アンプ・スピーカーセレクターHAS-33S
概要
オーディオデザインのセレクターはオーディオパーツの中でも最上のものを吟味し、妥協なく製作した最高品質のセレクターです。ロータリースイッチには純国産の最高級品を使用し、端子間隔も最大となっています。ロングセラーモデルですので末永く安心してご使用いただけます。
オーディオアンプの設計者が音質最優先で製作したセレクターですので、真空管アンプや海外製スピーカーの切り替えなど、あらゆる組み合わせにおいて安心してご使用いただけます。
また最上位のProシリーズはスピーカー端子からスイッチまで最高級のオーディオパーツで構成されており、予算に余裕のある方には是非おすすめしたいモデルとなっております。
ハイエンド機器からベーシック機、さらに自作機の切り替えにも、幅広くおすすめできます。
同時出力は選択できません。
特長
・真空管からトランジスタまで、すべてのアンプにご使用いただけます。
・真鍮削り出し金メッキ仕様の入出力端子とOFC内部配線材を採用
・純国産ロータリースイッチの最高級品を使用
・11mΩ(Pro仕様は8mΩ)の低接触抵抗を実現(*1)
・優れた操作感を生む40Φ大型アルミ削り出しツマミ(*2)
・大容量・高剛性スピーカー切り替え専用スイッチと最高級端子(Pro 仕様)
・プラス・マイナス両方を切り換えるBTLアンプ対応モデル
・4mm厚アルミパネルを使用した高級感あるケース外観
・スピーカー端子の間隔(中心から中心)も横方向で22mm、縦方向で35mmと余裕を持った設計ですので、短絡(ショート)の心配がありません。
・12年以上のロングセラーモデルですので、後日別のモデルをご購入いただく際にも安心です。
(製品自体が廃盤となっている心配がありません)
*1 セレクターの端子-端子間における実測値です。端子間で10mΩ以下の内部抵抗を実現しているのは当社だけです。
*2 スイッチの接触抵抗を極限まで小さくするため、摺動部の圧力が大きく設計されています。そのため30Φ程度のツマミですと操作トルクが大きくなりすぎてしまいます。40Φのツマミ径は高性能のための必然です。
アンプ・スピーカーセレクターHAS-33S/製品詳細
セレクタースイッチは非磁性体構造の国産最高級品を使用
ロータリースイッチ
オーディオデザインのセレクターに使用しているスイッチは全て日本のスイッチ専業メーカーの国内製造品です。国内製造のスイッチは価格が高いのが難点ですが、ハイエンド機器にも使用するセレクターには必須であり、あえて採用しております。これらのスイッチには医療用、測定器、工業機械などへの採用を通じて培われたノウハウが投入されており、オーディオ用の最高級セレクターには最良の選択だからです。
信号部は非磁性体構造
スイッチは信号部構造体、接点、メッキ等が、すべて非磁性体材料によって構成されています。微小電流に対しても歪を誘発しない優れた構成です。
接点は銀メッキ/金メッキ構造
スイッチの接点に高純度の金メッキを用いています(Pro仕様を除く)。ただ同じ金メッキなどでも、海外製では金の純度そのものに問題があることがあるそうです。当社で採用しているスイッチは日本製造品であり、この点でも安心してご使用いただけます。
接触抵抗/長寿命
セレクターに使用するロータリースイッチにおいて、寿命も重要な特性のひとつです。当社採用のスイッチは5万回の使用寿命が保証されており、卓越した特性を有しています。これらのスイッチを使用したオーディオデザインのセレクターは、末永くご使用いただけます。
Pro仕様は純銅製フレームを使用した大容量スイッチ
部品・ケース
真鍮削り出し金メッキ仕様の入出力端子
標準SP端子(左)とPro用端子(右)
HASセレクターシリーズの入出力端子にはすべて真鍮削り出しに金メッキを施した、信頼出来るメーカーの最高級品を使用しています。さらに、Pro仕様で使用しているものはプラスティックカバーのついた上位部品です。寿命、信頼性という点でも安心して他のハイエンドオーディオ機器と接続して頂けます。
優れた操作感を生む大型アルミ削り出しツマミ
内部配線材はオーディオ用OFC線材
接続しやすい端子間隔
高級感あるケース外観
用途
パワーアンプとスピーカーの切り替えにアンプ・スピーカーセレクターHAS-33S/仕様表・価格
仕様一覧
アンプ・スピーカーセレクター | ||
セレクター型名 | HAS-33S | HAS-33S Pro |
---|---|---|
用途 | パワーアンプとスピーカー両方の独立切り換え用 | |
入出力端子 | スピーカーケーブル接続端子 | |
接続可能端子 | より線、Yラグ(叉幅8mm以上)、 バナナプラグ |
より線、Yラグ(叉幅7mm以上)、 バナナプラグ |
