YouTube動画第2回として「SN比って何? 実践編」を投稿しました。
実践編ではローデ・シュワルツ社製オーディオ・アナライザーUPLと、オーディオプレシジョン製オーディオ・アナライザーSYS-2722等を紹介しています。
オーディオアナライザーを使用してSN比を自動測定したり、ノイズスペクトルなどのリアルタイム観測などをしていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
コメント・感想もお待ちしています。
「SN比って何? 応用編」も企画考案中です、乞うご期待!
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オーディオアナライザーを使用してSN比を自動測定したり、ノイズスペクトルなどのリアルタイム観測などをしていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
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プリメインアンプDCPMA-100 が新しくなりDCPMA-100REとなります。要望の多かったリモコンが追加されます。またフォノイコも追加されて機能は大幅アップします!さらに従来のプリメインアンプをお持ちの方は新型にバージョンアップも可能です。
型名:DCPMA-100RE (新モデルはリモコンアンプがついたのでREが付きます)
価格:605,000円(税込)
型名はDCPMA-100REとなり価格は5万円アップの本体価格55万円(税込価格605,000円)となります。
発売時期:発売は9月下旬から受け付け開始、10月より順次発送の予定です。
1. 音量リモコン
音量リモコンが可能となりました。リモコンはステッピングモーターを使用したもので、通常の音量調整(2.7°ステップ)に加え、高速調整(18°ステップ)、微調整(0.9°ステップ)が可能です。
2. フォノイコの追加
従来のRACライン1がフォノイコ入力となります。MM,MCに対応しています(リアパネルで切り替え)。OPアンプを使用したフォノEQですが、高SNで実用上十分なフォノイコです。
3. デザイン
今回の改良に合わせフロントパネルデザインも若干の変更があります。
バージョンアップ:
さらに旧モデルをお持ちの方も新モデルにバージョンアップできるように対応する予定です(フロンパネル、リアパネルは旧モデルのまま、リモコンとEQアンプを追加)。尚、バージョンアップ対応は2023年2月以降を予定しています。
・バージョンアップ予定価格165,000円(税込)
従来のRCAーLine1の場所がフォノイコライザアンプとなります。
イコライザアンプは超低ノイズLT1028を使用したNF型となります。MMだけでなMCカートリッジも直接接続することができます。十分な検討を加えることでノイズは非常に小さく、MCカートリッジ使用時もSN的にも十分な性能です。音質は単体アンプのDCE-200などと比較すると、さすがにそこまでリアルで臨場感にあふれる音までにはなりませんが、市販の10万円クラスのイコライザアンプよりもずっといい出来となっています。その結果、レコード特有の良い音質を十分にお楽しみいただける内容となっています。

音量をモーターで回す際は、一般に回すだけでなく、手で回した際に滑ってくれるクラッチ機構が必要です。今回採用したリモコンシステムはステッピングモーターで駆動しています。ステッピングモーターは制御電源を止めれば駆動抵抗がないので、音量ツマミをてで回す際にも感触が全く変わりません。またステッピングモーターを駆動するにはマイコン制御が必須ですので、赤外線センサーを使用したプログラムを開発しました。
リモコン本体は市販の汎用リモコンを使用することにしました。リモコン駆動は通常の音量調節の他に、高速調整と微調整もできるようになっています。


9/14 内容を一部改定しました。
前のブログで低音吸収体(BassTrap)を作ったことを紹介しました。このブログでは低音吸収体の設置後の周波数特性と聴感上の効果についてお話しします。
BassTrapを設置した前後の写真は次の通りです。右側はコーナーに、左はコンクリートの梁に設置しています。


左はBassTrap設置前、右がBassTrap設置後の様子
さて早速周波数特性を測定してみました。マイクの位置は試聴位置(SPから2.7mの距離)で、ちょうど部屋の真ん中の距離になります。
左列が左側、右列が右側SPの周波数特性です。また上段がBassTrap設置前、下段がBassTrapを設置した後の周波数特性になります。
測定はMyspeakerというソフトを使用していますが、縦軸は最大値(40Hz 付近)で自動的に規格化されています。
| LEFT | RIGHT | |
| Without Bass Trap | ![]() | ![]() |
| With BassTrap | ![]() | ![]() |
40Hzの最大値で規格化されているので、一見すると100Hz 以下の低域レベルは変わっていないように見えます。ただ中高域のレベルはよく見ると下段のBassTrapを設置した後の方が、上昇しているように(つまり低域が下がっている)見えます。
特に左側SPでは設置後方が全体的な帯域バランスが明らかに改善されています。
さらにわかりやすくするためにBassTrap設置前後のスペクトルを重ねてみました。干渉を受けていなさそうな10-20kHz のレベルでそろえてみたのが下の図です。

