アナログオーディオフェア2019のご報告

システム構成

先週末開催されたアナログオーディオフェア2019についてごく簡単に報告します。

写真の様な配置で当社のフォノアンプをデモしました。使用したのは端のB&W803D3です。

お客様もコンスタントにいらっしゃるような感じでした。

デモ時の様子

初日はシステム構成の変更を多くしすぎたこと、また選曲も多少改良の余地があったので、2日の方がきれいにまとまったと思います。

こういった共同の部屋では実際に聞きながら選曲することができないことがむづかしいところです。

 

この絵にあるDALIは実際にはありませんでした

当社のデモをお聴きいただいたお客様の感想もなかなか良かったように思います。

今回D&Mさんのご好意で使わせていただいたB&Wの803D3は上位機種と同形状のキャビネット構造になっていて、いつの間にか300万円を超えているのに驚きました。加えて周波数特性のスペックが18Hz まで+-3dBとなっていてさらに驚きました。超感上そんな伸びてない感じなんですけど・・・。昔のシンプルなキャビネットでウーハー3本付いて低価格な方が良かったな、などど考えてしまいました。

全体の来場者数は昨年よりも少し伸びたそうです。来年も参加したいと思いますのでよろしくお願いいたします。

7/6(土)に開催の15周年記念試聴会イベントの方ではアナログ/デジタル共にデモいたします。皆さんのご来場をお待ちしております。

来週末(5/18-19)はアナログフェアです

アナログオーディオフェア2019が5/18(土)5/19(日)に開催されます。
当社も出展し、フォノアンプで音出しします。
是非聴きにいらして下さい。

アナログオーディオフェア2019
場所:秋葉原・損保会館
部屋503号(4社共同開催)

使用機器は左記のとおりです。フォノイコDCEQ-1000とパワーアンプDCPW-240の組み合わせでデモいたします。

DCEQ-1000だけでなく
比較用に50万円クラスのリファレンス機を用意して聴き比べる予定です。

弊社のデモ時間は以下の通りとなります。

5月18日(土)タイムスケジュール

時間 出展社
12301310 知名御多出横
廉価版レコードプレイヤーで聴く知名オーディオ(アンプとスピーカーのセット)
13201400 ㈱サンバレー SUVALLEY audio
真空管シングルアンプの魅力(SV-S1616D/300B仕様,同KT88仕様)
14101450 Pro-Ject(D&Mホールディングス)
Pro-Ject最新モデルのご紹介とサウンド・デモンストレーション
15001540 AudioDesign
フォノイコライザーDCEQ-1000とパワーアンプDCPW-240で聴くアナログレコード
15501630 知名御多出横
廉価版レコードプレイヤーで聴く知名オーディオ(アンプとスピーカーのセット)
16401720 ㈱サンバレー SUVALLEY audio
送信管シングルアンプの魅力(SV-S1628D/211仕様,同845仕様)
17301810 DENON(D&Mホールディングス)
Denon アナログ プレーヤー比較試聴<dp1300mk2、dp500m、最新モデルdp400 450usb=””></dp1300mk2、dp500m、最新モデルdp400>
18201900 AudioDesign
フォノイコライザーDCEQ-1000とパワーアンプDCPW-240で聴くアナログレコード

 

5月19日(日)タイムスケジュール

時間 出展社
10:3011:15 AudioDesign
フォノイコライザーDCEQ-1000とパワーアンプDCPW-240で聴く、アナログレコード
11:2512:10 Pro-Ject(D&Mホールディングス)
Pro-Ject最新モデルのご紹介とサウンド・デモンストレーション
12:2013:05 ㈱サンバレー SUVALLEY audio
真空管プッシュプルアンプの魅力(SV-P1616D/300B仕様,同KT88仕様)
13:1514:05 知名御多出横
廉価版レコードプレイヤーで聴く知名オーディオ(アンプとスピーカーのセット)
14:1014:55 AudioDesign
フォノイコライザーDCEQ-1000とパワーアンプDCPW-240で聴く、アナログレコード
15:0515:50 DENON(D&Mホールディングス)
Denon アナログ プレーヤー比較試聴<dp1300mk2、dp500m、最新モデルdp400 450usb=””></dp1300mk2、dp500m、最新モデルdp400>
16:0016:45 ㈱サンバレー SUVALLEY audio
送信管シングルアンプの魅力(SV-S1628D/211仕様,同845仕様)
16:5517:40 知名御多出横
廉価版レコードプレイヤーで聴く知名オーディオ(アンプとスピーカーのセット)

