プリメインアンプが新しくなります リモコンとフォノイコが追加に!

概要

プリメインアンプDCPMA-100 が新しくなりDCPMA-100REとなります。要望の多かったリモコンが追加されます。またフォノイコも追加されて機能は大幅アップします!さらに従来のプリメインアンプをお持ちの方は新型にバージョンアップも可能です。

型名DCPMA-100RE (新モデルはリモコンアンプがついたのでREが付きます)
価格605,000円(税込)

型名はDCPMA-100REとなり価格は5万円アップの本体価格55万円(税込価格605,000円)となります。

発売時期:発売は9月下旬から受け付け開始、10月より順次発送の予定です。

変更箇所

1. 音量リモコン
音量リモコンが可能となりました。リモコンはステッピングモーターを使用したもので、通常の音量調整(2.7°ステップ)に加え、高速調整(18°ステップ)、微調整(0.9°ステップ)が可能です。

2. フォノイコの追加
従来のRACライン1がフォノイコ入力となります。MM,MCに対応しています(リアパネルで切り替え)。OPアンプを使用したフォノEQですが、高SNで実用上十分なフォノイコです。

3. デザイン
今回の改良に合わせフロントパネルデザインも若干の変更があります。

バージョンアップ

さらに旧モデルをお持ちの方も新モデルにバージョンアップできるように対応する予定です(フロンパネル、リアパネルは旧モデルのまま、リモコンとEQアンプを追加)。尚、バージョンアップ対応は2023年2月以降を予定しています。
・バージョンアップ予定価格165,000円(税込) 

変更内容詳細

イコライザアンプについて

従来のRCAーLine1の場所がフォノイコライザアンプとなります。

イコライザアンプは超低ノイズLT1028を使用したNF型となります。MMだけでなMCカートリッジも直接接続することができます。十分な検討を加えることでノイズは非常に小さく、MCカートリッジ使用時もSN的にも十分な性能です。音質は単体アンプのDCE-200などと比較すると、さすがにそこまでリアルで臨場感にあふれる音までにはなりませんが、市販の10万円クラスのイコライザアンプよりもずっといい出来となっています。その結果、レコード特有の良い音質を十分にお楽しみいただける内容となっています。

追加1 MCもダイレクトに使えるイコライザアンプ
(リアパネルの1は製品ではPhonoになります)

リモコン機構

音量をモーターで回す際は、一般に回すだけでなく、手で回した際に滑ってくれるクラッチ機構が必要です。今回採用したリモコンシステムはステッピングモーターで駆動しています。ステッピングモーターは制御電源を止めれば駆動抵抗がないので、音量ツマミをてで回す際にも感触が全く変わりません。またステッピングモーターを駆動するにはマイコン制御が必須ですので、赤外線センサーを使用したプログラムを開発しました。

リモコン本体は市販の汎用リモコンを使用することにしました。リモコン駆動は通常の音量調節の他に、高速調整と微調整もできるようになっています。

追加2 VR軸をステッピングモーターで駆動するメカニズム
追加3マイコン制御基板
追加4 マイコン用電源をミューティング基板上に新設しています。
DCPMA-100REを上から見る
新設基板・機構4種の様子

9/14 内容を一部改定しました。

YouTube始めました 初回動画はオーディオ講座(第1回)「SN比って何?、基礎編」です

これまでホームページやブログで様々な情報をお伝えしてきました。より多くの情報を正確にお伝えするためにYoutube動画を始めてみました。

動画の内容は製品紹介・会社紹介などはもちろんですが、技術的な内容をオーディオ講座としてお伝えしていこうと考えています。

最初の動画は、オーディオデザインのオーディオ講座(第一回)「SN比って何?基礎編」です。

オーディオデザインのオーディオ講座

第一回SN比って何?基礎編

SN比についてどこよりも詳しく、しかもわかりやすく紹介していますので、ぜひご覧ください。

コメントもお待ちしております。

低音吸収体(BassTrap)の効果を計ってみました

はじめに

前のブログで低音吸収体(BassTrap)を作ったことを紹介しました。このブログでは低音吸収体の設置後の周波数特性と聴感上の効果についてお話しします。

設置してみました

BassTrapを設置した前後の写真は次の通りです。右側はコーナーに、左はコンクリートの梁に設置しています。

左はBassTrap設置前、右がBassTrap設置後の様子

測定してみました

さて早速周波数特性を測定してみました。マイクの位置は試聴位置(SPから2.7mの距離)で、ちょうど部屋の真ん中の距離になります。

左列が左側、右列が右側SPの周波数特性です。また上段がBassTrap設置前、下段がBassTrapを設置した後の周波数特性になります。

測定はMyspeakerというソフトを使用していますが、縦軸は最大値(40Hz 付近)で自動的に規格化されています。

LEFTRIGHT
Without
Bass Trap
With
BassTrap
BassTrap設置前後の周波数特性比較

40Hzの最大値で規格化されているので、一見すると100Hz 以下の低域レベルは変わっていないように見えます。ただ中高域のレベルはよく見ると下段のBassTrapを設置した後の方が、上昇しているように(つまり低域が下がっている)見えます。

特に左側SPでは設置後方が全体的な帯域バランスが明らかに改善されています。

重ねてみると

さらにわかりやすくするためにBassTrap設置前後のスペクトルを重ねてみました。干渉を受けていなさそうな10-20kHz のレベルでそろえてみたのが下の図です。

右CH、BassTrapp設置前後の周波数特性変化(赤が設置後)

黒線がBassTrap設置前、赤線がBassTrap設置後の特性になります。右側の図を比較すると40-100Hz付近でBassTrap設置後の方がレベルが2,3dB低下していることがわかります。

さらに下の図はLeft側の比較図になります。こちらも40-100HzあたりでBassTrap設置後の方がレベルが3dB程度低下していることがわかります。

左CH、BassTrapp設置前後の周波数特性変化(赤が設置後)

今回BassTrapを設置して100Hz 以下のレベルが3dB程度低下していることが測定から明らかになりました。ただ周波数特性全体から見ると、まだ低域のレベルががかなり高く、もう3dB程度は下げたいところです。

音質はどうか?

