チップ部品の表面実装に適した拡大鏡はこれだ -さんざん試した結果、ついに見つけたー

はじめに

最近の電子部品は小型化されている。性能の良いDACチップはピッチの狭いパッケージだし、高周波特性の良い部品も必然的に表面実装部品です。表面実装というのは基本的に自動実装でハンダを付けるもので、最低でも2000個作る必要があります。

試作レベルでも自動実装機にセットするのに最低100個は作らないとだめと言われるので、最初のテスト機は手ハンダということになります。手で半田付けをする際はいくら目が良くても拡大鏡が必要です。DACチップなどは0.5mmピッチで0.2mm幅の端子の隙間が0.3mmと極小だからです。

拡大鏡として必要なこと

ここで拡大鏡が必須になるのですが、いままでさんざん試してこれというものがありませんでした。拡大鏡に要求される要件は次のとおりです。

倍率 倍率は7-20倍が必要です。倍率が大きすぎるとチップ全体が見えないので、半導体チップ基板に位置を合わせる際には7倍、端子の半田付けの状態を確認するにはx20以上が適切です。

対物距離 対物レンズと観察物の距離が取れないと、コテが入らないので半田付けが出来ません。最低でも5cm位欲しいところです。

焦点深度 焦点の合う幅がないと斜めにして半田付けの状態などを確認する際にしんどくなります。

視野の広さ 視野が光学顕微鏡の様に狭いと、目標の位置を探すだけでも大変です。

 

 

 

 

 

 

 

試したいろいろな拡大鏡

1. ルーペタイプ

ルーペもほとんどすべて試したが万能のものはありませんでした。真ん中下のレンズは京葉光器のワイドフィールドアクロという収差補正をしたルーペで(約1万円した)、倍率はx7。収差も小さく、一般のルーペとは次元が違いました。非常に良く見えたのですが、いかんせんハンダコテがなかなか入らなくて惜しい。

2. ヘッドルーペ・メガネルーペ

左から
ヘッドルーペ(目を近づけないと見えないので使いづらい)
ハズキルーペ(倍率が足りないx1.8)双眼ルーペ。口腔外科用のメガネですが、これは焦点距離が長く、背筋を真っ直ぐにしても見る。但し倍率が足りないのと(x3.5)、ちょっと頭を動かすと視点が大きくずれるので実用性がありません。

3. 顕微鏡タイプ

顕微鏡タイプの拡大鏡で試したのはこの3つのタイプです。

左から
ズーム式(x7-45)実体顕微鏡
Artech実体顕微鏡(x10)
USB顕微鏡(7千円位)

ズーム式(x7-45)実体顕微鏡はズーム倍率を変えても焦点がほとんど変化しないので非常に便利。焦点深度(焦点の合う範囲)が深いので基板を斜めにしても見やすい。

ただしズーム式顕微鏡はガタイがこんなにでかい。x7でチップ全体が見えるので、基板への位置合わせに丁度よい。端子の半田付けの際は倍率のツマミを回すだけで(焦点のツマミは触らず)端子部がZOOMされるので使い勝手が非常によろしい。一度使うと手放せない一品です。ただし日本製を新品で購入すると10万円近くします。写真の物は中国製の直輸入物で新品で1万5千円、送料5千円くらいでした。一部ネジが無かったり(ネジ穴だけある)、一部のネジが曲がっていたり、更には取説が入っていないなどひどいのですが、これでも立派に見えました。LEDの調光リングもついていて、これも非常に具合が良いです(日本のメーカーさんごめんなさい、こうして日本は負けていくのですね・・・、でも価格差7倍の魅力にはわたしは勝てない・・・・・ので、製品で還元します)。

 

 

こんな感じで使います。この顕微鏡はメガネを掛けたまま観察できるので、老眼でもまったくOK。

 

低倍率、カメラの撮影上視野が狭いのですが、実際にはチップ全体が見えています。

 

 

 

