久しぶりにBULUNOTE東京に行ったらなかなか良かった、けど残念なことも・・・・。

久しぶりにBULUNOTE東京に行ってきました。行くきっかけは、妻が知り合いのトランペット(アマチュア?)のミニコンサートを聴いたところ、あまりの下手さに気持ち悪くなったそうで、耳を直すのにまともなトランペットを聴きたいという事でした。

聴いたのはこの人、私は音楽に詳しくないので、知りませんでしたが、料金も高いのでかなり有名な人の様です。

聴いた感想

この人のトランペット、まるでサックスを聴いているかのように柔らかい音を出します。トランペットは楽器自体に音程が無く、唇の振動で音を出すので普通は強烈な音がします。この人のトランペットは、木管楽器の様に倍音で構成されているかのような優しい音なのです。ドラム、電子ピアノ、バイオリンなどもあって音楽としてはとても良かったです。

残念だったこと

残念だったのは、トランペットにしてもバイオリンにしてもマイクでかなり音量を上げていて、その音がややキンキンしていたことです。ここのPAはかなり音質はいいのですが、せっかく生の音を聴きたいので、マイク・PA無しの音にしてほしかった。マイク・スピーカーで聞くのなら、オーディオ装置でCD聴く方が音質はいいのですから。この大きさのホールだったら、生で十分な音量になると思います。

もう一つ残念なことが一つ、サービスのレベルがかなり低下していて、ディナーのセットを予約していましたが、早く行ったにもかかわらず、メインの料理が出てきたのがコンサートが始まってからで(前菜のあと30分位待たされた)、かなり暗くなったところで肉を食べることになりました。もう闇鍋みたいな感じです。ほか人のアラカルトで注文した料理はほぼ全部出ていた様なので、忘れられていたのだと思います(あまりに遅いので催促したら料理が出てきた)。

それと最後の曲の始まりで、配膳箇所の奥から大量の皿を落とす音が「ガシャーン」と鳴り響き、気分が台無しでした。どうやったらあんなにたくさんの機材が落ちるのか不思議になるほどの音量でした。

ウェイター、ウェイトレスの人もアルバイト的な人が多いような感じで、やっとこさ回している様子でした。以前は給仕する人もきちんとした人が多かったのですが、かなり変わった感じでした。

今はこういったところに人がきにくいのでしょうから仕方ないのかもしれません。

というわけで久しぶりにブルーノート東京に行った感想を伝えさせていただきました。

ミューザ川崎でコンセルトヘボウ管弦楽団を聴いてきた  -良くもあり悪くもあり-

コンセルトヘボウ管弦楽団は好きなオーケストラの一つです。以前にオランダのコンセルトヘボウで聴いたときにはその音の良さにえらく感動しました(ホールの音の良さも1番です)。ホールもいいのですが、演奏も良かったので、今回来日した機会を狙って聴きに行きました。

ミューザ川崎は以前に一度いったことがありますが、音は良かったです。その時は2階席の横でしたが、今回のコンセルトヘボウ管弦楽団の場合、人気があるので取れたのは4F席でした。4階席というのはもう一番後ろから2番目の列で最後尾という事になります。

11/16(日の)曲目はマーラーの交響曲第5番です。マーラーは何となく間延びしている感じがして普段はほとんど聴きません。今回聴いてみた感想ですが次の通りです。

曲: 

長い。けれど各楽章の冒頭部分にトランペットやホルンがソロっぽくリードする部分があって、そこの壮大さ、スケール感の大きさにはたまらないものがあります。

全曲演奏するのに68分という事でした。その間当然トイレには行けません。

アンコールはやりませんでした。これだけの大曲を演奏したのですから蛇足入りません。海外ではアンコールをしないケースが多いですし、私はアンコールが嫌いです(下手な楽団ほどたくさんやります)。

マナー:

ただ演奏が終わった瞬間、音の余韻がかなりあるうちに「ブラボー」と叫ぶ人がいて興ざめでした。最後の音を出した瞬間に叫ぶのですからどうかしてます。

クラッシックは好きなのですが、クラッシックファン(の一部?)は好きではありません。マナーというか人間性というかおかしな人が多いです(オーディオファンの方がまともです)。

演奏:

コンセルトヘボウ管弦楽団はやはり皆さん上手で管楽器でも音程が怪しくなるところが全くなく、安心して聴いていられます。これがN響だったらすべてアドリブになって聴いていられないことでしょう。管楽器のリードの後、バーンと全楽器が鳴る感じが多いのですが、この音の気持ちいい事。

さすがに4Fは後ろ過ぎる 音が来ないよ(最近は演奏後は写真が許可されているようです)

ホールの音:

前回は2回でいいホールだと思ったのですが、今回最後列の方で、さすがに音が来ません。音量も小さく、ホールの良さが実感できる席ではありませんでした。

このホールは分類すればアリーナ型(後方も開けている)でサントリーホールと同じですが、かなり周囲を絞っているというか、すり鉢状になっているのでサントリーホールの様に音がすかすかになる事はないと思います。もう少し前の方で聴ければ最高の音質だったでしょう。

ホールについて:

以前は感じなかったのですが、いかんせんトイレが少ない。2回のトイレの大の方はなんと1個しかありません。皆さん臭い中4,5人並んでいました。3,4階席でもトイレ(大)は3つで、ホールまで列ができていました。大震災の後このホールは改修されたと思いますが、しかしトイレの数が絶望的です。

また、席の前後が狭く、中に人が入ろうとすると、途中の人が全員立ち上がらなければならない状態でした。

この様に、ホール施設の設計は最悪ですが、チケット代は27000円と安くありません。いくら楽団が良くてももう行かないかなという設定ですね。

ただ機会があったら、もう一度コンセルトヘボウのホールで聴きたいと思いました。

ブルーノート東京のホリー・コールのライブに行ったら別の意味で哀愁を感じた

3月7日にブルーノート東京でホリー・コール(HoLlyCole)のライブがあったので聞きに行きました。

いつもCDで聴いている大御所ですので、どんな素晴らしいステージなのかと、期待に胸を膨らませて聴きに行きました。

ただ以前NHKのBS放送に写った彼女はCDのジャケットとはまるで別人でショックを受けたことがあります。まあ容姿を見に行くわけではないのでその点は覚悟していました。

さて肝心の実際のステージですが、正直期待は外れてしまいました。どういう事かというと、あまり歌がうまくなかったのです。

そんなはずはないといわれるかもしれませんが、うまくないというよりはもう声が出なかった(出さなかった)のです。ひょっとすると何か体調が悪かったのかもしれません。あるいは1日に2ステージの頻度で毎日ステージに立つのですから、声帯をセーブしていたのかもしれません。

調べてみるとまだ60歳を超えたばかりで、加齢のせいではないと思いますが・・・。

もっと先輩の(失礼!)夏木マリさんの方がずっと声が出ていました。

この場所は音響も悪くないのでライブを聴くには絶好の場所なのですが、総じて残念な夜になってしまいました。

会場の感じ

ということで、期待をしていったのですが、家でホリーコールのCDを聴いていた方が歌に酔いしれることができたのにという落ちでした。


原田慶太楼さん指揮・東京フィルハーモニーの「展覧会の絵」がとっても良かった ー現代のお手本ー

10/13に品川のきゅりあん(区民ホール)で行われた「展覧会の絵」を聴いてきました。この公演の音が良かっただけでなく、構成がお手本ではないか思えるほどよかったので、紹介します。

地元の品川区で「展覧会の絵」をやるということで、妻がチケットを購入しました。原田さんの名前は知らなかったのですが、品川区出身だそうで、そのご縁できゅりあんで公演を行ったようです。

良かった所

1. プレトークとして演奏の前に20分位、自己紹介、曲の聞きどころなど説明してくれました。

これはとっても重要で、クラッシックの人はなぜ説明をしないのか、普段から疑問に思っていました。一般には「聴いて分かれ」というスタンスなのだと思いますが、聴いただけでわかるはず無いのです。原田さんの説明のお陰で曲の理解も深まりましたし、何よりも、聞く前にもうファンになってしまいます。

2. アンコールを前半にやったこと。

普通アンコールは最後の曲のあとにやるものですが、なんと前半の後にアンコールをやって、後半の大曲「展覧会の絵」の後にはアンコールをやりませんでした。以前から言っているように、大曲の後にアンコールをやるのは、私は「どっちらけ」だと思います。大曲の後にやらなかっただけでなく、前半の後にやったパターンは私は初めて経験しましたが、「この手が有ったか」という感じです。

