厳選MCカートリッジ5種の音質比較試聴 ー今一番いいのはどれだ!?ー

アナログフェア2026でMCカートリッジ5種の比較試聴を行いました。その結果を報告させていただきます。

比較試聴したカートリッジはこちらです。

使用した機器はこちらです。

試聴機器は次の通りです。試聴レコードにはテクニクスのオーディオチェックレコード(ピアノ、弦楽器、フルート、ドラム等様々な楽器が高音質で録音されています)。

最初にSABRINAで5種のカートリッジを試聴し、次にPersona5Fで試聴しました。カートリッジは適正針圧になる様にあらかじめヘッドシェルの重さを調整しておき、ヘッドシェルの交換だけで(針圧調整なしで)試聴できるようにセッティングしております。


アンケートはgoogleフォームで作成しておき、当日QRコードを配布してじっくり回答していただきました。合計18名の方から回答していただきました。

1. 一番良かったカートリッジはどれですか

結果はほぼ価格順で1位がPlatanus3.0、2位がEthos、3位がpp-300、4位がMC X40となりました。

2. 特に印象に残った点など

スピーカーを変えたら印象が変わりました。ちょっとした変更で聴こえ方が変わるようなので、細かな機器等の選択の難しさを、楽しさとして経験を重ねていきたいと思います

音の厚み、押し出し感などが良かった

音場感がいい、それ以上はもう違いがわかりません

一番偏ってなく忠実に細かい部分を再現してる感じ

オルトフォンとゴールドリングが甲乙つけ難かった。どのカートリッジを使っても大きな不満はないと思うが、コスパはat33が圧倒するだろう。

Platinum の音の形は良かった。

歪みが少なく高音から低音のバランスも自然に感じられました。

低音域の豊かさと中高音の鮮やかさ

低音が一番良かったのがPLATANUS30

全域で音が出ていて、低音は締まっており音の伸びがよく、聴いていて気持ちが良かった

エトスは特性的には一番ではないかもしれないが、とにかくまとまりがいい。 他は良いところもあれば気に障るところもあって、どれか一つを選ぶなら、この価格だからとか、合わないソースもあるけどとか妥協して購入することになるだろうが、エトスは脚色はあるが断トツにセンスがいいので、これ一つでなんでもかけようと言う気になれる。プラタナスは可能性を感じる。弦や木管を聴いてみたかった。 来年機会があったらお願いします。

倍音の伸びが一番美しいのはPhasemationのPP-300でした。他のものは、高域、低域といった要素での評価になり、特に最上位とされ多数の評価を得たPlatanus3.0は、CDか配信のハイレゾ音源のような音のように感じました。また、AT33PTGは黒檀ヘッドシェルだったので、この点、少々ハンデが強いようにも思えました。実のところ、Ortofon MC X40を購入しようとしていて、その評価のため今回の視聴に参加したところもあるのですが、X40はカタログスペックは良い割には、今一つ音の出方がちぐはぐなような気がしました。ただ、これも300Bや2A3のアンプとの組み合わせでは、表現できていない部分が補完されるかもしれず、再生環境によっては評価が分かれるところかもしれません。視聴会の直後にシェルの話や最近のOrtofonのお話など、お付き合いくださいましてありがとうございました。

だんだん高価なMCカートリッジになっていくとウーファーの振動を強さが増してくる!

プラタナスは低音がまだ弾み足りないような気がした

まとまった感じがしました。

解像度が高く音の広がりが良い


3. 各カートリッジの評価

3-1. AT33PTG(オーディオテクニカ)

このカートリッジの感想をお聞かせください

ペルソナでは、少しベタつく感じでしたが、ウィルソンでは、その印象はありませんでした。

ややドンシャリ気味だが、明るく元気のいい音に感じた

若干歪みを感じましたが相性がよい音源もありそうです。やや古い録音等に合うかもしれません。

これだけ聴いていたら悪くはなかったが、比較となると部が悪かった。低音がダボついて聴こえました

元気、やんちゃ。繊細さが欲しい

少し芯に寄ったような音の出方でしたが、ヘッドシェルの影響が大きかったかもしれません。Audiotechnica製の合金製ヘッドシェルなら、また違った評価になったかもしれません。ちなみにAT33Saを使っておりますので、もっと出るはずなのにな、と、若干腑に落ちない印象もありました。