高倍率、半田付けの状態がよく見えます。ココから基板を傾けて、端子とパターン間のハンダの状態も確認可能。

4. ミラータイプ

 

ちょっと変わったものとしてミラー式拡大鏡があります。公称x10ということで購入してみましたが、実際の倍率は2,3倍がいいところ。レンズと違って色収差がないのでよく見えるのですが、いかんせん設定がむづかしい(レンズと違ってまっすぐ置いたら見えない)。それに位置をちょっと外れると猛烈に歪む。決定的なのはミラーなので反転して映ること。上下正しく見るために、ミラーを2つ繋いで試しましたが、ミラーの設定が難しすぎて実用性なしでした。

 

結論

挟ピッチ半導体の表面実装を何度かやる必要がある方は、迷わずズーム式実体顕微鏡を購入することをお薦めします。

DACチップの標準回路について  -意外と音質に影響を与えているかも-

はじめに

DAコンバーターの音質はまずDACチップによって音が変わると考えるのが普通です。ところが実際にはDACチップの性能・音質以外の要因も結構影響していることもあるのではという話です。

DACチップにはデータシートというものが必ずあって、仕様の他に電気特性とか標準的な使用方法(回路)、推奨する実装パターンなどが記載されています。DACチップを使用する側としては、その性能をフルに発揮するために最初に標準回路で装置を設計する事が多いと思います。実はそのデータシートに記載されている標準回路には結構個性があるのです。

DACチップの回路はこんな感じです。

それでは3社のDACチップに記載されている標準回路を比較して見ましょう。

PCM-1704(TI)

古いチップで恐縮ですが、テキサス・インスツルメンツ社のDAC、PCM1704です。ラダー抵抗にスイッチで電流をON/OFFして信号を作る古典的なマルチビットDACです。このチップは+-の電源供給が必要です。その信号出力部はお手本の様な回路です。OPアンプによるIV変換回路の後に、OPアンプによるローパスフィルターで構成されています。

 

ES9018(ESS)

実はES9018のデータシートは開示することは出来ません。ですのでWebで検索して出てきた回路図を示します(この回路図はhttp://www.teddigital.com/ES9008B_tech.htmに掲載されているものです)。一見さっきの回路と同じ様に見えますが、初段のIV変換用OPアンプの基準電圧がREFと記載された定電圧源に接続されています(先程はGND接続でした)。

最近のDACチップは+電源の供給だけになっているので、どうしても出力にオフセットが乗ります。それを補正するためにGND基準ではなく、一定の電圧を載せる必要があります。回路的には安定化電源で簡単に実現できるのですが、安定化電源の出力には50uV程度のノイズがありますので、安易なREF電圧源を使用すると出力電圧にもそのままそのノイズが重畳してしまいます。

それに非常に違和感があるのがOPアンプ(三角)の代わりにロジック回路のシンボル(三角に丸)が使用されているところで、アナログ回路の設計者から見ると非常に違和感があります。例えるならカレーライスにご飯ではなくパンが載っている感じでしょうか。おそらくESS社の設計者はデジタルにはめっぽう強いが、アナログ回路のことはちんぷんかんぷんなんだと思います。

加えて回路定数が妙で、このまま使用すると高周波ノイズだらけになるのでは?という定数なのです。

さらに、チップの端子配置もアナログとデジタルが交互に配置されていて、幾何学的には綺麗かもしれませんが、実装パターンでデジタルとアナログを分離できない、変テコな配置になっています。

ES社のDACチップを使用したDAコンバーターは機器による音質差が非常に大きいのですが、この辺の設計手腕が影響しているのだと思います。

AK4490(AsakiKasei)

この回路図は非常に特徴があります。最初にローパスフィルターが入っているのです。一般にDACチップは電流出力なので、最初にIV変換が来るのですが、このチップは電圧出力なのでこういうことが出来るのでしょう。それとオフセットを補正するのに最初に100uFのコンデンサを接続しています。100uFというと必然的に電解コンデンサーになりますが、非常に敏感な信号部に電解コンというのは、ワタシ的にはちょっと抵抗があります。あるDACではこの大事な部分に積層チップコンデンサを使用しているものがありましたが、そうなるとこの部分で相当な癖がつくんじゃないかと余計な心配をしてしまいます。

