ディズニーのライブ・コンサートは大人がだまされる子供だましでした

4月26日に東京国際フォーラムで開催されたディズニーライブ・コンサートに行ってきました。このコンサートのチケットを購入したのは半年ぐらい前で(そのくらい人気がある)、何故購入したのかすら忘れてしまいましたが、おそらくテレビで、同シリーズのコンサートでパイレーツオブカリビアンの映画音楽の生演奏を放送してて、これ生で聴いてみたいというのが動機だったと思います。パイレーツオブカリビアンのサウンドトラックCDは音質が良く結構聴いていたので。

ディズニーライブ・コンサート

ただこのコンサート、子供向け企画なのはわかっていたのですが、がっかりでした。一応生演奏のはずなのですが、聞こえてくるのはPA装置の音でした。真ん中に大きなスクリーンがあり、その手前でオーケストラが演奏しているのですが、どう見ても(聴いても)生の音ではなくスクリーン横のSPから音が聴こえるのです。しかも試聴席が左寄りだったのですが、左のSPからしか音が聴こえないのです。右にいるコントラバスの音もすべて左1点から聞こえるのですごく違和感があります。PA用のSPですので音質も大して良くなくこれなら家で聞いている方が良かったなと。

一応フルオーケストラに近い人数がいて、演奏しているので生の音も聴こえるはずなのですが、実際には聞こえてきませんでした。口パクならぬオケパクなんてこともあるのでしょうか(まさか)。

8500円でSPの音を聴いてもねー、大した音でもないのに。
それとディズニーの映像と選んだクラシック音楽がまったく合っていない。酷いもんです。
これ子供なら感動するのでしょうか?

ただ一つ良いことが。
配られたチラシをめくっていたら、八神純子さんがフルオーケストラをバックにコンサートをするそうです。しかも場所が上野の東京文化会館大ホール、このホール音響がいいそうなので一度行ってみたかったんです。オーケストラの音も聴けるので一石三鳥です。オジサン世代は音にうるさいので、こういうポップスとオーケストラの融合はまさに的を得ています。今後こういった企画は流行ると思います、いや流行って欲しい、流行ってもらわねば・・・・。

ディズニーのインチキコンサートもこのコンサートを見つけるための前ふりだと考えればいいんだということで妙に納得しています。

八神純子 プレミアム・シンフォニック・コンサート

音響が良いと言われる東京文化会館大ホール

東京芸術劇場のコンサートに行ったら音が良くなっていた(気がする)

久しぶりにクラッシックのコンサートに行ってきました。

実は以前は年に数回はクラシックのコンサートに行ってましたが、昨年春以来1年以上コンサートに行っていませんでした。

生意気なことをいうようですが、昨年春にプラハなどで聴いた音があまりに良かったので、ショックで日本でコンサートに行く気がしなくなってしまいました。指揮者・演奏の問題なら好みの人が来日した時に聞けばいいのですが、私が感じるのはホールの音質の差で、そうなるとどうにもなりません。
例えて言うならアメリカで寿司好きだったアメリカ人が、日本に行って初めて寿司を食べたらショックを受けて、アメリカで寿司を食べる気がおきなくなった、という感じでしょうか。

今回行ったコンサートは池袋の東京芸術劇場で行われた「名曲の花束」で、ブルガリアのソフィア・ゾリステン&ミラ・ゲオルギエヴァ の共演です。この方々は2009年に来日されていて、その時も同じホールで聴いたのですが、なかなか良かったのを覚えています。

バイオリンのソロのミラ・ゲオルギエヴァさんは素人の私が聴いていても「妙にうまいな」と思わせるほどうまいのですが、それもそのはず小さい頃から国際コンクールで優勝し、9歳の頃から共演しているそうです。バイオリンの演奏では、特に難しい演奏でたいていは「ギコッ」とか変な音もまじりますが、弦と弓がこすれる以外の音を出さない人は(それがいいことかどうか知らないのですが)、この人と川畠なりみちさんだけでした。

