PC・ネットオーディオを超やさしく解説(後編)

はじめに

PC・ネットオーディオの活用をテーマに、高機能な有料ソフト「Roon」とフリーソフト「Volumio」の紹介から、メーカー製ネットワークプレーヤー、音質向上テクニック、そして初心者へのおすすめの始め方までを解説します。
(前編はこちら

 

ソフトウェアの紹介:RoonとVolumio

Roon

高価(買い切りで約15万円、月額版もあり)ですが、非常に使いやすく多機能なソフトウェアです。
接続に手間がかからず、すぐに使用できるのが魅力です。

機能としては以下のようなものがあります。

音質調整機能
・イコライジングや周波数特性の調整が可能
・ヘッドホンの補正機能が充実している
・スピーカーの周波数特性を測って補正する機能も

特殊機能
 2つのUSB DACを同時に接続し、瞬時に音を切り替えて比較試聴できる


音質向上はあまり感じられなかったものの、その便利さから「一度入れると外せない」と感じる人が多いようです。
 

Volumio

無料のソフトウェアとして非常に良くできており、これを使えばネットワークオーディオを組むことができます。

完成度としては一部不十分な点(アルバム管理画面など)も見られますが、お金を節約したい人にとってはネットワークオーディオを実現する選択肢となるでしょう。

 

ネットワークオーディオの機器と選択肢

メーカー製ネットワークプレーヤー

PCとソフトウェア(Roonのような機能)を統合し、ハードディスク(NAS)まで含めてパッケージ化して販売されている製品です。
価格は安いもので10万円前後、高価なものだと数百万円になる製品もあります。

ブランドの例として、LINN、SFORZATO、Fidata、DELA、Bluesoundなどが挙げられます。
また製品によってAmazon MusicやTIDAL、Qobuzといった音楽配信サービスへの対応が異なるため注意が必要です。
 

オーディオ用NAS「Soundgenic」

I-O DATA製 オーディオ用のハードディスク(NAS)で、最近はAmazonの配信が受け取れる「Soundgenic Plus」も登場しています。
再生ソフトも付属しており、5~6万円程度で購入できます。

ネットワーク経由で操作でき、安価にAmazon Musicなどを楽しみたい層に向けた選択肢と言えるでしょう。
 




音質を追求する上級テクニック

より高音質を目指すための、ネットワーク周りの工夫をいくつか紹介します。

光ファイバーLANケーブル
LANケーブルによるノイズの影響を排除するため、家庭内のネットワークを光ファイバー化する人もいます。
 

スイッチングハブ
複数の機器を接続するためのハブにもオーディオ専用品があり、高価(20万円程度)ですが音質が変化するという評価があります。
 

高性能DCアダプター
スイッチングハブなどの電源を、高性能なリニア電源(トランス式)を採用したDCアダプターに変更することで、ノイズが減り音質が向上すると評価されています。
 



PC・ネットワークオーディオの音質傾向

ネットワークオーディオは、CDプレーヤーと比べて以下のような音質傾向があります。

長所:低域の力強さが出る
短所:高域の切れや伸びが少し抑えられ、大人しく聞こえる傾向がある

しかし、全体的には良い方向であり、便利さも相まってネットワークオーディオへ移行する人が増えているようです。

 

ネットオーディオの始め方(おすすめの選択肢)

選択肢 特徴・予算目安 おすすめのユーザー層
Volumio + ラズパイ 約1万円。ただし、セットアップに多大な労力が必要。 パソコンが得意で、労力を惜しまない人
Mini PC + Roon ミニPCが3万〜5万円、Roonが有料(サブスクまたは買い切り)。 労力をかけずに多機能・高音質を求める人
Soundgenic Plus / BlueSound 約5万〜8万円。ネットワークプレーヤーの中では安価で簡単。 お金をかけられないが、簡単に始めたい人
メーカー製ネットワークプレーヤー 10万円〜数百万円。高額なほど高性能。 予算に余裕があり、すぐ高音質を楽しみたい人(100万円以上の場合は店がセットアップを代行してくれることが多い)

 



まとめ

ROON、Volumioを中心に、PC・ネットオーディオを総合的に解説してきました。
手軽に始められる選択肢もあるので、オーディオの世界に足を踏み入れる助けになれば幸いです。


 

本コラムは右のYouTube動画をAIを利用して要約し、加筆・修正したものです。

詳細はYouTube動画もご参照ください。

2025/10/24