以上、ざっと3種のDACチップの回路図について特徴と感想を述べてみました。

DACチップの性能を比較してみました PCM1704とES9018

■DACチップの比較

今回用いたDACチップのスペックとその解釈について比較してみました。単純にスペックを比較すると圧倒的に差があるのですがよくよく見るとそうでもないのです。

■DACチップのスペック比較

チップ型名
ES9018
PCM1704
コメント

原理

ΔΣ型
マルチビット
 
フォーマット
PCM
DSD
PCM
 
Fs/bit
384kHz/32bit
768kHz/24bit
1704はx8 オーバー・サンプリンク・゙フィルターと組合わせると96kHzまで
CH数
8ch
1ch
 

THDN

DR

 

-120dB

135dB(mono)/120dB(8ch)

 

-102dB

112dB

(Shibasoku725C)

 
出力電流
3.903mAp-p
+-1.2mA
 
電源

Digital 1.2V, 3.3Vx3

Anaolg 1.2Vx2, 3.3Vx2

Digital +-5V

Anaolg +-5V

9018の電源供給端子はさらに多い
組み合せチップ
 

通常 8x digital filterDF-1704とセットで使用

 

 

入力(PCM)

BitCLK

LRCLK

Data

BitCLK

LRCLK

Data

 
OSC

100MHz

(384kHz使用時)

なし
1704は水晶発振器は必要なし
発売
2009年
1999年?
 
価格
約10,000円
5,000円(流通当時)
1704は1chなので2、4(XLR)個必要
標準回路
ESS社の標準回路はアナログ部が貧弱 アナログ回路に長けている ESS社の標準回路だと高周波だらけになる
チップ端子レイアウト
アナログとデジタル端子が交互に並ぶので基板設計しにくい デジタル・アナログに別れている  
備考
基板設計次第で音質が大きく変わるむづかしいチップ デジタルフィルターとセットで96kHzと謳っていたが実は高速・高性能

既に廃番です

 

■PCM1704は実は超高性能

PCM1704は古いDACチップで今では生産中止となっています。流通時でも1個5000円位して、しかも1CHですからステレオでは最低2個、バランスにすると4個必要ですので相当高額なデバイスです。単に高価であるということではなく高価にならざるを得ない理由がありました。このDACチップはラダー抵抗に電流を流してアナログ信号を発生させるのですが、最小ビット付近の抵抗値に非常な高精度が要求されます。半導体は抵抗の精度が出しにくいので製造後にレーザーでトリミングして抵抗値を校正していました。そのため高価にならざるを得なかったのです。

 PCM1704のデータは古い測定器で測った控えめなスペック

それとデータシートをよく見ると、どう考えても実際のスペックは公称値よりもいいのです。スペックはよくても実際の性能は悪いのというのはよくあることですが、なんとこの場合は逆ではないか?と思えるのです。PCM1704は元々Barbrouwn社が開発したもので、この会社は結構j控えめにデータを出す会社だったのではないかと。それとデータはPCM1704が開発された時代は古いのです。データシートによると、何しろ測定データをとっていたのが、この古いShibasokuの歪率計725Cです。今ならAudioPrecision社の高性能オーディオアナライザーを使って、あるものも見えないことにしてしまうくらいお手の物ですが、この頃は逆に歪率系の残留歪を見ているようなものだったかもしれません。

現にデータシートをよくよく見てみると,ベースラインは-140dB程度で確かに最新のDACチップと比べると若干見劣りがします。ただ最近のDACチップ測定では
・測定器が進歩している
・測定器で平均化している
・IV変換部の出力電圧を高くして測定している
等、測定結果がよくなるように条件を微妙に変えているので1対1での実力比較にはなっていないのです。

