DVD-Audioが生き返りました ハイレゾの時代にこそ、この方式

DVD-Audioは終わってしまったが

DVDAudioは一時CD以上のサンプリング周波数、ビット深度が再生できるフォーマットとして開発されましたが、ほとんど普及しませんでした。その後ハイレゾが普及し、DVD-Audioの出る幕はなく終わってしまいました

しかしながら今になって考えるとDVD-AudioはCDのような操作性で、円盤のメディアでハイレゾが聞けるのですからとても魅力的な方式です。当時のDVD-Audioソフトは高価でかつ音源が元々良くないか、変に加工してしまっていて、とても買う価値はありませんでした。また好みのD/Aコンバーターに接続しようとしてもデジタルアウトが48kHzに制限されていたのでDVD-Audioの意味が有りませんでした。

 

 

 

 

ハイレゾ再生が面倒なときもある

今ではハイレゾが当たり前のように普及していますが、音源がファイル形式でハードディスクに保存されているので、パソコンなどを立ち上げるのは面倒なときもありますし、操作性を求めるならNASなどを構築する必要がありました。

DVD-Audioはハイレゾの時代にこそ使えるソフト

最近、はっと気づいたのですが、DVD-Audioは自分でDVD-Audioソフトを制作すると、サンプリング周波数のリミットは掛からないので、96/192kHzでSPDIF信号を出力できます。手持ちのハイレゾ音源をDVD-Rに焼けばDVDメディアで、まるでCDのような操作性になるのです。DVD-Audioを焼くには専用ソフトが必要で、それがネックかもしれませんが、わたしはDigOnAudio2というDVD-Audio用の制作ソフトをもっているので問題有りません。

DVD-AudioはほとんどのDVDプレーヤーで再生できますが、私は東芝のSD-9500という昔のDVDプレーヤーのハイエンド機を持っているので、これで再生できます。これからハイレゾ音源をDVD-Audioに焼いてちょい聞きのときはこれでハイレゾを再生しようかと考えています。

HDCD再生にもDVD-Audio

もう一つのメリットはHDCD方式のCD(隠しコードで20bitの情報が入ったCD)をHDCDデコーダーを通してPCに保存し、DVD-Audioに焼けばHDCDデコーダーを持たないDVDプレーヤーで20bit(フォーマットは24bit)分の情報量(HDCDフォーマット)で聞けることです。私はReferenceRecordingsHDCD形式のCDが結構好きなので、HDCD形式で聞けるというのは非常にありがたいことなのです。

今はブルーレイオーディオの時代なのでBRオーディオで同じことができるかもしれません。BRオーディオの方は焼き付けるソフトがフリーでたくさん出ているようです。

 

 

 

パイオニアのstellanova/ステラノバがヒョンなことから(ほぼ)完璧に(思えば遠くに来たもんだ)

パイオニアのstellanova/ステラノバの製品を以前に紹介しました。これはハイレゾ音源のワイヤレス受信機?みたいなもので、手持ちのUSB-DACをワイヤレス化できるという優れものです。下手にUSBケーブルを伸ばすよりも音質的には良くて、価格も安く(2万円位)とても良い製品なのです。

もちろんハイレゾも圧縮せずにリアルタイムで送信・再生できます。

ただ、検討してみてどうしてもだめなことがありました。音がプツプツと時々途切れるのです。メーカーの説明書にはメモリーバッファのサイズを大きくしてみてとか、使用するWIFIのチャンネル(5GHz帯)を変えてみて、とかヒントがあったので試したのですが、どうしてもだめでした。

結局常用使用を諦めていたのですが、最近なんとなくうまくいくような予感がして(超一流のエンジニアにはこの霊感が大事)再度接続してみました。

音やっぱり途切れます、・・・やっぱり駄目か、と思ってなにげにステラノバの位置や向きを変えてみました、音の途切れは無くならないのですが変化がありました。もしやと思いステラノバをDACのケースから離して置いて見ました。そうするとなんと音の途切れがなくなりました。完璧です。

おそらく金属ケースの真上に直置きすると内蔵のアンテナから出た電波がすぐ下のシャーシで反射して、ゴーストのような電波となり、安定な通信ができなかったのだと思います。

ステラノバの安定性で悩んでいた際、WIFIルーターの設置方法のようなHOWTO本はいくつか読んだのですが、そういえば壁から離せとかアンテナの向きがどうだこうだと書いてありました。

