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久しぶりの「春のヘッドフォン祭2024」が無事に終わりました

約7年ぶりにヘッドフォン祭に参加しました。久しぶりの参加でしたが特にトラブルもなく無事に終わってホッとしています。以下簡単に展示会での様子を紹介します。

 

ブースの感じ

 
開場前のブースの様子


試聴システムは2系統で、一つは Roon +Tidalを音源としてDAC+ヘッドホンアンプに接続したもの(左)で、もう一つはミュージックサーバーMS-100を音源としてDAC+ヘッドホンアンプに接続したもの(右)です。
 


試聴システムB
Roon +Tidalを音源としてDAC+ヘッドホンアンプに接続したもの
 

試聴システムA
ミュージックサーバーMS-100を音源としてDAC+ヘッドホンアンプに接続したもの




常時1人、2人の方が試聴されている感じでした。


新製品ヘッドホンアンプDCHP-200について

非常に好評でした。少し驚いたのは30万円という価格に対して比較的安いという感覚でコメントされる方が多かったことで、ヘッドホン関係の価格が全体的に大幅に上がっているのだと感じました。

 

良かったこと

ヘッドフォン祭はスピーカーでデモする展示会と異なり、各個人から常時感想を聞くことができるので、展示側としても大変やりがいがあり、また参考になります。

久しぶりの参加で長らくご無沙汰していた業界関係者の方ともお話できたことも良かったです。

 

足りなかったこと

・デモでリストアップしていた推薦曲が皆さんの知っているものではなく、私の普段聞いている好みのものだったので選曲しにくかったようです。展示会用に有名な曲のリストを作成しておくべきでしたが、アンプの方に気をとられ、そこまで気が回りませんでした。

・ミュージックサーバーMS-100は本来PCかタブレットで操作した方がいいのですが、展示会ではその準備ができておらず、本体付属の5インチのタッチパネルで選曲してもらったため非常に操作しづらかったと思います。

・持っていったヘッドホンはHIFIMANのHE-400seとAKGのK702でした。HIFIMANはバランス接続ができるテスト用に購入したものですが、低価格です。AKGも購入から10年近く経っており、パッドは交換したものの初期の良さがなくなっている感じでした。もうちょっと良いものを用意した方が良いのでは?と言われることもありました。

ヘッドホンは改めて複数機種を購入しようと思っています。

この会場は初めてでしたが、従来よりも机の奥行きが狭くなっています。すぐ所狭しとなってしまうので、ラックがあったほうが良かったです。

次回はこの辺もきちんと整えて臨みたいと思います。

 

気づいたこと

しばらくご無沙汰している内に状況がかなり変わったと感じることがあります。以下のとおりです。

・以前はバランス接続に3極XLR2本(LR)をお持ちの方が多かったのですが、今回1人もいらっしゃらず、XLR4極か4.4mmバランスコネクタの方がほとんどでした。
・音源にスマフォのC-type USBの使用を希望する方が複数いらっしゃいました。これも新しい傾向でした。
・CDを持参する人は皆無でした。またSPDIF希望の方もほとんどいらっしゃいませんでした。
・ヘッドホン周りは全体的に高額化しているので当社の30万円のヘッドホンアンプを高いという人はなく、むしろ安いという人が多かったです。

次回は秋のヘッドフォン祭(11/2)に参加する予定です(ヘッドフォン祭miniは参加しません)。

次回皆様のご来場を心からお待ちしております。

2024/05/06   大藤  
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