ここから本題なのですが、音が非常によかったのです。中低域に張りがあって力強さがあり、高域も癖なくきれいな音です。東京芸術劇場は何度も行っていますが、これまでは正直あまり音が良いホールではありませんでした。今回は東京の中でひょっとすると一番いい部類になるのでは?くらいの音でした。今回聞いた席はC-3で前方左の壁よりだったので、ひょっとすると位置のせいかもしれませんが、おそらくホールの音質そのものが良くなったからではと思っています。

今回新たにステージ後方のパイプオルガンを塞ぐ形で、大きな波状の反射板が取り付けられていて、それが後方から客席の天井の方まで伸びているのです。以前はこの反射板はなかったので、このせいで音質が良くなったのかなーと思いました。この反射板、反射させるだけでなく、客席から見るとステージ側の方へギュッと空間を絞った形になっている(立体角が小さくなっている)ので、音質に大きく貢献するはずなのです。

アメリカの寿司も美味しくなったんだなーてことですかね?

それにしても今回もアンコール曲を4曲やっていましたが(拍手がやまないのでやらされていたというべきか)、この(日本の?)習慣どうにかならないものですかね。本編で十分なのに・・・。

丹沢電機さんでの試聴会 -とっても良かった-

7/7(土)に山梨の丹沢電機さんで試聴会を開催させて頂きました。
丹沢電機さんはビル1棟が別棟で建っていて、かなり広いスペースがありました。2Fにピュアオーディオ専用のスペースがあって、国内外大手のオーディオ機器が沢山並んでいました。

社長さんがオーディオ好きでかなり力を入れてらっしゃるようでした。
弊社のプリアンプDCP-210、パワーアンプDCPW-200、DAコンバーターDAC-FA0、フォノイコライザアンプDCEQ-100のフルラインナップでセッティングさせて頂きました。

スピーカーには
JBL S-3900
Fostex GX-250
B&W PM1
をセッティングしてスピーカーセレクターHAS-3S Proで切り替えられるようにしました。

セッティング後の様子

弊社のセッティングの前にここでの標準的な装置での音を参考までに聞かせてもらいました。
国内某大手メーカーのプリメインアンプ30-50万円クラスのモノが置いてありました。
(これより音質が良くないとやばいわけで・・・・)
高級プリメインの音は普通にいい音が出ていました。

次に弊社のシステムのセッティングを行い音出しをしましたが、
自分で言うのもなんですが、セパレートアンプの貫禄が出ていて安心しました。

PM1を鳴らしている時にしばらく席を外されていた、お店の担当の方がいい音ですねと言って入ってこられて、どのSPがなっているんですか?と聞かれたので、「PM1です」と言ったらお店の人がびっくりしていました。PM1がこれだけのスケールで鳴ったことはなかったとのことで、しきりに感心されていました。

PM1の鳴りっぷりは非常によく、確かにそばに行ってPM1が鳴っているのを確かめないと、まるでフロア型のSPが鳴っているのかと錯覚します。
B&Wの805Sは以前所有していてましたが、それとはなり方が全く異なるように思いました。高音域の神経質さが全くなく、それでいて高域を心地よくはっきりと聞かせてくれます。最低域(50Hz以下)が出ない分100Hzあたりを微かに持ち上げているとおもいますが、そのバランスがちょうど良く、が例えるならディナウディオのC-1の方向の音でしょうか(さすがにC1の領域までは到達していませんが、方向性音のまとめ方が似ていると思いました)。

またS-3900で鳴らすとそれはもういい音で、ゆったりとした低音を基調にあらゆるジャンルを心地よく、迫力ある音で鳴らします。

FostexのSPはこれらの中では相性が今ひとつだったかもしれません。このSPは非常にキッチリと作られていて余計な音は全く出さずにひたすら高解像で緻密な音をだします。こちらのアンプと音の傾向が似ているのですが、アンプもスピーカーもそういう傾向ですと、ちょっとやり過ぎに聞こえないこともありません。