聞いてない

少しキンキンする感がある

分解能が低い

主催者コメント

残念なことに非常に悪い結果になってしまいましたが、この点数がこのカートリッジの実力ではないと思います。このカートリッジはMCとして十分な魅力を持っています。今回比較した他のカートリッジが各社最高級品に近く、また高音質だったので、相対的にこのような点数となってしまった様です。


3-2.  MC X40 (Ortofon) Average rating (3.39)

ペルソナでは、AT33PTGより明るい音と感じましたが、ウィルソンでは、落ち着いた感じに聴こえました

軽快的にいい感じだが、もっとアンプの力が必要な感じ

キレがよく音場感が素晴らしいと思った。

他のカートリッジと比べるとあまり印象に残りませんでした。

全体的に良くなっていたと思うが、特徴が無いと思えた。逆に付帯するものがなく良かった感じもしたが物足りなかった

ボロンのキャラが立ちすぎているかもしれない。このシリーズなら、アルミカンチレバーの方が合うのかな?と思いながら聴いていた。

ボロンカンチレバーにシバタ針という、カタログスペック的には非常に優秀なモデルですが、後の3,4,5と比較すると倍音が響きません。かと言って高域、低域が出ていないわけでもありません。要するに周波数帯域の連続性が妙にリニアリティに欠けているのか、それとも例のハニカムボディで共鳴を抑え込み過ぎていて倍音が響かないのか、モニターライクなのかとも思えますが、今一つ、あぁOrtofonっていいもんだな、とは響いてこない、少し機械的なイメージが強いものでした。立ち話した時に、Ortofonは何か違うことを表現しようとしているのか、と評したのはこの部分です。ただ、欧州のオーディオ愛好家が好む管球アンプなどと組み合わせると、この尖った特性がむしろマッチする可能性もあり、環境に依存するかなと思います。

聞いてない

低音よりだが繋がりに無理がない感がある

音の解像度が高く高域が綺麗


3-3. PP-300(Phasemation)Average rating (3.33)

ペルソナでは、悪く言えば少しドンシャリ系なのかなと感じられ、ウィルソンでは土台のしっかりした音だなと感じられました

ちょっとおとなしい音に聞こえた

オーディオテクニカから順に聞かせて頂き、このカートリッジからレベルが一つ上がった感想です。

Ethosと同じ星の数ですが、音作りの方向性が違って感じました。全ての帯域で綺麗に鳴るカートリッジと感じました

精密、すごい。でも理が勝ちすぎて辛くなるか飽きそう。

個人的には今回の試聴で一番の好印象でした。隣に座っていた奥さんも同時に手を上げていたので、我が家のオーディオで勝手に耳が鍛えられていたようです。300Bパラシングルがリファレンスアンプですので、とかく倍音の美しさに反応しやすい耳になってしまっていますが、その倍音の響きと伸びが一番美しいのがこのPP-300でした。MC X40のために確保していた予算を少し増やしてこちらを購入しようと思います。確かに、もう少し高域の伸びがあったら面白いかな、という部分も無くはないですが、全体としてバランスよくまとまっており、かつ、あの倍音の美麗さは他のカートリッジには無いもので、つまるところこれは、オーディオデバイスというよりはむしろ楽器です。高評価として手を挙げたのは5人ほどでしたが、お値段バイアスを掛けずに自分の耳を信じて評価する人も少なからずいるんだな、というところに、少々安心しました。

ピアノがチャーミング

綺麗な音だが音が薄い感じがする

低音が豊か


3-4. Ethos(Goldring)Average rating (4.28)

