成功しているIT企業は意外と人との関わりを大切にしている・・・・のかも知れない….

御存知の通り当社は主にネットでアンプやセレクターを販売しています。インターネットから注文をしてもらう際に使用している注文フォームも時代とともに変わって来ています。

1. 自分で作った申し込みフォーム -->
2. ColorMeというネットショップシステム -->
そして現在は、
3. Eストアさんのネットショップシステム
を使用しています。

ショッピングカートというシステムは技術的に難しいので、専門のネットショップを利用することになるのですが、最初に使用したColorMeでは大変な目にあいました。そこでブログも書いていたのですが、なんと突然、全面的にブログ機能を閉鎖する(すべてのユーザーに対して)という通知が来て、これまでに書いたブログが閲覧すらできなくなるとのことでした。加えてブログの内容を移行するツールさえ用意されませんでした。

お陰でそれまで書いてきた膨大の内容のリンクが無効になり、文章と数百枚の写真(リンクも)などを手作業で移行しなければいけないという羽目に陥りました。なんとかワードプレスに移しましたが、当然以前のリンクはすべて無効となりましたので、これまでの努力も水の泡です。

これに懲りて、新しく探したネットショップさんがEストア(ショップサーブ)さんです。利用してみて気づいたのですが、こちらの会社はネットショップでありながら、結構人がいろいろと動きます。先日のラジオ出演の話もこちらの紹介ですし、その他にも営業の担当者の方がいろいろとアドバイスをしてくださいます。なぜかと不思議に思ったのですが、結局それでこちらの売上が伸びると、ネットショップさんの方もいろいろと手数料がらみの売上に繋がるのだそうです。

Eストアさん主催のイヤーエンドパーティー(ヒルトンホテルにて)

ネットショップというと、問い合わせはメールだけというのが多いのですが(とはいってもメールしてもほとんどまともに答えてくれないんですけどね、ColorMeのグループなんかそう)、意外とIT企業も人というか、しっかり営業活動をしているところが伸びているのかな?と感じています。

先日Eストアさんが主催したイヤーエンドパーティーに招待していただき参加してきました。場所はなんとヒルトンホテルでコース料理が出ました。ここでネットショップ大賞などの発表をするのです(当社は入選はしていませんただの参加者ですが・・・)。

Eストアさん主催のイヤーエンドパーティー(ヒルトンホテルにて)

そういえば、google検索にも広告を出していますが、まれにgoogleの担当者から「こうした方がいいですよ」とアドバイスの”電話”がかかってきます。IT企業も、(成功しているところは)意外と人が動いて活動しているじゃないかな~と思う今日このごろです。

オーディオアナライザ~でDAコンバータ~を調べてみました (やっべ~ぞ)

ローデシュワルツのオーディオアナライザーUPLを導入したことを以前お知らせしました。今日はその測定例を紹介します。

オーディオアナライザ~R&SのUPL

このオーディオアナライザーは相当古いものです。基本的にコンピューターで計測を制御していますが、OSが何しろWindows95の前のMS-DOSですから。それで安全か?ですって、まちがいなく安全で安心です。何しろLANもUSBもついていませんから。

その代わりデータの転送に偉い苦労します。付いている媒体はFDDフロッピーディスク、ただこれにデータ保存する手順がテキストコマンドをハッカーのようにバチバチ打たないといけないので、使い物になりません。マウスなんておしゃれなものも(オプションにはあるようだが)付いていません。

とは言えオーディオアナライザーとしての基本性能は極めて優秀で、今でも立派に通用します。これまで使用していたパナソニックのVP-7723Aよりも一桁下のTHDを測定できますし、何よりFFTによる解析機能に優れています。

測定結果は測定器の10インチぐらいのディスプレイに表示されるので、それで不便はないのですが、画像くらいは取り込みたい。やろうとするとこの様なフローになります。

外部モニター用のVGA出力はありますので、これを一度ビデオ信号に変換し、ビデオキャプチャーで今のPCに取り込めます。こう書くと簡単ですが、ここにたどり着くまでに相当の労力を費やしました。