入出力 | 入力3系統&出力3系統 | |
スイッチ | 43mm型金メッキ接点 | セイデン56型銀合金接点 |
配線 | OFC配線材 | |
内部抵抗 (端子-端子間) |
11mΩ | 8mΩ |
大きさ(WxHxDcm)・ 重量 |
28x9x23cm 2.7Kg |
28x9x23cm 3.4Kg |
回路図 | 回路図 | |
外観 | 正面 ・ 後面 | 正面 ・ 後面 |
付属品 | 取扱説明書(保証書つき) |
HAS-33S・HAS-33S Pro/お客様の声
HAS-33S
最近のレビュー3件を表示しています
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★★★★★ HS 様 2023年09月28日
1、購入動機
増えた所有機器を高音質で瞬時に切り換えの出来るアンプ及びスピーカーセレクターが欲しくてネットで調べていたら、このHAS-33Sが条件にピッタリだと思い、今回2台同時に購入しました。
2、実際に使用してみての感想
(1)高音質なセレクターで一番重要なロータリースイッチが日本製の最高級品を導入しているという安心感があります。
(2)高級感のある直径40mmの大型アルミ削り出しツマミが丁度よい大きさできているので、切り換えた時のクリック感とツマミのトルク感に品がある。
(3)スピーカー端子にはバナナプラグも使用されていて、また余裕のある端子間も相まって、接続するにも楽に出来ました。
(4)フロントパネルには、アルミ製が使用されていて高級感があります。
(5)インシュレータも高級なものを使用されていて気に入りました。
3、接続使用機器
真空管パワーアンプ 845シングルアンプ、VT62プッシュプルアンプ、300Bプッシュプルアンプ
スピーカー JBL 4312G、JBL L52 CLASSIC、JBL 4312M COMPACT
4、最後に、希望になりますが5台のアンプと5台のスピーカーが切り換えの出来るセレクターを発売してほしいです。よろしくお願いいたします。
★★★★★ アスカ 様 2023年04月12日
本当に音質劣化のない最高級品だと思います。
見た目も高級感があります。ツマミを回したときの感覚が最高です。
置いていてもグラグラしたり滑ったりすることはなく安定していてストレス無く使えます。
おそらく一生使い続ける事になるでしょう。
気分や時間帯でアンプとスピーカーを自在に切り替えできるのは最高です。
アンプ、スピーカーが増えた時は絶対にお勧めです。
オーディオデザインさんありがとうございました。
★★★★★ タク 様 2023年04月07日
あらゆる組み合わせにおいて安心して使用できることが本セレクターを選択したポイントであり、一番の魅力でした。
製品の大きさは、リアパネルのケーブル接続端子の配置を見れば必然的にジャストサイズで、使用感には満足しています。
現在使用中の機器は、アンプが現行の真空管セパレートと1980年代のトランジスタセパレート。スピーカーは1980年代のフロア型、1990年代のブックシェルフ型、2010年代のトールボーイ型で、ソースはレコードとCDが半々といったところです。
アンプとスピーカーを一台のセレクターで切り替えできるほか、異なるスピーカーケーブルを交換して試しやすいことも、本製品を使って初めて分かったメリットだと思います。
現状ではアンプ一台分の接続に空きがあるので、HDMIとUSBの入力を備えたアンプを導入してテレビやパソコンとの接続をやってみたいなと考えたりしています。
あれこれ楽しみながら使ってみて、機能・性能は大変満足、デザインは満足、価格は普通、製品全体が大変満足という評価になりました。
デザイン面での要望は、ツマミの形状。質感やタッチをそのままに、セレクトポジションの見た目のわかりやすさといった点から、細長い矩形のツマミというのはいかがなものでしょうか。
これからも他所のブランドには造れないものづくりを期待します。ありがとうございました。
これより以前のレビューはこちらからご覧ください
HAS-33S Pro
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★★★★★ 小太郎 様 2021年07月14日
アンプは、真空管を使っていますが、最近は手ごろの価格で高性能のD級アンプも増えて来まして、夏ということもあり両方使いたい。また、スピーカーもジャズとクラシックで使い分けたい。機材もテスト的に使ってみたい機材もある、ということで、今まではラックの裏側に入って、接続の変更をしていました。自分では絶対間違えることがないと思っていてもLRなど間違えることがあって、再度ラックの裏側に入ることもありました。