バランス良く、ダイナミックレンジが広く、左右、前後の広がりが良かったです。ウィルソンでは、各楽器が一つずつはっきり聴こえました

一番好みの音。音楽表現力に秀でている

歪み感、トーナルバランス、レンジ感が良好に感じ好みでした。

前後というより上下に立体的に聴こえました。PLATANUSとも違いますが、メリハリがあり臨場感は一番よく聞こえました。

精密感や特性は前二者より下がったかなと感じたが、どの楽器もその楽器らしさがよく出ている。ここまでの三つと比べて、材質や針形状以前にセンスがないと価格を上げても価値が上げられないことがよくわかった。低域がドンっとか空間が広大とかよりも、リズムが良く出て質感がまともな良いカートリッジがあるんだなと思った。脚色が上手い。

悪くはないけどそうそう良くもないかな、という印象でした。確かに高域も出ていて伸びる、低域も締まりがあって、その低域が出ている裏側での高音もかき消されずに出ているというところは、非常に優秀なのだと思います。半導体アンプとの組み合わせも良好なようで分離度も高い、ということでつまり、ハイレゾ音源のような音で、そのような音を日頃から聞いている方には、耳馴染みがあって良い音という評価になるのでしょうから、好評価を得たのだと思います。

すっくと立ち上がって安定して踊っている感じ

この製品もバランスが良い、が、好みでオルトフォン

低域の分解能が良い


3-5. PLATANUS 3.0 Average rating (4.61)

どちらのスピーカーでも楽器の音が細かく聴こえました。

音のまとまりが良かった

超Hifiだがチョッと特長が感じられなかった。順番的に最後に聞いたのが不利だったかも

エトスとの差をそれ程感じませんでした。価格が高い分星を減らしました。

聴いていて気持ち良い。低音は締り、全ての音の伸びが分かるカートリッジでした。 私の好みはまさに価格順でした(笑)

エトスがまとまりで頭抜けていたのであちらを一番に選んだが、これも偏りの少ない良いカートリッジだと思う。試聴曲や、ロックでは良さそうだが、弦や木管、ギターなどもいいのか聴けなかったので二番手にした。クラシックもいけるなら、エトスよりこちらを選ぶかもしれない。

Ethosよりももう一段階、情報量が多いカートリッジだなという印象でした。傾向的な部分や印象もEthosとほぼ同種のもので、こういう音を日頃から聞いていて、お好きな方は評価するのだろうな、あるいは価格バイアスが掛かって、高額なのだからこういう音が良い音のはずなんだ、という評価軸の方は、手を上げたのではないでしょうか。高域も低域も十分に出ていて、埋もれている音はあまりなさそうです。レコードの溝から取りこぼしなく刻まれた情報を抽出している、といった印象があります。ただ、それが楽しいか、というところは評価が分かれるところで、人によって好き好きかなといったところではないのかなと思いました。

低音が剛剣を振り下ろした感じ。重量仕様で聞いてみたかった。

ほんの少し曇った感じがした

解像度が高く音の広がりが良い


4. MC試聴全般についてのご感想15 件の回答

良かった

カートリッジの違いを感じられて良かったです。高いものは良い音でしたが、安いカートリッジを工夫すると、ここまで良くなるというデモをお願いしたいと思っています

この曲でいろんなポイントで比較できるので、かなり助かる

貴重な体験をさせていただきました。もっと廉価なmm型カートリッジとの比較があればより違いが分かり易かったかもしれないです

なかなかカートリッジの聞き比べの視聴の機会はないので非常に参考になりました。

同じ音源で比較ができ大変参考になりました。 視聴に使用したアルバムが優秀だったため、どのカートリッジも良い音でした。例えば私が録音が今ひとつと思っているグラモフォン等のレコードで比較するとどうなるか興味があります。

3番目のフェーズメーション以降から音がとても鮮やかになった感じがしました。ものすごく大きな違いは無いものの比べてみると各カートリッジの特徴が分かったような感じです。

大きな違いは無かった。値段に評価が引きずられた。

この企画楽しかったです。セパレートとプリメインとの比較も聞いてみたかった。もしかすると午後の部でやったかもしれませんが…

とても楽しかった

気になる製品を比較試聴させていただいて感謝しています。カートリッジの重さが異なるので、それぞれのカートリッジに合ったヘッドシェル、というようなベストのセッティングではないにせよ、傾向として把握できたのは貴重な機会でした。比較に用いたソースも良い物を選ばれていたと思います。