それにこのオーディオアナライザーUPLにはデジタルの入出力もついているので、DAコンバーターの測定にも便利です。

今回はDAコンバーターの測定結果を紹介しましょう。

DAコンバーターDACFA0(PCM1704)のスペクトル  Fs=48kHz

下の画像はこの測定器UPLからSPDIF信号(Fs=48kHz)光で1kHzサイン波を出力して、弊社のDAコンバーターのアナログ出力を調べたものです。 0dB出力時にで約2V(6dBV)の出力が出ていて、THD+Nが0.006%であることがわかります。スペアナ波形(横軸の単位はkHzです)を見ると、THDの主成分は第2高調波であることがわかります。

ノイズも含めて0.006%というのは相当に優秀でカタログスペックの約2倍に収まっています。カタログスペックよりも悪いと思われるかもしれませんが、カタログデータはFs=768kHzで、しかもフィルターを入れ、かつ平均値を取っているようなので(カタログデータと言うものはそういうものです)、この実測データは相当いい感じです。

DAコンバーターDAC-FA0の歪分布

こちらはDAC-FA0の高調波歪み分布です。次数が高くなるに従って減少していっています。

次にもう少し新しいDACチップのTHDを見てみましょう。こちらは試作したUSB-DACで使用したESS社のES9018の特性です。THD+Nは0.0075%でPCM1704と同程度です。ただ、スペクトルを見てもらうとわかるように、高調波歪はほとんどなくむしろノイズの方が主成分に見えます。(ES9018の方がTHDがずっと小さく見えるのは縦軸のスケールが異なるからです)

ES9018のスペクトル、Fs=48kHz

 

ES9018の歪分布

こちらのTHD成分を見たのがこちらで、第2から第9高調波まで同程度に検出されています。ただノイズを除いた全THD成分は0.0013%と非常に小さい値です。ES9018は内部でノイズシェーピングをしているのですが、可聴帯域までノイズがおりてきているのでしょうか?

以上はFS=48kHzのデジタル信号を入力した時のデータですが、残念ながら測定器UPLでは48kHzが上限です(何しろ古いので)。

かわりにサンプルレートコンバーターで96-384kHzまでアップサンプリングして入力した結果がこちらになります。

ES9018/Fs=96kHz

ES9018/Fs=96kHz

ES9018/Fs=192kHz

 

ES9018/Fs=384kHz

サンプリングレートを上げると高調波歪が逆に増加していることがわかります。悪化したといっても0.001%レベルですから、悪化というより”見えすぎちゃって困るの~”という感じですが。

使用したサンプルレートコンバーター(SRC)はAK4137です(実はこのAK4137相当なくせ者です)。THDが悪化したのはDACチップのせいではなく、SRCの影響である可能性もあります。SRCを使う限りTHDが特性上はメリットが無い様です。

とまあ、こんな解析も簡単にできるようになりました。

FM横浜のサンセットブリーズに出演させてもらいました

放送内容の音声が聞けるようになりました(最後の方を見てね)。

昨日2/19(日)FM横浜の北島美穂さんがDJを行うサンセットブリーズという番組に出演させていただきました。
オーディオデザイン社は購入サイト(audiodesign.biz)でEストアーさんという企業と契約しています

このコーナーはEストアーさんの中から、ユニークな会社を紹介してくれるという企画です。
FM横浜さんの放送スタジオは、なんと横浜ランドマークタワーにあります。
DJの北島さんは、写真よりももっと素敵な方で、さすがに頭も切れる方でした。
大体の段取りは決められているのですが、いざ実際に質問されると(後から考えると)あまりピンとこない受け答えをしたりして、難しいものですね。まあこちらは、放送ということに関しては「素人だからいいか」と勝手に自分をなぐさめています。

EストアーさんはもちろんITで先端を行く会社ですが、意外と事業内容には人が関わっていて、なんでも自動化して効率しか考えていないようなIT企業のイメージと真逆のところもあります。ビジネスってそういうものかもしれませんね。