 

第4回MJオーディオフェスティバルはこんな感じでした

3月10日(日)にMJオーディオフェスティバルが開催されました。簡単に報告させていただきます。

使用した機材についてはスピーカーにモニターオーディオを使用し、また実際に使用したプレーヤーはヤマハではなくパイオニアのPL-50Ⅱを使用しました。

実際の様子は写真のとおりで、後ろに見える黒いカーテンのようなものは音響用の吸音パネルです。モロデザイン社が出しているソフトウオールというもので、たたむと厚さが15cm位になる

ものです。全帯域(下は100Hz位まで)に吸音性があって、かつヒダヒダで高域の拡散もするので重宝しています。また後ろの段ボール箱などを隠すにもうってつけという1台3役の優れものです。

家庭でも、試聴するときだけ広げて邪魔にならない吸音/拡散パネルとして使用できると思います。

当社のデモの際は常時20人程度のお客様がいらっしゃいました。

途中説明を挟みながらレコードを演奏していきました。モニターオーディオのスピーカーはどんな曲をかけても気持ち良い音を聞かせてくれました。やや低音がかぶり気味でしたが、本来はこの場所なら足に突起のものをつけてセッティングすれば、もう少しスッキリしたと思いますが、撤収の手間暇を考えてそのまま置いていただのでそのへんはご容赦いただきたいと思います。

当社のデモの他にもテクノロジーオブ・ザ・イヤーを受賞した機器の試聴会をお隣で小林先生と井上先生がされていました。

また3階では小澤先生にバックロードホーンスピーカーなどの試聴に当社のアンプ類を使用していただきました。

全体の来場者数も増えているそうで、活気あるイベントだったように感じました。

MJオーディオフェスティバルに出展します、それとフォノアンプ耳寄り情報

MJオーディオフェスティバルについて

3月10日(日)に秋葉原損保会館で第4回MJオーディオフェスティバルが開催されます。

MJオーディオフェスティバルは無線と実験誌の読者を主な対象としているためか、ネットなどには情報が掲載されていないようですので、詳細は無線と実験誌・案内ページを御覧ください。

当社も出展します。MJテクノロジーオブ・ザ・イヤーで大賞を受賞したフォノアンプDCEQ-1000によるレコード演奏を中心にデモいたします。

当社デモ使用機器

パワーアンプはDCPW-240です。スピーカーはモニターオーディオのPL-200Ⅱを使用します。

「PL-200Ⅱ」の画像検索結果

MCカートリッジにはGoldRing Ethos、MMカートリッジにはオーディオテクニカVM-750SH を使用予定です。

井上先生、小林先生が紹介する受賞モデルの試聴会でもフォノアンプをご使用いただきますし、他にも小澤先生が主催するPM4-6 の時間帯でも当社アンプ類をご使用いただく予定です。

オーディオデザイン機器使用予定

当日オーディオデザインの音が聴けるイベントはこちらです。

1. MJテクノロジーオブ・ザ・イヤー大試聴会(井上先生、小林先生)
AM11-12:45 503号室 フォノアンプ DCEQ-1000

2. MJ執筆者による試聴演奏会(小澤先生)
16:00-18:00 3F バックロードホーンと当社プリ・パワー・DAC組わせ予定

3. 当社デモ (オーディオデザイン)
13:40-14:15 & 17:00-17:35 502号室

1と2のデモにもできるだけ顔を出すつもりです。

皆さんのご来場をお待ちしております。

 

フォノアンプ展示中

それと、只今荻窪のマエストロガレージさんにフォノアンプが置いてございますので試聴をご希望の方は是非ご利用いただければと思います(事前の問い合わせをおすすめします)。

注文生産というわけではないのですけどね、ただ事実上そうなってしまっているというだけで・・・・。

オーディオデザインの東京オーディオベース2019はこんな感じでした

全体の印象

今回は金曜土曜の開催でしたが、昨年の土日開催よりも平均的に来訪があったように思います。

使用機器

レコードプレーヤー

今回はフォノイコDCEQ-1000によるレコード演奏が主なデモ内容です。プレーヤーはヤマハのGT-2000とパイオニアのPL-50LⅡを使用しました。最近では海外製の良さそうなプレーヤーも多いのですが、ヘッドシェルを交換ができないのでこういったデモには向きません。