この図は-90dB の信号を再生した時の信号スペクトルですが、ノイズレベルは-140dBで歪のレベルでも-126dB位です。最大信号レベルを2V(+6dB)とするとダイナミックレンジは146から132dBという事になります。

 

 

一方こちらは-120dBを再生した時のオシロの波

形です。-120dBが再生できていているのですからかなりの実力です。

■基板レイアウトに改良の余地がある

PCM1704の時代が古かったのか、データシートの実装は今なら常識の当たり前のレイアウトが出来ていません。普通デジタル入力部とアナログ出力部は基板のベタアースの部分を別にして、ノイズが混入しにくくするのは現在では当りまえなのですが、PCM1704のデータシートの標準パターン例ではアナログもデジタルも区別がありません 。この点に留意して実装すればスペックよりも更に良くなる可能性があります。

■OPアンプにも改良の余地がある

データシートで推奨しているOPアンプは当時は高性能でも今となっては古く、現代の最高性能のOPアンプを使用すれば、ノイズレベルは-6dbくらいになる計算です。そうなると実力は現在のDACチップ比べても相当なものです。

新しい一眼レフカメラを買いました ーオーディオと共通点もー

ホームページやカタログで製品の写真を掲載するのですが、ちょくちょく業界の人等から、製品の写真はプロに撮ってもらったほうがいいのでは(今のじゃだめよ)とアドバイスされます。それはそうだなーと思いながらも、商品数も多いのでまだプロに撮影を頼んではいません。

それに昔、商品撮影に関する本は何冊か読んでいたので、がんばれば自分でももう少し上手に撮れるかと思っていたのですが、最近、まったく基礎的なノウハウが不足していることがわかりました。

そもそも”物撮り”(こう呼ぶらしい)は後ろから光を当てて露出オーバーにして撮影して、後から画像を補正すると良いそうです。またライトは蛍光灯ではだめで、ストロボ光を天井で反射させて撮影するといいそうです(これを天井バウンスというらしい)。

これまで私は蛍光灯の撮影ライト(ディフーザー付きのやつ)を前方、と上から当ててアンプなどを撮影していました。そもそも蛍光灯は短波長が主体なので色が再現しにくいらしい、道理で難しかったわけです。

左がX5、右がD750・レンズ口径が違うのがわかる

事務所の天井は白で天井バウンスには向いているらしい、おまけに壁も白だし。そういえば以前、”無線と実験”の撮影時にプロカメラマンが来たとき、事務所に入るなり、「こりゃあ、きれいに取れる部屋ですね~」といって喜んでいたのを思い出した。

最近は撮影にキャノンの一眼レフのエントリーモデルEossKissX5というのを使用していました。ただkのカメラ、一眼レフの割には画像品質その他に不満なところがいっぱいありました(とりあえず腕の方は放っておいて)。また一眼レフカメラと言ってもいろいろあって、例えば受光素子の大きさでAPS-Cとかフルサイズ等に分類されているそうです(そんなことすら知りませんでした)。

 

色々調べてもう少し上の機種の一眼レフを購入しようと量販店に行き、話を聞いて結局あとで購入したのがフルサイズのニコンD750です。

 

X5の方はダブルズームだが200mmの方は物取りでは実用にならない? D750は120mmまでのズーム1本

D750で何枚か撮影してみましたが、確かに画像の質感などは明らかに向上していますが、ただそれだけでいい写真が取れているというわけではなく、ライティングや撮影条件などを工夫して行かなければいけないようです。

カメラとオーディオは結構共通点もあって(ちょっと違うかもしれないが)

カメラ オーディオ
受光素子の大きさ SPの口径
被写体 音源
ライティング リスニングルーム
画素数 Fs,ビット数
その他 どちらも簡単には スマフォでできる

という感じでしょうか。

D750はレンズ付きで20万円以上します。購入までちょっと迷いました。お店で実際に触らなかったら、また店員さんと話をしなかったら購入しなかったでしょう。

 

こうして購入側の観点にたつと、”30-50万円のアンプをネットと雑誌の情報で買って!”という弊社のスタンスは無謀に思えます。

私も、もっとお店や弊社で聴いてもらえる機会を増やしたいとは思っているのですが、諸般の事情でなかなか実現していませんということなのですが・・・。

p.s.