試聴会中の様子はこんなかんじです。
試聴会の様子

1時半から3時半まで、十分時間はあったので3種のSPの音質比較、そして最後はレコードもかけてたっぷり聞いて頂きました。

お客様にも感想をその場でお聞きしたのですが、マーラーの2番で、「おなじCDを持っているが、(自分のシステムでは)こんな聴こえ方がしない、音がサーと広がって非常に良かった」ですとか、ちょうど同じJBLのスピーカーをお持ちの方が、「リアル感が全く違う、楽器の違い、演奏者の奏法がはっきりわかるのでびっくりした」と感心して頂きました。

余談ですがこちらの会場では他社さんのスピーカーセレクターを普段お使いで、最初はそれを使用しましたが、弊社のスピーカーセレクターに替えてみました。そうしたら音の雑味の様なものが消えて明らかに音質が向上していました。私は他社のセレクターはほとんど使用したことがなかったので、そういう意味で非常に参考になりました。

この試聴ルームは大きさ的に広めのリビングルーム位の大きさで、ちょうど家庭で聞く環境に近く、セッティングしただけでバランスのとれた音になっていました。ただ一つ反省するところがあるとするとSPケーブルで、試聴会が始まってから気づいたのですが、長さが10mくらいあって、いつもの音よりも若干高域が濁っていたと思います。

ちょうど梅雨明けの土曜日で帰りの中央高速が30Kmの大渋滞で行きが2時間かからなかったのですが、帰りは5hかかりました。

オーディオショップで試聴会をさせていただくのは初めてでしたが、非常に充実した一日で勉強になりました。
この日はビジネスでも十分な成果もあって、主催者としても嬉しい1日でした。

丹沢電機さん、また試聴にいらっしゃった皆様に深く感謝いたします。
ありがとうございました。

7/13(金)はオーディオユニオン千葉店さんで試聴会を行います。
お時間のある方は是非この機会をご利用ください。

最近聴いて良かったCD

最近聴いて良かったCDを紹介します。

いつもNHK-FMを聞いていますが、時々「あ、これはいいな」という曲があるので番組表を調べてCDタイトルを調べ購入して聞いています。

最近良かったのは結果的に映画音楽のCDですね。

これらはお馴染みハンス・ジマーです。この映画自体は段々おちゃらけた感じになっていったのでそれほど好きではないのですが、録音がいいです。もう音質だけで買いたくなる(買ってしまった)1枚です。
今年のハイエンドショウでも1曲かけさせて頂きました。この2枚は似ているのですが、どっちがいいと言えないので2枚挙げておきます。

パイレーツオブカリビアン
呪われた海賊たち

ワールド・エンド オリジナル・サウンドトラック

こちらはハンス・ジマーではないのですが、録音が妙に良いのです。弦楽器がはっとするほど鮮やかで、なめらか、聞いていて本当に心地よい音がしています。日本版は結構な価格ですが、海外版は手頃です。

奇跡のシンフォニー

海外版はこちらで多分中身は一緒ではないかと(こちらの方が安い)
August Rush

ここで紹介したCDは音質的に文句無しです。ただ、映画音楽なので当然のことながらストーリーに沿った音楽になっています。この音質で普通の音楽を録音してもらえたら理想的なのですが・・・・。

追伸。
ついでですが年末に映画「奇跡のシンフォニー」のDVDを見てみたらとてもよい映画でした。ギターの音が良いのも当然といえば当然で、映画の中でもある役割を果たしていたのでした。サウンドトラックを聴いてから映画を見る人はあまりいないかもしれませんが、ああこういうことか、とわかって逆に感動も増す気がしました。

八神純子さんのコンサート

少し前になりますが今年の5月に八神純子さんのコンサートに行って来ました。

八神さんは結婚されてアメリカで暮らされていましたが、子供が手を離れたのでコンサート活動にも復帰されたのだそうです。
八神純子さんのコンサートのチラシ

コンサートの内容はと言うとこれがもう素晴らしいものでした。
会場は半分は女性でしたが、もう半分は私みたいなおじさんで、これがまた皆さん涙ちょちょぎれになってました。
歌が良いのはもちろんですが、昔と違ってトークも上手になってました。
八神さんはほんとに心の優しい方でそれが会場の聴衆に伝わってしまうのだと思いました。