先日もEストアーさんのセミナーがGoogle本社で開催されて(Googleと協賛のセミナーなので)、ついでにGoogleの中も見学させていただきました。

私はインテルで働いていたことがあるのですが、Googleはさらに数段ぶっ飛んでいました。

放送内容(MP3音声)はこちらからお聞きいただけます。

「わが巨人軍は永久に不滅です」といったのは長嶋さん、「A級アンプも永久にスイッチングします」と言ったのは私です

A級動作のパワーアンプはスイッチング歪がないので音がいいというのはオーディオを趣味とする方にはいわば常識かと思います。

そのA級アンプですが、実はどんなA級アンプも実はスイッチングしているのです。といったら「そんなバカな」と思われるでしょう。それでは、アンプの性能などを見ていてA級アンプなのにやけに歪が多いな(AB級よりも多かったりする)と疑問に思われたことはないでしょうか?

もちろんA級アンプの音質的なメリットは出力段がスイッチングしないというだけでなく、結果的にトランスの容量や出力トランジスタや放熱器も大型になるなどの物量投入の効果もあるので、A級アンプの音質がいいという話があるのはわかります。

最近、よくよく考えてみるとA級アンプもスイッチングしているなーということに気づきました。

パワーアンプの動作を説明する簡単な回路図

この図はパワーアンプの簡略化した回路図です。電圧増幅段の後に電力増幅段があってスピーカーに接続され、トータルにNFBが掛かっています。これで電力増幅段のアイドリング電流が数AあればA級動作することになります。

ただ、実際にはこの回路ではスピーカーを駆動できないのです。スピーカーを駆動することまで考えて描いた簡単な回路図はこちらになります。

A級動作もグラウンドを含めて考えると汚れている

何が違うかというとマイナス側の回路です。最初の回路図ではマイナス側に電流を供給する部分が欠けているのです。マイナス(グラウンド)側は単に入力信号のマイナス(グラウンド)に接続するだけではだめで、大電流を供給できる回路に接続する必要があります(電力増幅回路のリターン側という言ったりもします)。

電源部は電源トランスからの電圧を整流して大型の電解コンデンサに接続して直流化しています。スピーカーのマイナス側はその正負2つの電源コンデンサの中点に接続され、このG点から電流が出ている(入っている)のです。このG点グラウンド部というのは100Hz(電源周波数の倍)の正弦波で充電されたときに発生する脈流成分なので、実際には数kHz位までの成分を含まれています。

この電源部のリップル成分はプリアンプなどでは安定化電源を使用すれば問題になりません。ところがパワーアンプでは安定化しないので、数Aのリップル電流に起因した成分は結構大きなものになります。回路図上では発生するように見えなくても、実際にはアース電位にもリップル成分が混じるので、結果的にこれは残留歪となります。

さらに悪い事にA級アンプは無信号時に出力段に電流が一番多く流れているので、無信号時のリップルノイズ(残留歪)が大きくなる可能性すらあるのです。

A級アンプといえども、その回路(あるいは動作)の原理だけを考えていると、理想的に見えても、実際にはいろいろな事が影響していてそう単純ではありませよという話でした。

