ディナーショウみたいな所での演奏がとっても良かった

クラッシックのコンサートは、最近遠ざかっていました。

というのもクラシックコンサートに行っても、あまり感動しないんですよね。
(あんまり書くと怒られてしまうので書きませんが・・・。)
コンサート会場はどうしても(興行上)大きな会場になるので、どうしても音が小さくなって、自分のステレオで大音響で聴いている方が迫力が出ます。
(とか言いながら書いてるじゃん)

先日レストランでバイオリンを演奏する企画を見つけたので(小さい会場で演奏を聴く機会を探していました)行ってみたら、これがまた物凄く良かった。

その企画とはこれ
雅叙園のディナーブッフェ
(私は目黒雅叙園とは縁もゆかりもありませんので誤解の無いように)

何が音が良かったかというと純粋に音が良かった。バイオリンを引いている方は関戸美樹さんでもう一人ギター 武井裕晃さんとの共演でした。

雰囲気はこんな感じです

アコースティックギターの方はアンプを通して少し音を大きくしていましたが、バイオリンの方はもちろんそのままです。

特によかったな~と感じたのはバイオリンの音色です。どう良かったかというと弦の美しく調和のとれた音に加えて、何かうなりというか、ちょっと不協和音的癖の音色というか、そういう音色が心地良く乗っかっていて、バイオリンの音色そのものがこんなにいいって知りませんでした。

バイオリンのCDでストラディバリウスの癖?みたいな唸りの様な音を強調して聴かせるようなものはあるのですが(ムターみたいな)、この時聴いた音色はそういったものとは、また違って非常に良かったのです。部屋が大き過ぎないせいか音量も非常に大きく聴こえました。サントリーホールの客席でオーケストラを聴くよりも大きい音が出ているのでは?というくらい。

この時の様な音を収録した様なCDは私は知りませんし、コンサートでも聴いたことがありません。コンサート会場で聞こえる音のほとんどは直接音ではなく間接音(壁からの反射音)なので、実際にはこういう音を出していても観客席には届かないのかもしれません・・・。

途中、倍音で演奏する部分(?)の様なところがありましたが、距離も近かったせいか、指の動きと「あ、これそうとう難しいんだろうな」という様な感じがひしひしと伝わってきて、コンサート会場で聴くのと違った感動があります。

バイオリンとギターというのもこれ又結構合うもので、ギターの方はやや低域の調和のとれた綺麗な音という感じで、(構成上おとなしく弾いていたのだとも思いますが)良かったです。

残念なのは、これがレストランでの演奏で、前に居た2組のお客さんは演奏にまったく興味の無い様なグループだった事で、演奏が始まると、演奏より大きな声で話し始めるような人だったことです。まあこれはレストラン側の配慮の問題なのですが。
最初に席に案内する際に「今日はライブ演奏がありますがご興味おありですか?」位の事を聞いてから適切な席に案内してあげればよかったのにと思います。まあ一番大変だったのは演奏されているご本人たちだと思いますが、これにめげずにこういった活動も続けていただければ、クラシックファンももっと増えると思います。

演奏の途中少し話を挟みながら進行したのもとても良かったと思います。クラシックの人は黙って演奏を聞け(それで分かれ)みたいな感じの人が多いと思いますが、説明してくれないと(こちとらさっぱり)わからないので・・・。

クラシックのコンサートに行ってもあまり感動できなかったのですが、この演奏はよかった、本当に音が良かった(演奏を褒めなくて申し訳ありません、演奏を褒める基礎が私にはないので)、オーディオマニアもググっと感動できる内容でした。

又ピアノやチェロの企画もあるのでまた今度行ってみたいと思います。
(あまり期待ししすぎて行くとがっかりするといけないので)過剰な期待はしないで、ものは試しに是非行ってみて下さい。通常のコンサートとまた違った感動があるかもしれません。

オーディオデザインのホームページはこちらです。

ディナーショウみたいな所での演奏がとっても良かった」への2件のフィードバック

  1. ブログを見つけて頂きありがとうございます。また勝手にブログに偉そうに書いておりまして恐縮です。また機会を見つけて聴きに行きたいと思います。今後共よろしくお願いいたします。

  2. ご来聴そしてご感想をありがとうございました。
    身近なところでの演奏が好きなので、ご満足頂けたなら幸いです。
    会場も楽器の一部だと考えています。お座り頂いた場所も良かったのかもしれませんね。
    また、どこかでお会いできる事を楽しみにしております。

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