使用機器はとても良く、カートリッジの差はわかりやすく感じました。

高額のカードリッジの比較試聴はなかなかできないのでよかったと思います。個人的には今後PP-300よりMCX40が選択肢に入ってよかったです

ダイナミックレンジと分解能が高い


5. 当社へのご要望・印象など

パンーアンプを欲しいと思っています。 最近、海苔波形の改善システムの記事を見ています。大藤さんの考えを聞いてみたいと思っています。

無し

ありません

特にない

いつもYouTube で拝見しております。健康に留意して末長く頑張っていただきたいと思います。

いい値段があれは検討します。

御社のアンプは大変素晴らしい音だと感じましたので、より多くの人が聞ける試聴の機会があると良いと思いました。

御社のアンプの素晴らしさが感じられました。他社のMCフォノアンプと比較してノイズや歪みが大変少なく、ずっと聞いていたいと思わせる印象でした。


6. ご年齢


終わりに

以上アンケート結果をまとめたものを掲載させていただきました。

私個人の感想もほぼ同じようなものです。このアンケート結果をみると、初めてのシステムを試聴したにもかかわらず、皆さんよく細部にわたり聞き分けられているなと感心した次第です。お客様の耳の良さに驚きました。

また動画でもこの内容を紹介させていただく予定です。引き続きよろしくお願いいたします。

新しいレコードプレーヤー(と言っても中古)を紹介します

新しくレコードプレーヤーを購入しました。新しくといっても購入したものは中古です。

これまでGT-2000やPL-50LⅡ など国産の箱型のダイレクトドライブのレコードプレーヤーを使用してきました。

今回新しくトーンアームを作ったので搭載したいのですが、普通のプレーヤーではアームを載せ替えるのは至難の業です。

そこで候補に挙がったのは大きなターンテーブルの周りを3点支持してそこに複数アームを取り付けるタイプのプレーヤーです。ただ実際に探してみると手ごろな価格ではなかなか難しいですね。そんな中で見つけたのがこれに似たプレーヤーです。実際にはちょっと違う型のが約20万円でオーディオユニオンにあったので見に(買いに)行きました。

実物は写真と違ってちょっとくたびれていて、あまり購入意欲をそそりませんでした。ただ良く店を見回すと、もっときれいな個体がありました。それが今回購入したレコードプレーヤー、MICHEL ENGINEERING GyroDEC というモデルです。これはダブルアームではないのですが、リング状のフレームにアームベースか何かを固定すれば結構簡単にアームを新設できると思ったからです。またこのモデルはターンテーブルをアップグレードされていました。

このメーカーは現在もイギリスで営業しているのですが、輸入業者の東志さんはすでに破産されているようでした。購入当初6か月の保証が付いていると思ったのですが、よく見ると保証なしでした(保証がないと気がついていたら、ひょっとしたら買わなかったかもしれません、でも買ってよかった)

価格は35万円でした。プレイヤー本体のアップグレードも含めた価格が約50万円、オルトフォンのアームが約20万円で合計70万円という新品価格なので、およそその半値ということになります。 20年前のモデルで、保証がない割には高い値付けですね。

プレーヤーの構造ですがちょっと変わっていて、アクリルケースがラックの上に固定され3点指示で固定されます。そのアクリルケースにフローティングする形で円形のフレームが設置されそこにターンテーブルとトーンアームが乗せられることになります。

こんな感じでフレームがフローティングされています。

駆動方式はベルトドライブでベルトの架け替えで回転数を変更するタイプですDCモーターが左奥についていて、このDCモーターはリング上のフレームに接触しないようになっています

付属していたトーンアームはオルトフォンの9インチのモデルです

PL-50L2と並んだ様子

肝心の本質ですが低重心で高音域の雑味のようなものがほぼありません。これまでYAMAHAのGT-2000やPL- 50Ⅱでは高音域に若干ひずみが歪み感があったのが、消えています。ターンテーブルが樹脂であることも効いているのかもしれません。

もともとは新しい統案をつけやすいプレーヤーを探したつもりでしたが、実際には音質が良くなったのでこれで1本アームでもいいかなと思っています。

今後はこのターンテーブルを中心に聴いていきたいと思います。

AIにレコードプレーヤーにアームを追加してくださいと言ったら

chatGTPに聞いたら、

こんなん出ましたけど・・・・

どうやってレコード再生するのか、だれか教えてほしい。

ひょっとして画期的では?