さらに新製品のフォノイコDCEQ-1000から直接パワーアンプDCPW-240に接続し、スピーカーのC4に接続しました。

カートリッジ

カートリッジは以下の物を使用しました。

MCカートリッジ

メーカー 型式 価格(目安)   備考
Goldring Ethos 20万円  
フェーズメーション PP-300 11万円  
オルトフォン MCQ30S 10万円  
オーディオテクニカ AT33PTG 6万円  

MMカートリッジ


メーカー 型式 価格 備考
Grado Statement Sonata2 7万円
オーディオテクニカ VM750SH 5.4万円
オーディオテクニカ VM520EB 1.7万円

フォノアンプはDCEQ-1000です。そのプリ出力を直接パワーアンプDCPW-240に接続しました。スピーカーはDynaudio のC4です。

音響対策

この部屋は昨年も使用して、音響が良くないことはわかっていました。昨年は円柱状の吸音器材を持ち込んだのですが、それでもフラッターエコーがひどかったので今年は新たに新兵器を持ち込んでみました。

それは紙製でできた吸音パネル材で、ジャバラ状になっていてたたむとわずか15cm程度のコンパクトなサイズなのですが、伸ばすと5mくらいにはなるという面白いものです。モロ・デザイン社のソフトウオールというものです。短辺方向のフラッターエコーがひどかったので、このソフトウオールを右壁の真ん中編に設置しました

結果としては妙なフラッターエコーの様な残響はなくなりました。持ち運びも楽ですし、使用しないときは場所も取らずにしまっておけるので便利です。紙材にしては高価(20万円)ですが、買えない金額という程でもありません。

右側の片側だけに使用しましたが(1個しかないので)、中高域でのフラッターエコーのような変な残響はなくなりました。

ただ、今回超低域の残響がひどく、数秒は続いている感じでした。最底域に音源がある場合、異常なほどブーミーでした。最初は原因がはっきりわからなかったのですが、長辺方向の定在波でした。35Hzあたりに定在波が立つらしく、それがC4のバスレフポートの周波数と合っていたようで、これが原因で延々と続く超低域担っていたようでした。これに気づいて2日目の

デモではC4バスレフポート1台あたり2箇所をスポンジで塞いだところ、ブーミーさはなくなりました。もちろん最低域が出ないわけですから、本来のバランスではないのですが、まあまあ聴ける音になっていました。

何もない会議室のような場所でデモをする際は、フラッターエコーと定在波対策が必須のようです。

カートリッジの比較試聴について

当日、カートリッジを瞬時交換して皆さんに聴いていただきましたが、MMカートリッジの中ではVM-750SHとGradのカートリッジが2分した形となりました。

MCではPP-300の人気が一番でした。当日のでも会場ではEthosの良さがあまり出ていなかったので仕方ないかもしれません。事務所で聴いているとEthosが非常によいのでが・・・・。

途中、お客様が持ってこられた「さだまさし」とキース・ジャレットのレコードの音質が非常によかったので感心しました。日本のpopsのレコードの音質はあまり良くないのが普通ですが、非常にバランスの良いなめらかな音質でドンシャリではないHiFiな音でした。キース・ジャレットのピアノも非常にきれいな音色でめったにない好録音でした。

先生のご講演について

それと和田先生が持ってこられたレコードの音質がどれも素晴らしかったのが印象的でした。先生は普段レコードを聴かれているそうで、よく中古レコード屋を回られるとのことでした。お持ちになったレコードはオーディオ用というわけではなく、有名なミュージシャンの普通のレコードなのですが、数あるそういったレコードの中から、音質的に厳選されたものなのだと思います。

反対に小原先生の講演は初日の最初で低域が超ブーミーな状態でしたので、本来の高録音が全く活かされない状態で申し訳なかったと思います。

 

 

ともあれ、当日お越しいただいた方には熱く御礼申し上げます。

今後の予定

3月にはMJフェスティバルがあり、小林先生、井上先生のMJテクノロジーオブ・ザ・イヤーでも、当社フォノアンプをご紹介いただきますし、当社も共同ブースにて出展しますので、こちらの方もよろしくお願いいたします。