黒線がBassTrap設置前、赤線がBassTrap設置後の特性になります。右側の図を比較すると40-100Hz付近でBassTrap設置後の方がレベルが2,3dB低下していることがわかります。
さらに下の図はLeft側の比較図になります。こちらも40-100HzあたりでBassTrap設置後の方がレベルが3dB程度低下していることがわかります。

今回BassTrapを設置して100Hz 以下のレベルが3dB程度低下していることが測定から明らかになりました。ただ周波数特性全体から見ると、まだ低域のレベルががかなり高く、もう3dB程度は下げたいところです。
肝心の音質ですが、だいぶ良くなりました。以前は明らかに低音過剰だったのですが、BassTrapp設置後は低音はかなり豊かな方ですが、このままでも結構聴ける感じになりました。
BassTrappを2個設置しましたが、在波効果の影響は多少緩和された程度で、解消とまでは行きませんでした。考えてみれば当然のことで、いくら効果的といえどもコーナーに2個設置した程度では、まだ吸音していない壁やコーナーの方が多いので、低域が3dB下がっただけでも効果絶大といえるでしょうか(何しろ半減しているのですから)。
BassTrappを設置していないと、低音域がほとんど吸収されない状態で、音が出っぱなしになっていることになります。これはたとえてみるとブレーキの無いスポーツカーみたいなもので、速く走ることはできません。スピーカーも同じで適切な低音吸収があってまともな環境になるということを、きっちりと低音を出すスピーカーを導入して初めて気づきました。
今後はさらにBassTrap を増やしてまともな低音環境を作っていきたいと思っています。
WilsonAudioのSabrinaを導入したものの低域の定在波が物凄くなり、とても聴けるバランスではないことは前に話しました。
単に低域が出過ぎではなく定在波効果の悪影響と判断したのは、低域が多すぎる場所が周期的に表れていたからです。部屋のSP設置側の壁、それと反対側の壁、そして部屋の中央(残念ながらここが試聴位置)で低音がブーミーになっていました。
そしてその定在波の周波数は一番極端なのが35Hz あたりです。この領域の吸音体というのは、調べてみると日本ではほとんど売ってません。そもそも100Hz以下の吸音率自体測定されていないものがほとんどです。
ちなみにBassTrapとしてよく見かけるウレタンのギザギザしたものは低音域では全く効果がありません。
調べてみると100Hz以下の低音を吸音するには
1.高密度グラスウール数十cm(できれば+空気層)
2.ヘルムホルツ共鳴型
3.メンブレン型
の3種類があるようです。
メンブレン型BassTrapは例えば非常に重い鉛入りゴムシートを張って、その後方に空気層を作ってばねとして働かせ、シートの直後にグラスウール(GW)で音響抵抗を負荷して制動するという原理だそうです。
GWで低域が吸音されないのはGWを音が通過するからなので、いったん膜で音を受け止めて、それを制動するというイメージでしょうか。また、制動がなければパッシブラジエーターと同じ原理だそうです。
海外では結構売っています。例えばこんな感じです。
性能も、100Hz 以下で吸収率1と驚異的です。作るのは大変なので輸入しようかと思いましたが、輸送代が相当高くなるので諦めました。
設計するにはこんなサイトが参考になります。

メンブレンシート1枚張り(青)と2枚張り(緑)のシミュレーション結果例

短辺67cm長辺1mの3角コーナー型BassTrap
ゴムシートは面密度4.2kg/m2という非常に重たいゴムシート2.8mm厚です。持ってみるとずっしりと想像より重いです。何しろ1m2で4kgというのは一昔前の重めのラップトッより重いくらいで、それがぶる下がっているというようなものですから。

メンブレンの重量ゴムシートと布地を張ったところ

音響抵抗としてGWを挿入
3.2kg/m3 5㎝厚を2枚

スピーカーの後ろの隅に置いてみたのがこちらです。さて、どんな結果になったでしょうか?
長くなったので結果の続きは次回に