100年後のレコード再生はこうなっているかもしれない。

AIは結構的確に意見を言ってくれたりするのだけれど、そのまま信じてはいけないということかな?

MMカートリッジの周波数特性   -負荷容量はマイナスが正解-

MMカートリッジの周波数特性は負荷インピーダンスによって大きく変わります。その影響で音質も大きく左右されるので、実際の特性がどうなっているかを調べることは重要です。今回新型フォノイコDCEQ-200を使用してMMカートリッジの負荷依存性を測定してみました。

使用機材と測定方法

プレーヤー パイオニア PL-50LⅡ カートリッジ オーディオテクニカ VM-750SH

測定方法レコードで周波数特性を実測しました。テストレコードにオシロで周波数特性を直視できるスイープ信号がありましたのでこれを利用しています。

測定結果

負荷インピーダンス

47kΩ -100pF

マイナス100pF負荷は当社フォノイコのみの新技術です

気持ちがいいくらい平坦になっています。

47kΩ +100pF

7-10kHzが盛り上がっています

47kΩ +300pF

2kHzあたりから盛り上がり始めています

考察

測定結果ではマイナス100pFが最適となっています。マイナス100pFといってもプレーヤーからのケーブル容量100pFが加わりますので、これで負荷容量がキャンセルされて0となります。その結果LCRの共振がなくなって平坦になるというわけです。

肝心の音質は・・・

肝心の音質ですがマイナス100pFのフラットの状態ですと、MM特有の高域のギラギラがなくなって、非常に高品位な音になります。MCカートリッジと比較しても何ら遜色はありません。

測定に使用したVM-750SHは非常に高解像で繊細な音もでるのですが、反面通常のフォノイコでは高域が強く聞こえて聴きにくいという面もありました。マイナス100pFで受けると、高解像で非常にバランスの良い音になっています。MCカートリッジを含めて考えても最上位の音質になります。

オーディオデザインの近況は出川です・・・

今年は新製品が間に合わなかった

今年も年末の各種グランプリの季節となりました。今年のオーディオデザインの新製品ですが、残念ながら新製品のリリースが間に合いませんでした。

今年はフォノイコライザーアンプをエントリーする予定でしたが、これが期限までに完成しなかったため、エントリーできませんでした。したがってオーディオアクセサリー誌の銘記賞、無線と実験誌のテクノロジーオブザイヤー、どれも新製品の入賞はなくなりました、残念。

フォノイコは難しい

新製品となるはずだったイコライザーアンプは7月の試聴会で試作機をお披露目し、その後製品のリリースに向けて開発を進めてまいりました。試作機ではアンバランス仕様でしたが、製品版ではバランス出力のフォノイコとするべく開発を進めてきました。単純に2チャンネルのものを4チャンネル化するだけですので簡単にできると思っていたのですが、これがなかなかどうして色々引っかかってしまって結局完成には至りませんでした。現状でも音はちゃんと出ていますし、音質も非常に良いです。ただスペック的にもう少し向上させたい部分もございまして現在も改良を続けているという状況です。

遅くとも年内には製品の仕様決めて最初の製品を出すくらいには持ってきたいと思っています。また製品が完成しましたら、コロナが蔓延していなければ製品発表会として試聴会を開催したいと考えていますのでもうしばらくお待ちください。

またフォノイコの開発経緯、概要についてもまとめて説明したいと思います。

テスト中のフォノイコ、音は抜群なのだが・・・
一歩進んで二歩下がる

心境として

という訳で新製品リリースが遅れて、「やばいよ、やばいよ」という状況ではあるのですが、逆に期限に間に合わなかったということで、今はあきらめがついて特に焦ってはいないのです。まあこういう年もあってもいいかと・・・それだけの(技術的な)実りはあったので。

他にもいろいろと開発を進めていますので、来年はその分たくさんの新製品を出したいと思いっています。