秋のヘッドホン祭り2014はこんな感じでした

先週末2014年秋のヘッドホン祭りが中野サンプラザで開催されました。
その様子と感想を報告させていただきます。

全体の来場者数は春などど較べて少し少なくなったかなという気もしています。ただ出展社数は増えていると思いますので、入場者数が増えても各ブースあたりの人数が減っているのかもしれません。
展示ブースの様子
開催中の様子


弊社のブースについて

展示会のちょっと意外な側面
展示会はもちろん製品をアピールする場なのですが、製品を購入して頂いたお客様が来場して「使ってますよ」などとおっしゃって頂くことも多く、これは出展社側としても大変うれしいことです。次はこういう製品を作って下さいなどのご要望もいただけるので、単なる製品の宣伝という場ではなく、お客様との交流の場としても非常に大切です。また、旧友などが会いに来てくれたり、そういう意味でも有意義なのです。

据置型ヘッドホンアンプDCHP-100
前回の春はDACにUSBバス駆動の簡単なものを繋いでいたら、(何度か聴いたことのあるお客様から)音が悪くなったと言われましたので、今度は真面目に弊社の標準DACを持ってきました。
名前は知ってはいましたが、初めて聴きましたという方も結構いらっしゃっていましたが、音が良いと驚かれていました。やはりDACも持っていったほうがいいようです。

新製品ポータブル・アンプPEHA-100

ポタアンは前回も試作品を持って行きましたが、今回は製品版(ちょっと手前)です。
ただ製品版といってもちょっと仕上げが荒い所が残っていて、
・ツマミの仕上げ
・USB充電部の切り込み
等には課題が残ったものでした。

春に出した青い試作品との違いは
・電池の容量Up(1000–>1400mA)
・GainとBASSのスイッチが付いた
・小さく、軽くなった
などです。

音質に関しては皆さんから褒めていただきました。
・駆動力がある
・中高音も繊細な所までしっかり出ている
という2点を皆さんおっしゃってました。

このポタアンはアンプの回路技術的には教科書的な回路で特に新技術というものではないのですが、やはりアナログ回路には勘所みたいなものがいくつかあって、そこをきっちり抑えているかどうかで、大きく音質が変わってくるようです。
内部基板の写真

アルミ削り出しシャーシ

他ブースをいくつか回った感想
私も、他のブースのポタアン、据え置き型をいくつか聴いて見ましたが、その感想をちょっとだけ。
・まずデモ用の選曲がひどい
あるブースでは10万円近くするヘッドホンのリファレンスクラスのデモ曲がすべてJ-POPで、すべての曲が高音がシャリシャリいって聴くに耐えませんでした。「ヘッドホンを聴くのは若い人なのでJ-POPがいいのでは」ということなのでしょうか?この音源では音質が判断できなくて残念でした。

・ポタアン(ハイレゾ用)
ハイレゾ音源が聴けるDAC付ポタアンではDSD音源を聴きました。聴いたことのあるノーラジョーンズのアルバムを聴きましたが、確かに音の美しさのようなものは感じさせてくれていますが、力強さのようなものがまったくなく、薄っぺらい感じで残念でした。使ったのは最上位クラスのイヤホンでしたので、やはりポタアンの方の音質なのでしょうか?

こうしてみると、弊社のポタアンが評判良かったのもわかります。特にハイレゾ対応だとDAC回りで比較的高い周波数のデジタル信号を扱いますので、携帯型だと、必然的にアナログアンプの部分にまで漏れてきます。そうなると音質はそういった傾向になりますね、やはり。

ポタアンは11月末頃に最終製品版のデモ機をフジヤさんにおかせてもらおうと思っています。

ご来場頂きましたお客様に心から御礼申し上げます。今後共よろしくお願いいたします。

秋のヘッドホン祭り2014はこんな感じでした」への2件のフィードバック

  1. ヘッドホン祭りで弊社製品をご試聴いただき誠にありがとうございます。
    製品の音質が気に入って頂けたようで製造者としても嬉しく思います。
    ヘッドホン祭りはいろいろなアンプを一気に聴けるので、お客様にとっても有益なのですね。
    今後共よろしくお願いいたします。

  2. コメント失礼いたします。先日の秋のヘッドホン祭りでDCHP-100を試聴させていただいた者ですが、試聴比較できる機会もなかなか無いので、ヘッドホン祭りで目に付く高級ヘッドフォンアンプを試して歩いていたのですが、DCHP-100には感動しました。。。あの音が自宅で聴けるのかと思うと夢広がります!高額なのでなかなか直ぐは購入できないかもしれませんが、数ヶ月以内に資金を用意して購入したいと思っています。試聴機会が得られてとても良かったです。ありがとうございました。

コメントを残す