オーディオマニアの上を行くカーマニアのオカルト  -ワロエナイ-

今回はただの雑談です。

ひと仕事終えてぼーっとネットを見ていたら、面白い記事がありました。

車のバンパーにアルミシートを貼ると、なんと運動性能が向上するらしいです。

なんでも帯電による空気の乱れが改善されるので、導電性テープをはると空力特性が向上らしい。これ、トヨタのスポーツクーペのマイナチェンジに採用されているという。

車のアルミテープチューニング

こんなのもあります

こちらでは有名な自動車評論家がテープの張り方を指南しています。

これだけならまだしも、ハンドルのカバーの下にアルミテープを貼っただけでも運動性能が向上するらしいので、こうなるとオーディオマニアも顔負けの話となります。

私は今ゴルフのワゴンに乗っているのですが、燃費向上のためのターボが付いています。低速トルクが太くて加速もいいで「商用車の皮をかぶった狐」くらいには走ります。

私も、どちらかと言うとかっ飛ばすタイプなので、今度テープを貼って試してみようかと思っています。

そういえば昔BMWのマニュアル車に乗っていたときに、アース線追加の改造を工場でしてもらったら(微かに)2走りが良くなった様な気がしたのを思い出しました。

アルミテープの結果は報告しませんのであしからず。

2017年も頑張ります -オーディオデザインの近況と抱負-

お正月も明けてそろそろバリばり働き始めた頃と思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

毎年、年明けはお正月休みにネットや雑誌をご覧になった方からご注文をいただくので、結構忙しく過ごしております(アンプ製品で納品をお待ちの方申し訳ございません)。

年初に当たり、近況と現在の考え方などについてご紹介したいと思います。

1. あたらしい測定器を導入しました

上が新しく導入したオーディオアナライザーUPL、 下がパナソニックのオーディオアナライザー

rohde & schwarz社のオーディオアナライザーUPLを新たに導入しました。周波数・位相特性、歪率、SN,信号スペクトルなどが総合的に測定できます。

これまでパナソニックのVP-7723Aというオーディオアナライザーを使用していました。これでもTHD等の単体測定には充分で、PCと接続して自動測定も出来るようにしていたので一通りの測定は出来ました。

ただバランス信号の発振器がないてめに不自由していました(バランスアンプ自体の測定はHOT/COLD別々に測定すれば可能でした)。

測定器群 結構な迫力?

今度の測定器はPCが内蔵されていて、デジタル解析結果が画像で見れるのでかなり進んでいます。バランス入出力でTHD測定と同時にFFTスペクトルも表示できます。SPDIF等のデジタル信号も解析可能です。この測定器定価は500万円とかなり高価で手が出ませんでしたが、古い機種でしたら中古でなんとか変えるくらいの値段になりました。

詳細はまた別の機会に報告したいと思います。

 

2. 今年の展示会の予定

今年は以下の展示会に出展します。音を聴ける機会も増えますのでよろしくお願いいたします。

ⅰ. 5/13-14 音展・ototen・東京フォーラム

今年は5月に音展に出展します。音展は今回初めて東京フォーラムでの開催となります。奮発して個室に出展しますので皆さん是非お立ち寄り下さい。

ⅱ. 6/10-11 アナログフェア・損保会館

テーブル展示となります。音出しのデモはありません。

ⅲ. 10/13-14 Tokyo Audio Base 2017・ホテルマイステイズお茶の水(昨年と同じ)

昨年と同様に個室で音出しします。今年は残響過多な点は改良したいと思います。

ⅳ. ヘッドホン祭り・ポタ研

2月のポタ研については未出展となります。新製品が間に合わないので・・・・。

3. デモ機・試聴の考え方

過去いろいろなことに遭遇しまして、現在個人貸出は行っておりません。

具体的な再開スケジュールはございませんが、再開するとすれば敷居をかなり高くするしかないと考えております。

4. 新製品について

鋭意努力して新製品の開発を進めております。といっても最近はなかなか時間が取れません。USB-DAC他を今年中に出す予定です。

5. 当社・製品のポジショニングについて

会社設立時には「もっと低価格でいいものが出来るのでは」という思いで始めましたが、普通よりも低価格に設定すると、いいことばかりではないようです。普通に対価を払っていいものを購入したいというお客様に接することができにくくなってしまうのです。最近は低価格であるがゆえのデメリットを、多く感じています。結果的にはビジネス上の主力商品は将来的には100万円クラスになるのではないでしょうか。

この価格帯になると、手軽に楽しもうという方とは一旦ちょっと離れる事になってしまうかもしれません。ただ、低価格帯の商品をラインナップに加えるためにも、しっかりとした屋台骨が必要で、そのためにもこれまでよりも高価な価格帯で地位を確立しないといけないと考えております。