3. 演奏ももちろん良かった

東京フィルハーモニーは初めて聴いたかもしれません。クラッシック通の人に言わせれば、小言はいろいろあるのかもしれませんが、私が聞く限り、とても上手で迫力がありました。特に打楽器の音が大きく迫力があったのも良かったです。

全体の音も澄み切っていて綺麗でした。こういう音は現在流通する音源(録音)などでは決して再現できないレベルだと思いました。オーディオの性能がこういった音を再現できないわけではないのですが、普通のワンポイントっぽい録音では全体的に濁るのでだめでしょう。

残念だったところ

ホールの音響はいまいち

席は前から5列のかぶりつきの席でした。このホールは形でいうと扇形で、本来は悪くないホールのはずです。ただ例えばピチカートなどは「ツンツン」という感じで、音響の良いホールで聞こえる「ズンズン」という音になっていませんでした。これはホールの音響のせいだと思います。また前半のバリトンも本来なら(黄金ホールの様な良いホールなら)図太く聞こえる声なのだと思うのですが、低域が抜けてしまって今ひとつ迫力が出ていませんでした。

このホールの音響が何故良くないのかは(形からだけでは)わからないのですが、小規模のホールでもティアラ江東の様な音響の良いホールでやれば、より素晴らしいコンサートになったと思います。

最後に

原田さん指揮・東京フィルハーモニーは非常に音がいいので、他のホールで他の曲も聴いてみたいと思いました。

コットンクラブでテレンス・ブランチャードを聴いて来た -正直がっかりした-

テレンス・ブランチャードとの出会い

テレンス・ブランチャードさんは昔、CDをCDショップで買って知っていました。そのCDはこの「ニューヨークセカンドライン」というものです。

その後だいぶ立って出たこの「Tale of God’s Will」もとてもいい音でした。

今回、そのテレンス・ブランチャードさんが来日するということで聞きに行きました。お気に入りのブルーノート東京でも演奏があったのですが、系列のコットン・クラブでもやるということで、今回はコットンクラブに行ってみました。

コットンクラブはとても場所がいい

KITTEビル 旧郵便局の面影を残してきれいになっている
KITTEビル 旧郵便局の面影を残してきれいになっている

ブルーノート東京は青山にあるのですが、駅からはちょっと遠いです。コットンクラブは東京駅の真ん前のKITTEビルの隣のビルにあってめちゃくちゃアクセスがいいです、しかも場所がおしゃれ。

その代わりコットンクラブは席が狭い

ただ中はブルーノート東京の半分くらいの大きさで、しかも席が狭いです。よくこんな椅子を探したなというくらい狭い椅子(幅40cm位)。

コットンクラブの内部の様子
コットンクラブの内部の様子

肝心の演奏ですが、期待していたのと違いました。

ただ残念ながら音が悪かったです。ブルーノート東京はかなり音質が良く、ピュアオーディオの人が聴いても満足できるPA装置でした。コットンクラブの音質はそれと逆に、場末のディスコの様な音質です。エレキベースとバスドラムの低音だけ異常にドンドコドンドコと鳴っていて、エレキギターやトランペットの音はほとんど聞こえないくらいです。PAのミキシングのバランスが異常です。テレンス・ブランチャードではなくて、バランス・ブレチャッタードって感じです。

演奏にはピアノ、バイオリン、チェロ、ビオラなどの楽器も参加していましたが、弦楽器の音はほぼ聞こえず(低音のドンドコのせいで)、しかもトランペットの音もスピーカーやっと聞こえる程度でした。

ここは100人くらいのホールなので、本来PAを使わなくても十分なくらいなのですが、低音が過剰なPAの音だけが聞こえてくるという、非常に残念な音響でした。

今回のPAはコットンクラブの設定か、奏者テレンス本人の設定かわかりませんが、結果が残念だったことに変わりありません。

CDの録音はとっても良かっただけに、残念でした。これなら家でCDを聴いていたほうがよっぽど良かったです。

今回パスタコースを注文しておきましたが、料理も前菜・パスタ・メインなどとは書いてあるものの、メインの肉が何なのかも予約時にはわかりません。鴨肉だったのでがっかりです。ただパスタは麺がもちもちしていて非常に美味しかった(普通のイタリアンレストランよりおいしい)。

次はやっぱりブルーノート東京に行こうと思います。