴帯域内で通常フラットですし、高域で徐々に位相が回っていても聴感上関係ないと思うからです。小林先生は各楽器の音の出るタイミングなども聴いていらっしゃって、それが少し遅れるとか、違和感があるかないかを聞かれているようでした。信号によっては確かにドスンと大振幅の信号が入った時に過度的に位相が乱れることはあってもおかしくないので、録音もやられているプロが聞くとそのへんも聞き分けてらっしゃるんだなーと思いました。わたしの様な理系の人間は、どうしても「位相」と聴くと物理の教科書にあるような意味だけを念頭に置いてしまうのですが、一般的にはもっと広い意味があり、そういった見方もできないと頭でっかち(たいしてでかくないのですが)になってしまうなーと思いました。

あーそれと対談というのはたくさん写真をとった中で一番いいのを使うので、笑ってますけど、普段はどちらかというときびしい怖い顔してますので、何かで実際お会いする機会があった時に「何だ実物は無愛想だな」って思わないで下さい。

来年は来年で膨らみそうな話もあるのでますます頑張らないといけないと思っています。

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