取説は5行読んだらページをめくる

カメラの操作は一眼レフでは(私には)結構難しいのですが、取説が異常に小さくて読みにくいです(フマフォ位のサイズで400pもある)。カメラの世界では未だにカメラのプロ専用ベストのポケットに入るサイズに固執しているらしい。せめてA5サイズにしてほしい。現状だと一つの項目を読むのに4pくらいめくらないといけない。(めくるめくカメラの世界だ)

もっと一般向けに作らないと、一般の人には売れないのでは?と思ったら、オーディオも事情は同じですね。

p.s.(その2)

ニコン一眼レフの解説書

その後大型書店に行った時にニコンD750の解説書を買いました。A5サイズで140p1トピックが1pに収まっていて、内容も遥かに読みやすい。カメラの価格に比べれば遥かに安いので、最初からこれを、本体のおまけとして入れておいてくれればいいくらいです。

オーディオデザインのアナログオーディオフェア2017はこんな感じでした

6/10-11に秋葉原・損保会館で開催されたアナログオーディオフェアに出展しましたのので報告します。

当社出展の様子

当社は今回テーブル出展でブースの様子はこんな感じでした。アナログレコードプレーヤーはClearaudioさんのPerformance DCというモデルで、これを当社のDCアダプターで駆動しています。このプレーヤーはターンテーブルがPOMという樹脂製で、スピンドル部は磁気浮上して抵抗をなくしているという特徴があります。アームはGlanzさんのものを装着しオルトフォンのMC-30Wを装着しました。このプレーヤーは好きリとした上品なデザインでお客様が実物を見た印象も好評でした。

当社のフォノイコライザアンプはDCEQ-100をマイナーチェンジした物でDCEQ-100SEとなります。CR型でこれだけの低雑音の物は珍しく、お客様の中にもびっくりされている方がいらっしゃいました。

お客様の数は約3000名で速報では微増だとのことでした。レコードに限った展示会でこれだけのお客様に来ていただけた事は盛況だったと言っていいでしょう。

他ブースの音

今回私も合間をみて他のブースを回ってみたのですが、音出しのブースでは皆さんなかなか良い音がしていました。普通のデジタル音源によるオーディオ展示会よりも音質がいいのではないかと思いました。

例えばフェーズメーションさんが鳴らしていたソナスファーベルSP、タンノイSPを鳴らしていたラックスマンさん、フォーカルを鳴らしていたロッキーインターナショナルナショナルさん、スペンドールを鳴らしていたトライオードさんの音は素晴らしかったと思います。

カートリッジ

私はどちらかと言うとCD音源を聴いていて、レコードはまれにしか聴いていないので、レコード関係の知識も古く、今回いろいろと勉強になりました。例えばレコードカートリッジは10万円クラスになるとボロンカンチレバー、ラインコンタクト針のモデルが数社から出ていて(それ以上の価格帯の差がよくわから買ったのですが)、人気のあるカートリッジも、昔とはだいぶ変わっているようでした。

気になる商品

私が見つけた気になる製品はこちらです。

アイコール㈱の吸着ターンテーブルシート・IQ1300A

原理は昔オーディオテクニカで出していた製品と同じようなものですが、こちらはマグネシウム製です。知らなかったのですがマグネシウムは制振性にも優れているそうです(実際に叩いても響かない)。お値段は7万円とちょっとするのですが欲しくなる商品でした。発売は今年の9月だそうです。

レコードも幾つか買ってしまいました。

まだ聴いていないのですが、お向かいのステレオサウンドさんで売っていたこれ、音質期待しています。

MIXER’S LAB CHECKING DISC BY MUSIC (アナログレコード3枚組)

