クラッシックのプロによるカルチャー講座が良かった  みんなもどう?

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メイプルカルチャーセンターの受付

品川区の西大井にメイプルカルチャーセンターというところがあっていろいろなセミナーを主催しています。このメイプルカルチャーセンターのセミナーは品川区がお金を出しているので参加費は安く、その割に空いています(もったいない)。踊りとかヨガ、手芸など色々あるのですが、その中にクラシックの作曲者についての講義があったので行ってみました。

時間は約2時間で、一人の作曲者にスポットをあて、時代背景、生い立ち、曲の意味合いの・ようなものを私達素人にわかるように説明してくれます(以下記憶に基づいて書いていますので間違いがあるかも・・)。

2月20日(土) ジョージ・ガーシュイン 講師佐藤昌弘先生(洗足学園音楽大学教授)

ガーシュインは妙にジャズっぽいと思っていましたが、もともとショウビジネス等の音楽で人気が出て、後に交響曲を作曲したそうです。ガーシュインのメロディーは比較的シンプルで(2音のメロディーで構成されているものもある)、シンプルな方が色々アレンジが効いて広く演奏されるそうです。Jazzの奏法を取り入れてラプソディー・イン・ブルーを最初に作り(オーケストレーションはグローフェに依頼している)大成功を収めましたが、39歳という若さで脳腫瘍でなくなりました。

途中ガーシュインの伝記的な映画も見せてくれて時代背景、生い立ちなどよくわかりました。

3月5日(土) ドボルザーク 松尾祐孝先生(洗足学園音楽大学教授)

9番の「新世界から」が有名ですが、それ以前の8番までもところどころ聴かせて解説し頂きました。「新世界から」について聴きながら序章、提示、展開、再現、集結と楽章の構成を説明してくれました。音楽も文章の「起承転結」と同じように、型があるのですね(それすら知らなかった私)。さらに各楽章に起承転結的な型(音楽での型はもちろん違うが)があることを初めて知りました。

ドヴォルザークの経歴の後、「新世界から」について聴きながら、ここがあれだよって感じで解説していただきました。クラシックもヨーロッパの絵画と同じで、その時代背景や構成などをしるとさらに感動が深まる様です。

内容がいいのに参加者が少なくもったいなかったのでここで宣伝しておきます。皆さんも是非参加してみてください。モーツアルト、マーラーの講座はまだ間に合いますので。

プロの先生に直接質問もできる機会なんてオーディオマニアにはなかなかないんじゃないのでそれだけでもお得です。

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