肝心の音質ですが、だいぶ良くなりました。以前は明らかに低音過剰だったのですが、BassTrapp設置後は低音はかなり豊かな方ですが、このままでも結構聴ける感じになりました。

BassTrapの効果はこういうこと

BassTrappを2個設置しましたが、在波効果の影響は多少緩和された程度で、解消とまでは行きませんでした。考えてみれば当然のことで、いくら効果的といえどもコーナーに2個設置した程度では、まだ吸音していない壁やコーナーの方が多いので、低域が3dB下がっただけでも効果絶大といえるでしょうか(何しろ半減しているのですから)。

終わりに

BassTrappを設置していないと、低音域がほとんど吸収されない状態で、音が出っぱなしになっていることになります。これはたとえてみるとブレーキの無いスポーツカーみたいなもので、速く走ることはできません。スピーカーも同じで適切な低音吸収があってまともな環境になるということを、きっちりと低音を出すスピーカーを導入して初めて気づきました。

今後はさらにBassTrap を増やしてまともな低音環境を作っていきたいと思っています。

低音吸収体BassTrapを作ってみました

リスニングルームの吸音について

WilsonAudioのSabrinaを導入したものの低域の定在波が物凄くなり、とても聴けるバランスではないことは前に話しました。

単に低域が出過ぎではなく定在波効果の悪影響と判断したのは、低域が多すぎる場所が周期的に表れていたからです。部屋のSP設置側の壁、それと反対側の壁、そして部屋の中央(残念ながらここが試聴位置)で低音がブーミーになっていました。

そしてその定在波の周波数は一番極端なのが35Hz あたりです。この領域の吸音体というのは、調べてみると日本ではほとんど売ってません。そもそも100Hz以下の吸音率自体測定されていないものがほとんどです。

ちなみにBassTrapとしてよく見かけるウレタンのギザギザしたものは低音域では全く効果がありません。

低音吸収体には何種類かあるようで

調べてみると100Hz以下の低音を吸音するには

1.高密度グラスウール数十cm(できれば+空気層)

2.ヘルムホルツ共鳴型

3.メンブレン型

の3種類があるようです。

作ったのはメンブレン型の低音吸収体

メンブレン型BassTrapは例えば非常に重い鉛入りゴムシートを張って、その後方に空気層を作ってばねとして働かせ、シートの直後にグラスウール(GW)で音響抵抗を負荷して制動するという原理だそうです。

GWで低域が吸音されないのはGWを音が通過するからなので、いったん膜で音を受け止めて、それを制動するというイメージでしょうか。また、制動がなければパッシブラジエーターと同じ原理だそうです。

海外では結構売っています。例えばこんな感じです。

https://perfectacoustic.co.uk/product/bass-absorber/

性能も、100Hz 以下で吸収率1と驚異的です。作るのは大変なので輸入しようかと思いましたが、輸送代が相当高くなるので諦めました。

設計するにはこんなサイトが参考になります。

吸音体の原理を説明しているサイト

メンブレン型吸音体のシミュレーションサイト

メンブレンシート1枚張り(青)と2枚張り(緑)のシミュレーション結果例

実際に作ったのはこんな感じのもの

短辺67cm長辺1mの3角コーナー型BassTrap

ゴムシートは面密度4.2kg/m2という非常に重たいゴムシート2.8mm厚です。持ってみるとずっしりと想像より重いです。何しろ1m2で4kgというのは一昔前の重めのラップトッより重いくらいで、それがぶる下がっているというようなものですから。

メンブレンの重量ゴムシートと布地を張ったところ

音響抵抗としてGWを挿入

3.2kg/m3 5㎝厚を2枚

部屋のコーナー(右)と梁の部分の隅(左)においてみる

DSC_1402

スピーカーの後ろの隅に置いてみたのがこちらです。さて、どんな結果になったでしょうか?

長くなったので結果の続きは次回に

ミュージックサーバー発売のお知らせ

ミュージックサーバーMS-100を発売します。

ラインナップは次の通りです

型式   仕様      価格(税込)

MS-100L(ボード無)     99,000円
MS-100T(TinkerBoard)   121,000円
MS-100R (RaspberyPi)  121,000円 (ラズパイボード入手困難のため当面販売無)

コンピュータ・ボード付きのものは音楽再生OS「Volumio」をプリインストール済みです。

受注開始:4月18日

注文はこちらのオンラインショップからお願いします。

発送:4月末頃より順次発送の予定です。

MS-100でできること

入力ソースとしてはUSBメモリ、USBハードディスク、ネットワーク上のNAS(Soundgenic等)などの音源をUSB-DACなどで再生することができます。

音源のデバイスを選び、アルバムを選んでから曲の再生が行えます。

操作に関しては本体のタッチパネルでも可能ですが、タブレット、PCなどからも遠隔操作可能です。

詳細は製品ホームページをご覧ください。

ご注意

操作自体は簡単ですが、セッティングなどにある程度のコンピュータの知識が必要になることがあります。ラズパイなどを自分でいじくる人向けの製品で、コンピュータは全くできないという人には向きません。

また使用している音楽用OS「Volumio」には多少のバグがあります。この点は免責とさせていただきます。製品保証も通常の製品と異なり、コンピュータ部は初期動作のみとなりますのでご了承ください。