思えば音楽CD(当時はレコード)を継続的に買い始めたのは高校生の頃、八神さんの「あ~みずいろの、、、あめ~」というフレーズが気に入ってでした。
八神さんのアルバムを集めていた頃はちょうどレコードからCDはに変わった時期です。
レコードからCDに変わって、当時はデジタル技術もよちよち歩きで、CDの音もあまり良くなかった様に思います。とにかく音が痩せて硬かった。
(おそらくそれもあって)段々毎回はCDを買わなくなり、いつしか音楽鑑賞・オーディオからも離れて行きました。それでも所有している山gみさんのアルバムはレコードCDあわせて計10枚以上はあると思います。

曲としてよく知られているのは
水色の雨
思い出のスクリーン
Mrブルー
パープルタウン
あたりだと思いますが、実は詩がいいのはもっと後の
「純」、「truth hurts」あたりのアルバムに収録されている曲で、この辺の時代はあまり知られていないのではないかと思います(曲もほとんどかかりません)

例えば、純というアルバムの最初の1曲めのベイビースターの悲劇の歌詞は

って感じです。この頃は八神さんがちょっと不良になりかけた頃です(あくまでもののたとえですよ)。
この頃はメロディー自体は八神さんにしては普通なのですが、詩は逆に何十年かたって聴いて心にしみてくるものがあります。
それだけ詩が本当に深く、苦悩の様な心の奥深い部分をえぐっている様に思います。
デビュー当時は「ポップコーン」だったかで、いわゆるシンガーソングライターとして才能ある人がたくさん出てきたように思います。
同期に中島みゆきさんがいらっしゃるそうで、そういった逸材がゴロゴロしていたんですね、当時は。

若い女性は当然のことながら恋愛をテーマにした歌を作ります。
やがて歳を取るにつれて純愛では歌えなくなってしまうと思います。いい年してほれたはれたとばかりいってられませんから。ただ八神さんの場合、早いうちから宇宙とか人類愛とかそういった大きいテーマに転換し行ったので、歳をとってもまったく違和感なく詩が作れたのだと思います。(松任谷由実さんの様にいつまでも純愛で通そうとすると苦しくなる)。

八神さんはこれからはジャズボーカルの方向に行きたいとおっしゃてましたが、これはぜひとも期待したいですね。

音楽を聴き始めるきっかけは人それぞれだと思いますが、最初からジャズとかクラッシックを聴くよりもアイドル系にはまってやがて大人の音楽に移行していく例が多かったのではないかと思います。
今はどうかというと、最初のとっかかりがAKBしかありませんし、これは音楽にはまって行く方向ではないように思います。取っ掛かりはなんであれ音楽とかCDにやがて自然にはまって行く道筋が今は無いので、音楽業界、CD屋さんだけでなくオーディオ業界も衰退し行っていると思います。
オーディオは知ってしまうとほんとはおもしろいと思うんですけど、特に若い方にとって入り口が無いのがナーといつも思っています。
若い方には「大きなお世話」ということかもしれませんが、もう少しオーディオの方にも来てもらわないと・・・。

話がだいぶそれましたが、八神さんのコンサートは本当に心に染みました。

八神さんの新しいアルバム「Vreath(ブレス)」

(録音は個人スタジオっぽい感じでは無いだろうか)今は音楽業界も大変だと思うので・・・

八神さんのアルバムで音質がいいのは実はロス録音のレコードです(これは内緒ですが)。

会場で新しいCD「ブレス」を買おうとしたら普通のCDと高音質CDの2種類ありました。高音質CD・・・なにかと思ったら(中を開けて初めて分かったが)SACDとのハイブリッドディスクのことでした。 会場で「SACDって何?」って聞かれると売ってるほうも説明が面倒なので、「高音質CD」って言ってるんでしょうね。

会場でCDのを買うと握手券がついてきました(AKBみたい)。握手会には既に100人くらい並んでいたので、八神さんもお疲れだろうと思って握手はして来ませんでした(もう手が痛くなっているんではと思い・・・)。

握手会の券(いまだに持ってる)

以上取り留めもなくだらだら書いてみました。