実は昔似たようなレコードがありました。すぎやまこういちさんプロデュースしたLPで、これは音楽でステレオシステムをチェックするという、その企画が面白いだけでなく、その中の音楽がずば抜けて良い録音だったのです。ところがいい加減レコードが擦り切れてきて、残念ながら昔の様ないい音がしなくなって来て悲しくなってきたろころでした。

この新しいLPの音質が気に入ったらこちらも買ってみようと思います。

MIXER’S LAB SOUND SERIES Vol.1 (アナログレコード2枚組)

ただこれ、デジタル音源なので、それならデジタルで聴けばいいじゃんといえばそれまでなのですが・・・。

他にもLPを5-6枚買ってしまいました。またミイラになりかけています。

今週末のアナログフェアに出展します

今週末6/10(土)-11(日)秋葉原損保会館で開催されるアナログフェアに出展します。

内容は

レコードプレーヤー

ClearAudio のPerformance DCにと電源に当社DCアダプターDCA-12VHCの組み合わせで、アームはGranzのMH-9Bになります。

 

clearaudio Performance DCこのプレーヤーは軸受部の磁力でターンテーブルが浮いている。そのターンテーブルはPOM (樹脂)せいで4cmあって結構重い。駆動はベルトドライブでDCモータを使用している。そのモーターの駆動に付属のスイッチングレギュレーターに変えて弊社DCアダプターを使用すると何故か音がよくなる。このプレーヤーはやや明るい音色がするのだが、その一種のきつさが取れて重心が下がった音になるという感じでしょうか。まるでアンプ回路に使用した時と同じ現象が起きるので不思議です。今、輸入代理店のヨシノトレーディングさんが、こちらのDCアダプターとセットで(お店に)売り出しています。

DCA-12VHC

フォノイコライザアンプ

DCEQ-100SEになります。

DCEQ-100

ヘッドホンアンプ

DCHP-100

という組み合わせでレコードをお聴きいただけます。

201の大部屋でテーブルでの出展となります。ご興味のある方は是非お越しください。

 

 

レコードプレーヤの針圧設定が結構当てにならないので注意

レコードプレーヤの針圧設定が結構いい加減かもしれないので注意が必要です。

カートリッジの針圧設定は本来の性能を発揮するために重要な項目です。レコードプレーヤーで設定した針圧を測ってみたら、かなり外れている場合があったので要注意です。

アナログフェアに向けてレコード再々環境をいろいろといじっていました。昔なら天

針圧計

秤みたいな針圧系でしたが、最近はデジタルの針圧系が安く1000円位で出回っていて、試しに買ってみました。付属の5gのおもりで試すとほぼぴったんこ。

 

続いてレコードプレーヤPL-L1で測ってみると、設定針圧1.8gに対して実測時1.74gと「良いではないか、良いではないか」という感じでした。

良いではないか

次に最近中古で入手したPL-50LⅡで測定してみると設定針圧2.3gに対して、実測値3.2gと恐ろしいことになっていました。

2回転しているので2.3gのはずが

このプレーヤーは中古なので本来の性能を発揮していないのだと思いますが、それにしても全レコードを傷つけてしまうかもしれない誤差にびっくり。

皆さんも針圧計で一度は確認したほうがいいと思います。

ちなみにPL-50LⅡは後ろのおもりをくるくる回して針圧を設定する一般的なもので、PL-L1の方は内蔵されているバネ(時計のゼンマイみたいな物が円筒部に内蔵されている)で針圧を掛けるダイナミック式です。

フォノイコライザアンプをマイナーチェンジさせていただきました(そしてこっそりと値上げも・・・)

それと弊社のフォノイコライザアンプをマイナーチェンジしました。DCEQ-100がDCEQ-100SEという型番になりました。主な変更点は

 

・ACインレットを高周波フィルター付きのものに変更
・安定化電源を更に良いものに改良
・実装技術の改良による残留ノイズ低減

になります。
セカンドエディションはパネル面文字に変更はありません。リアパネルのACインレットにより識別できます。(2nd EditionのACインレットは金属ケースに入っています。)