以上、年頭にあたり現在の考え方をご紹介させていただきました。
今年もよろしくお願いいたします。

明けましておめでとうございます -2017年も頑張ります-

皆様明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

新春のお年玉として下記をご用意いたしました。

1. すべての商品で、送料無料

すでにオンラインショップの設定は、今年からすべて送料無料となっております。

2. お年玉セール(1月中)

20万円以上のアンプご注文の方にオーディオラックをプレゼント

ご注文時にショッピングカートの通信欄にラック赤/又はラック黒とご指定下さい。

オーディオラック(NorStone社ESSE HIFI)を差し上げます。棚板は強化ガラスですが、見栄えが非常にいいです。

・ラックの数量に限りがございますのでお早めにご注文下さい。
・また、ラックはお届けまでお時間がかかることがございます。
・当社オンラインショップからの注文に限ります。
・予定の数量に達しましたら早めに終了させていただく場合がございます。

 

オーディオデザイン2016年を振り返って -今年も頑張った、かな-

早くも今年残す所3日になりました。当社の今年を振り返って見たいと思います。

オーディオデザイン今年の5大トピック(順不同です)

1. リスト音楽院でのコンサート

リスト音楽院にて

リスト音楽院にて

最初はこれ、個人旅行ではありましたが、ブタペストのリスト音楽院のオーケストラは最高でした。指揮はMONTANAROという人で、「指揮というものはこういうものだよ」ということがよくわかりました(少なくともわかった気にはなりました)。

こういった優れた演奏はヨーロッパで、良さそうなところを聴いてみても数回に1回くらいしか巡り会えません。機会があったら叉行きたいと思います。

2. 展示会Tokyo Audio Base 2016

東京AudioBase2016は好評でした

東京AudioBase2016は好評でした

展示会Tokyo Audio Base 2016に出展しました。初めての個室でのデモでしたので、多少不慣れなこともありましたが、おかげ様で大変好評でした。2017年も10月に開催されます。2017年は5月東京フォーラムで開催される音展にも出展します。こちらも大奮発して個室を確保しましたのでご期待ください。

 

3. 慶応大学での講演

慶応大学での講演の様子

慶応大学での講演の様子

著書がご縁で、慶応大学の大学院生向けに講演をさせてもらいました。タイトルは「エンジニアリングで読み解く オーディオ,半導体,そして経済 -工学を実社会で活かす極意」でした。

考えてみると私は日本の民間企業、外資系企業、国家プロジェクト、起業(会社代表)などを経験していて、振り返ると様々な業態の組織で働いていたことになります。

そういう意味では、物知りな面もあるのかもしれません。来年は社会問題的なこともブログに書いてみようかしら・・・。

4. プリアンプDCP-240を発売しました。

バランス・プリアンプDCP-240

バランス・プリアンプDCP-240

フルバランス型のプリアンプを発売しました。フルバランス型というだけでなく、アンプなどにも独自の工夫がされていて、オーディオデザインとしても2世代目のアンプと位置づけることが出来ます。

おかげ様で大変好評です。

 

5. プリアンプ、プリメインアンプがステレオサンド誌ベストバイで入賞しました。

当社の製品は無線と実験誌、オーディオアクセサリー誌では常に高い評価を頂戴してきましたが、ステレオオサウンド誌ではちょっと評価が芳しくない面もありました。今回プリアンプDCP-240とプリメインアンプDCPMA-100の両方が入賞し、めでたしめでたし。

特にプリアンプでは100万円未満で3位という好成績でした。両機とも6人の選者の方の殆どの方が票を入れてくれたというのは収穫でした。オーディオ評論家の方は嗜好が人それぞれですので、全員に気に入っていただいたというのは、間違いなく良いものがアンプにあったということだと思います。

 

来年の豊富

来年はさらに魅力的な製品をリリースしていきたいと思います。
今後共よろしくお願いいたします。

 

12/17のオーディオデザインの試聴会はこんな感じでした 

久しぶりにオーディオデザイン社で試聴会を開催しました。
試聴会には13人お申込みいただき(というよりもココで申し込み終了とさせていただきました)、11人の方にご出席頂きました。

