今回はスピーカーシステムの周波数特性を測定し、得られた特性の解釈について説明します。
試聴エリアのレイアウト
壁が斜めなので必然的に非対称配置になります。


スピーカーの至近距離で測定した周波数特性(部屋の影響が最小)
今回からMySpeakerではなくREWを使用しました。測定結果はほぼ同じ特性が得られています。MySpeakerの方がニュアンスが正確にわかって好きだったのですが、REWの方がはるかに便利です。

部屋の各位置での周波数特性

定在波効果と反射波による谷
周波数特性で50Hzと80Hzに大きなピークが各所に見られます。これは定在波効果によるものと考えられます。
また100-200Hz近辺に鋭い谷が見られますが、これは反射波によって音が打ち消されているためと考えられます。
定在波は100Hz以下の低域ですので普通の吸音材では解消できません。解消するには発生の原因となる壁にBassTrapを設置する必要があります。
また反射波に関しては反射している壁に吸音材を設置するか、拡散板を設置するのが有効と考えられます。
これらの部屋の音響特性の改良は大変な作業(工事)になりますので、一旦これで保留として、デジタル補正による周波数特性の改善を試みてみたいと思います。
これらの内容は以下の動画で詳細に解説しています。