音色も更に良くなり、聴感上のSN比もだいぶ改善されていて、MCカートリッジでもほとんどハム・ノイズ音が気にならないと思います。

そしてお値段も税別250,000円に変更させていただきます。

またアナログフェア(6/10-11)ではDCEQ-100SEを展示(HP試聴)させていただきます。

オーディオデザインのototen音展2017はこんな感じでした 

先週末5/13-14に東京フォーラムで開催された音展2017が終わりました。

 

セッティングと当日の様子

当日セッティングはこんな感じです。この部屋はG609という場所で正方形の部屋で、ほぼ正方形の形で39m2です。個室の中では最も小さい方です。

オーディオデザインototenスピーカーはDynaudionoのC4とエラックのBS312が見えています。

この部屋の音響特性は普通で、悪くはありません。ただ定在波の影響か100Hzあたりにボンツキが感じられました。それでも昨年のAudioBaseの部屋(まるで残響室の様)よりは遥かに良かったです。

本来ならSPと椅子の距離をもう少し離したかったのですが(C4は離れて聴くもの)、距離が取れませんでした。

音展のデモにつて

デモの進め方は主にC4を鳴らし、最後に小型のSPを鳴らすという手順で行いました。C4よりもBS312やkenwoodのKsシリーズのSPの方が皆さんの反響は大きかったようです(C4でよくても驚きはしないというか)。エラックはDynaudioよりも皆さんに馴染みがあるので、「これまでに聴いたエラックとはまったく違う」と(いい意味で)驚かれた方も多くいらっしゃったようです。Kenwoodの方もこのSPからこんな音が出るなんて、アンプがよほどいいんだなーという声があったそうです。

場所がいいだけあって、常時10-15名程度コンスタントにお客様にいらっしゃって頂いた様です。

音展の「感想」

ただ音展はカーやAV系のお客様も来るのでもう少し来てくれても良かったのになーと言う感じです。今回の来場者数の速報では13000人だそうで、前回2015年(2016はなかったので)の約2万人弱(お台場開催)よりも遥かに減っています。場所が良くなっていることを考えると半減位のかんじですかね。

音展のイベントも音楽の演奏なんかに力を入れていたようですが、”生音楽を聴く人”と”オーディオ装置に凝る人”というのはまったく層が別なので、生演奏で集客してても意味が無いというか、ただの無駄遣いにしか思えないのですがどうなんでしょう。

ハイレゾペケペケの話も展示会でやらなくてもなーという感じです。

音展はオーディオ協会が主催していますが、当社はオーディオ協会の会員ではないので(法人年会費40万円は高すぎて・・・)、あまり偉そうなことはいえないのですが。

音展のトラブル(ヤマトには困ったもんだ)

今回の音展は機材の搬入については自社配送が不可で、すべてヤマトホームコンビニエンス(ヤマトの家財宅配便の会社)を使用しなければいけませんでした。この会場は搬入用エレベーターが1個しか無く(一般のエレベーターでは搬入できない規則)、大変なので有名です。当初前日の10:30までに機材が届くので、現場待機するよう指示されていましたが、実際に届いたのが午後4:30で6時間無駄に待たされました(一番忙しい時間なのに・・・)。8時には退去しなければいけないので、もう配置して接続したらおわりで、肝心の調整のようなことはまったく出来ませんでした。ヤマトのズサンさは他にも沢山ありますが・・・。

今回初めて音展に出展しましたが、この展示会は当社の感覚からするとべらぼうに高いので来年はどうしようか思案中です。

おまけで特性を

一応この部屋での周波数特性を測ってってみました。時間がないのでササッと測ったものなので見栄えは今ひとつです。聴感上との相関はというと・・・うーん、よくわかりません。

BS-312 Lch

BS-312 Rch

 

 

C4 Lch

C4 Rch

 

 