オーディオデザイン社の試聴会のセッティングの様子

オーディオデザイン社の試聴会のセッティングの様子

試聴会の様子はこんな感じでスピーカーなどはいつもと同じなのですが、
ソファーを取り去ってイスを並べ、操作しやすいようのPC等のラックを前に移動したりしました。

ご出席いただいたお客様には座席が非常に狭くなってしまい申し訳ありませんでした。

オーディオデザイン社の試聴会セッティングの様子

オーディオデザイン社の試聴会セッティングの様子

試聴会開催中の様子

試聴会開催中の様子

試聴システムとしてはCondfidence C4は固定として、
1. プリメインアンプDCPMA-100単体で駆動
2. プリDCP-240+DCPMA-100(パワー部)
3. プリDCP-240+DCPW-200

の順番で聴いてもらいました。

現在のところアンプを聴いてもらえる機会が少ないので、たまにはこういった試聴会をする必要もあるのかなと考えている次第です(次の試聴会は未定ですが・・・)。

年末になって注文が多くなってきましたので、しばらくは製作にも注力していく予定です。

 

測定ソフト「ARTA」を使用したリスニングルームの周波数特性の測定(応用編)

前編では”ARTA”を使用した周波数特性の測定結果を紹介しましたが、今度は少し応用してみましょう。

インパルス応答を利用した特性解析(応用編)

反射波のインパルス第一波の周波数特性

前編でのインパルス応答では観測されたパルス波形5波すべてに対して解析しましたが、今度は特定のパルスだけの周波数特性を測定してみましょう。

imps-fインパルス応答の黄線から赤線までの黒色領域(到達後3msの第1波)のみから、周波数特性を算出してみたのが、左の周波数特性です。
前編のインパルスの全応答は0-400msの全領域でしたが、今度は(黒色の)6msまでの短時間領域でのみ計算していることに注意してください。
この領域は直接波のみで、壁や床天井からの反射波が届いていない時間帯での周波数特性になります。
測定された周波数特性は(10kHz以上を除けば)ほぼフラットで、当然ですが反射波の影響を受けていないことがわかります。300Hz以下でだら下がりになっていますが、この領域は解析波形の長さ(時間)が足りないために誤差が大きくなっているためです(ARTAではこの測定結果に誤差が多い領域は、自動的に横軸に黄色線が表示されます)。

第1波の累積スペクトル特性

第一波の累積スペクトル第一波の累積スペクトル(波数表示)

今度は累積スペクトルを見てみましょう。
左は同じく第1波の累積スペクトラムです(時間軸表示)。中低域の立ち下がりが悪い様に見えてしまいますので、時間軸表示から、波数表示に変更した累積スペクトルがこちらになります。

 

波数(周期)でみると、周波数にかかわらず、すぐに減衰していることが分かります。ただ2kHzから10kHzにかけてピークが移動していくのですが、この原因はよくわかりません。

 

 

第2波の周波数特性

imp2-f次に反射波である赤線近傍の第2波のピークから算出した周波数特性を見てみましょう。前編の総合周波数特性に比較すると、まるで教科書に出てくる干渉波形のようにきれいな周期変動が見えています。
これはSPの後ろ壁(か測定マイクの後壁)からの反射による影響でしょう。

この様にインパルス応答波形の時間を区切って解析すると、反射波一つ一つの影響を(壁ごとの影響を)、分離して解析できる可能性があります。これができると壁に拡散パネル、吸音パネルを設置した影響を正確に把握できるので、リスニングルームの調整も効率的に進めることができる可能性があります。

この時点ではARTAはフリーソフトの状態で使用していました。このときは波形の保存ができないため、後から解析を追加することができません。これまでの、解析結果もちょっと矛盾や不足があるかと思いますが、今回の結果は手始めに、ソフトを実際に使用した感触を見てみたと解釈していただければと思います。

これらの結果を踏まえて、次はより正確な解析にチャレンジしてみたいと思います。