少し前になりますが今年の5月に八神純子さんのコンサートに行って来ました。
八神さんは結婚されてアメリカで暮らされていましたが、子供が手を離れたのでコンサート活動にも復帰されたのだそうです。
八神純子さんのコンサートのチラシ
コンサートの内容はと言うとこれがもう素晴らしいものでした。
会場は半分は女性でしたが、もう半分は私みたいなおじさんで、これがまた皆さん涙ちょちょぎれになってました。
歌が良いのはもちろんですが、昔と違ってトークも上手になってました。
八神さんはほんとに心の優しい方でそれが会場の聴衆に伝わってしまうのだと思いました。
思えば音楽CD(当時はレコード)を継続的に買い始めたのは高校生の頃、八神さんの「あ~みずいろの、、、あめ~」というフレーズが気に入ってでした。
八神さんのアルバムを集めていた頃はちょうどレコードからCDはに変わった時期です。
レコードからCDに変わって、当時はデジタル技術もよちよち歩きで、CDの音もあまり良くなかった様に思います。とにかく音が痩せて硬かった。
(おそらくそれもあって)段々毎回はCDを買わなくなり、いつしか音楽鑑賞・オーディオからも離れて行きました。それでも所有している山gみさんのアルバムはレコードCDあわせて計10枚以上はあると思います。
曲としてよく知られているのは
水色の雨
思い出のスクリーン
Mrブルー
パープルタウン
あたりだと思いますが、実は詩がいいのはもっと後の
「純」、「truth hurts」あたりのアルバムに収録されている曲で、この辺の時代はあまり知られていないのではないかと思います(曲もほとんどかかりません)
例えば、純というアルバムの最初の1曲めのベイビースターの悲劇の歌詞は
って感じです。この頃は八神さんがちょっと不良になりかけた頃です(あくまでもののたとえですよ)。
この頃はメロディー自体は八神さんにしては普通なのですが、詩は逆に何十年かたって聴いて心にしみてくるものがあります。
それだけ詩が本当に深く、苦悩の様な心の奥深い部分をえぐっている様に思います。
デビュー当時は「ポップコーン」だったかで、いわゆるシンガーソングライターとして才能ある人がたくさん出てきたように思います。
同期に中島みゆきさんがいらっしゃるそうで、そういった逸材がゴロゴロしていたんですね、当時は。
若い女性は当然のことながら恋愛をテーマにした歌を作ります。
やがて歳を取るにつれて純愛では歌えなくなってしまうと思います。いい年してほれたはれたとばかりいってられませんから。ただ八神さんの場合、早いうちから宇宙とか人類愛とかそういった大きいテーマに転換し行ったので、歳をとってもまったく違和感なく詩が作れたのだと思います。(松任谷由実さんの様にいつまでも純愛で通そうとすると苦しくなる)。
八神さんはこれからはジャズボーカルの方向に行きたいとおっしゃてましたが、これはぜひとも期待したいですね。
音楽を聴き始めるきっかけは人それぞれだと思いますが、最初からジャズとかクラッシックを聴くよりもアイドル系にはまってやがて大人の音楽に移行していく例が多かったのではないかと思います。
今はどうかというと、最初のとっかかりがAKBしかありませんし、これは音楽にはまって行く方向ではないように思います。取っ掛かりはなんであれ音楽とかCDにやがて自然にはまって行く道筋が今は無いので、音楽業界、CD屋さんだけでなくオーディオ業界も衰退し行っていると思います。
オーディオは知ってしまうとほんとはおもしろいと思うんですけど、特に若い方にとって入り口が無いのがナーといつも思っています。
若い方には「大きなお世話」ということかもしれませんが、もう少しオーディオの方にも来てもらわないと・・・。
話がだいぶそれましたが、八神さんのコンサートは本当に心に染みました。
八神さんの新しいアルバム「Vreath(ブレス)」
(録音は個人スタジオっぽい感じでは無いだろうか)今は音楽業界も大変だと思うので・・・
八神さんのアルバムで音質がいいのは実はロス録音のレコードです(これは内緒ですが)。
会場で新しいCD「ブレス」を買おうとしたら普通のCDと高音質CDの2種類ありました。高音質CD・・・なにかと思ったら(中を開けて初めて分かったが)SACDとのハイブリッドディスクのことでした。 会場で「SACDって何?」って聞かれると売ってるほうも説明が面倒なので、「高音質CD」って言ってるんでしょうね。
会場でCDのを買うと握手券がついてきました(AKBみたい)。握手会には既に100人くらい並んでいたので、八神さんもお疲れだろうと思って握手はして来ませんでした(もう手が痛くなっているんではと思い・・・)。
以上取り留めもなくだらだら書いてみました。
コンサート行かれましたか。
私の行ったコンサートは半分くらいは女性で、特に八神さんのファンではない方も来てましたが(そんな会話をしていた)、そういう方まで「ほんとによかった~」なんて言って帰って行ったので、八神さんはコンサートが上手なんですね、ほんとに。
スピーカーセレクターを探していましたら
アンプも替えられるもののあり、
これはいいなぁ~と思っていました
(最近PC用にM-200を導入したので)
更にフラフラしていましたら
こちらのblogに行き着きました(笑)
八神純子さんのコンサート、
ワタシも行きました
当時の音と全く変わっていなかったのに感動!!
昔が蘇ってくるような
CP-70サウンドも聴けて2度感動!!
ワタシも取り留めなく話してしまいました
お邪魔さまでした