もちろん、最短でセレクター等余計な物がないことが、音にとってはベストですが、こちらのセレクターのProバージョンは、最大限音質劣化にも配慮してあり、実際の違いはそんなにないのかもしれませんが、精神衛生的にも楽であり音楽に没頭できますし、狭いラックの裏側に入って、繋ぎ変えるという作業が減って、とても快適になりました。また、切り替え作業に伴う雑音もありませんので、一応アンプのボリュームは下げますが、リアルタイムで音の違いを楽しむこともできるようになりました。
あとは欲を言うとデザインでしょうか。シンプルで電源も要らず、ほぼ絶対壊れず、ずっと使えるので、価格としては妥当だと思いました。
★★★★★ pingu 様 2018年07月28日
1.使用用途、切り替え対象機器
トランジスターアンプ、真空管アンプ、デジタルアンプのアンプ3台と、トールボーイ、ブックシェルフ、音場型の3台のスピーカーを組み合わせて楽しむために導入。
以前は、1対3の切替機を使用。
2.実際にみた製品の感想
一番びっくりしたことが、写真より遙かに見場が良いことでした。正直なところ、それまでは大手製品と比べると洗練性が足りず、ダサいと感じていました。ショー等でアンプの実物を見ても、欲しいと思わせてくれず、一歩引いていました。今回、比較対象品がほとんどないため、切替機としては高額ですが、購入に至りました。
性能のみに期待し、見場は諦めていましたが、実際に設置してみると、なんと佇まいもよく、CDプレーヤーやアンプに負けていないではありませんか。
想像よりもコンパクトでした。そして若干軽い。まあサイズはともかく、1.5倍程度は重い方が良いでしょう。
以上は、セレクターとしての評価です。
3.製品の品質・効果について
3万円程度のSP切替機からの変更ですが、以前でもそれほどの悪影響は感じていませんでした。もちろん、切替機はない方が良いことは当然ですが、この機器は一層クリアです。と言うよりも、ほぼ存在は感じさせないレベルだと思います。性能には満足しています。
切替ノブの操作感は微妙です。高額アンプの入力切替レベルとは言いませんが、もう少しクリック感・きちっと決まる感が欲しいところです。ズルッと感があり、操作の喜びはいまひとつです。以前の切替機の方が感触は良かったです。ノブのサイズは良いです。
4.その他製品・弊社全般に関するご感想等
御社のポリシーに関することですので、なんとも難しいところですが、オーディオ製品が「モノ」としても存在することを考えれば、コスメティックには頑張って欲しいところです。10万円程度のセレクターであれば、この質感・佇まいで十分ですが、50万円~それ以上となると、デザインの良さは必須です。高価な素材や手間暇を掛けた等ではなく、根本的なデザインセンスの問題です。小規模メーカーであっても、感心するデザインの製品は多くあります。
御社の製品は、中身の性能/センスと外観がシンクロしていないと感じます。性能にふさわしいコスメティックを与えていただきたいと思います。
ちなみに、DCP-210のみデザインの方向性/雰囲気が違い、好みに近かったのですが・・・。
★★★★★ sakimachi 様 2017年04月04日
私にとっては、非常に高価なものでしたが、後で後悔しないようにとの思いで、頑張って購入しました。値段がもう少し安ければと思っています。
使用用途は、3アンプと3スピーカーの使い分けに使用しています。
まだ、使い始めたばかりで、詳しいことは申し上げられませんが、確かに音質は、良くなったと実感しております。
それぞれのアンプ(真空管式2台、コンデンサー式1台)の特性がクリアーに伝わってくると感じています。
要望としては、「L」と「R」をアンプ又はスピーカー毎に出来るような接続配置になれば良いとを思いました。そして、もう少し機器の幅を広げれば、接続が容易になるのでは感じました。
また、ツマミが例えば「A」と「B」の中間で止まることが気になりました。
簡単ですが、今のところ以上です。
貴社のご発展をご祈念申し上げます。
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アンプ・スピーカーセレクター/良くある質問(FAQ)
Q:標準とPro仕様の違いは?両者で音は変わりますか?
A:Pro仕様の最も大きな違いは切り替えスイッチにあります。非常に贅沢な仕様で作られた高剛性・大容量のもので、切り換えスイッチとしてこれ以上のものはありません。ただし標準仕様で音質劣化が感じられるというわけでも無いので、予算に余裕のある方、最高のものを所有したいという方には「Pro」仕様をお勧めしています。
Q:真空管アンプに使用できますか?
A:真空管アンプにも問題なくご使用いただけます。マッキントッシュ、ラックスマン、トライオード、上杉アンプなど、様々な真空管アンプにご使用いただいております。