 

 

 

 

 

 

オーディオデザインのototen音展2017はこんな感じです

今週末5/13(土)-14(日)は音展が開催されます。

弊社はG609単独ブースにてデモを行います。出展内容は次のとおりです。

使用機器

入力機器/
CDプレーヤー DENON DCD-SA1/
DAコンバーター DCDAC-200(新製品)

アンプ
プリアンプ  DCP-240 / パワーアンプ DCPW-120(新製品)/
プリメインアンプ DCPMA-100

スピーカー
Dynaudio C4 (メイン)/ Elac BS312 (超小型代表)/
KENWOOD LS1001 (超安価代表)

メインSP Dynaudio C4

「KENWOOD LS1001」の画像検索結果

時間割

毎時00~45分までデモを行い、45分~00時まではフリータイムとします。各種ご質問はフリータイムの時間にどうぞ。

デモSPについて

音だけ出していてもどれが効いているのかよくわからないと思いますので、SPはメインのC4の他に、(超)小型SPとしてElacの312、さらに近所のハードオフでペアで4000円で買った中古のSPで鳴らします。こうすることで音質のどの辺がアンプの傾向か、SP起因かが推測していただけます。

新製品

DACとパワーアンプが新製品になります。

Progressive  USB-DAコンバーター DCDAC-200

DACはUSB対応で192kHzPCMとDSD5.6MHzまで再生できます。特徴はDACボードを複数搭載して聴き比べが出来ることです。デモ機ではマルチビットDACの最高峰PCM1704と現代の代表格ES9018の2種のDACを搭載しています。また時代に応じてDACボードなどを交換できるため、プログレッシブ(Progressive)USB-DACと称しています。価格はこの構成で50万円、6月発売予定です。

パワーアンプ DCPW-120

パワーアンプは新型、DCPW-120になります。100W+100W出力でRCAの他XLR入力対応、さらにBTLモノーラル接続も可能です。2階建て構造、大きさはこれまでのDCPW-100、200と同様ですが、デザインは一新されています。今夏発売予定で価格は45万円位で考えています。 

新製品の外観などは当日のお楽しみという事でお願いします。

皆様のご来場を心からお待ちしております。

当日の使用機器は事情によリ変更する場合もございますのでご了承下さい。

今度のUSB-DACを紹介します(2)-仕様と性能-

 

USB-DACの仕様は次のとおりです。

USB-DACの仕様

項目 仕様 備考
入力
USB PCM 44.1-192kHz 24bit
DSD 2.8MHz / 5.6MHz
SPDIF 光 44.1-96kHz
同軸 44.1-192kHz
DAC1 ESS ES9018S サンプリングレート 44.1-384kZHz
DAC2 TI PCM1704x4 サンプリングレート 44.1-768kHz  1704はモノなのでバランス用に4ケ使用しています
DAC3 NONE
SRC PCMのみ サンプリングレート
Bypass/96/192/384/768kHz
表示 LCD USB サンプリングレート
PCM/DSD信号表示
出力 DAC1 XLR RCA
DAC2 XLR RCA
Selected: DAC1 or DAC2 XLR RCA

SPDIFとUSBが使用できます。

サンプリングレートコンバーターで768kHzまでアップサンプリング出来ます。

DACチップは現在TI社のマルチビットDAC、PCM1704とESS社の9018が搭載できます。PCM1704モノ仕様ですので基板1枚あたり4ケ必要になります。既に市販されていないので、手持ち在庫の分のみの販売となります。

特性

ここでこのUSB-DACの特性の一部を紹介します。

これらは実際に測定されたTHD(ノイズ含まず)データです(カタログスペックではありません)。

PCM1704はサンプリング周波数を上げると、特に高域の歪率が低下していきます。THD上は384kHzがベストです。

ES9018ではサンプリング周波数を上げても歪率に変化はありません。これはDACチップ内部でオーバーサンプリングしているからと考えられます。

音質の違いもこれらの結果とほぼ一致しています。