ポタ研が無事終了しました

2月14日(土)に中野サンプラザにてフジヤエービック主催「ポタ研」が開催されました。
簡単に報告させていただきます。

20150414_327717弊社ブースで聴いている感じ(ポタアンだけなので机は広く空いている)

こんな感じで入り口が塞がれている時間帯もありました

ポタ研概要
今回はじめて参加させていただきました(ポタアンを初めて商品化したので当然ですが)。来場者数は1400名ほどだそうで、昨年の倍だそうです。昨年は大雪で大変だったこともありますが、それにしても勢いがあります。
会場は時間帯によっては歩くのも大変な混雑ぶりでした。

ポタ研はポータブルアンプの他にイヤホン、ヘッドホンなども出品されているようでした。ヘッドホン祭りほどの規模はなく、メインで中野サンプラザワンフロアーと個室での展示がもうワンフロアーと言った感じです。

今回ポタアンのPEHA-100を出展しましたが、ヘッドホン祭りですでにプロトタイプを出していましたので、再度聴いていただいた方、それと初めて聴いていて頂いた方などがいらっしゃいました。

ポタアンを聴いてもらった感想、質問としては次のようなものがありました。

1. 低音が出る
聴感上の感想として、「低音が豊か」、「駆動力がある」、「低音が出過ぎ」などが多く寄せられました。
このポタアンは特に低音を強調しているわけではないのですが、他の聞き慣れた機器よりもそう感じるということだと思います。このポタアンがそう聴こえる理由のひとつは電源系が十分強化してあることで、イヤホンの駆動電流が多くなっても十分電流供給出来るからだと思います。
もう一つの理由は高音が出しゃばらないからだと思います。一般に低音と高音は表裏一体で、高音がきつかったり、耳障りだったりすると高音が強く聞こえて低音が相対的に弱く聴こえます。高音域の歪が少なく、高調波ノイズの混入が少ないので結果的に低音が強く聴こえるのだと思います。
低音が豊かに聴こえるのは悪いことではないと思いますが、何人かの方には低音が出過ぎと言われてしまいました。他のアンプとあまりにかけ離れていると受け入れてもらえないと思いますし、また市販のイヤホン自体がそういったポタアン、携帯音楽プレーヤーの欠点を補正するように作っていると思われるものもあるので、ポタアンのきちんとしている部分が欠点にもなりうるので、その点は気をつけないといけないのかもしれません。
(イヤホンの中にはF特をわざと低音域を多くして、携帯音楽プレーヤーのシャーシャーいう音が心地良く聴こえるように補正しているものが有ります)

2. ノイズが少ない
この感想も結構ありました。あのうるさい環境でよくノイズが少ないことが判別できると、こちらが感心してしまうのですが、それだけ他のアンプが残留雑音が多いということでしょう(実際PEHA-100は抜群にノイズが少ないのです。)ノイズが少ないというのは単にノイズが少ないということだけではなく、小音量領域の情報量が豊かになるので音質にも貢献していると思います。

3. 何故リチウム電池?
それと、乾電池ではなくリチウム電池を選択したのは何故?ですとか、リチウム電池は交換できるの?といった質問がなんどか寄せられました。使用しているリチウム電池は特殊なものではありませんし、こちらにも在庫がありますので、交換は難しくありません。リチウム電池の寿命が製品の寿命ということではありませんので、ご安心いただきたいと思います。
逆に乾電池を使用するとどうしてもポタアン自体が大きくなりますし、容量にも制限があります。PEHA-100の場合は容量を大きく取りやすいリチウム電池を使用することにより、昇圧して出力電圧を上げたり、アイドリング電流を多め流す事ができています。使用時間を10hに設定し、余力を音質向上に振り分けていますので、乾電池よりも音質上有利と言えます。

他のブースの感想
今回他のブースはあまり回らなかったのですが、ゼンハイザーのブースでIE-800というフラッグシップのイヤホンを聴かせてもらいました。ゼンハイザーにあったAK-100(?)直挿しだったのですが、このイヤホンは良かったです。もうもの凄いというのが一聴してわかります。ただピアノの音が妙に硬かったですが、これはプレーヤー側の癖ではないかと思いました。IE-800はその内に買おうと思います。

コメントを残す