いま振り返れば遠い道のりでした。

ステラノバを導入するためにマックは大嫌いだった私がipadを買い、それでもだめでMacbookAir(10万円)を買い、WIFIの本を数冊買い、WIFIの設定に十時間を費やし、さらに音切れ対策に数十時間を費やしてもだめだったのですが、ちょっと浮かせれば良かったなんて・・・。

空き箱の上に載せて浮かせたステラノバ

オーディオ(通信自体はオーディオではないが)とはこういうものかもしれません。

ここでやっとその勇姿をお見せします。これがその完璧に稼働中のステラノバ。

本当は15Vの付属DCアダプターで使用するのですが、当社のDCA-12Vで動いてます。

かっこえー。

 

翌日以降やっぱりまれに音が途切れます。1時間に1回(1-2秒)位の頻度で、まあ許容範囲かな。98点というところでしょう。

測定器AudioPrecision社製SYS-2722を導入しました

オーディオプレシジョン SYS-2722

測定器AudioPrecisionSYS-2722を導入しました。もちろん非常に高価なので中古です(中古でも相当高いのですが・・・・)。現在テスト中ですが基本的動作に問題はないようです。

1Khzの信号スペクトルを取るとこんな感じです。ベースラインは-140dBあたりになっています。今

まで使用していたローデ・シュワルツ(R/S)社のオーディオアナライザーUPL古い機種ですので、実質-120dBくらいでしたので一桁良くなっていると言えるかもしれません。

またSYS-2722の方は外付けの最新

のPCから制御しますので、その操作性は抜群に向上しています。UPLでは条件設定でいちいちメニューから潜って数値を打たなかったので、それに比べれば雲泥の差です。UPLではではデータのやり取りがフロッピーディスクで事実上できなかったのですが、その点もかなり違います。(UPLが内蔵しているパソコンのOSはwin95の様です。)

SYS-2722はご存知の通りジッターも測定できますので、今後はDAC周りの解析評価もしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近の電源が凄いことに・・・ -その2・対策編-

前のブログで最近の電源事情が凄いことになっていると書きました。

(ある冬の日中に測定した電源波形)

今回はその対策を考えてみます。次の波形も電源をモニターしたものです。

ずいぶんときれいになっているのがわかります。

実はこれ3/30土曜の朝10:30位に測定したものです。

会社が休みで消費電力量が少ないからでしょうか?頭がほぼ残っています。
ちなみにテスターで測ると105Vになっていました。
そこで結論、

”オーディオは土曜の朝に聴け”

誰ですか、そんなバカなと言っている人は。オーディオ道は厳しいのです。

それでは嫌だという方のために、ひとつ方法を紹介します。
それはUPS電源を使用することです。

UPS電源の出力

これは同じ時間にUPS電源の出力を測定したものです。UPS電源というのは元々パソコン等の非常用電源です。電力供給が止まっても数分くらいは電池で発電してます。通常の電力供給がある際は正弦波を発生させて出力しています。

ただしUPS電源を選択する際に条件があります。

・正弦波出力であること
・常時発振タイプであること

です。UPS電源は本来パソコン用なので矩形波出力のものもありますからこれは避けましょう。また停電時だけ発振して、普段は商用電源を素通りさせるものがありますから、これも意味がありません。もちろん、オーディオ用の電源装置を使ってもいいのですが、何しろ高価ですから。UPS電源であれば1000VAタイプでも6万円位で購入できます。

元々は展示会などでは普通のコンセントから細いケーブルで何十mも引き伸ばした配線を共有したりして、電圧がかなり落ちることがあるので、こういったUPS電源を持ち込んでいました。

写真の波形はユタカ電機製作所のUPS1010SSという機種で、1000VAの容量で6万円しないで購入できます。ただこの機種は結構ファンの音がしますので、通常のオーディオ用にはもっと静かなモデルを探したほうがいいかもしれません。

それと非常に安いものですと、結構高周波ノイズにまみれた出力を出すものもありますから要注意です。上記のUPS電源の高周波ノイズは少なく、通常の商用電源よりも小さいくらいです。

まあ、俺はそんなことは気にしないという方にはどうでもいい話なのですけどね。

以上電源について考えてみました。

また、7月に試聴会を行いますのでぜひいらしてください。

イベント開催決定 ーオーディオデザイン15周年記念イベントー

オーディオデザイン社創立15周年を記念してイベントを開催します。

日時:7月6日(土)午後1時半から

場所:オーキッドミュージック・サロン(二子玉川駅3分)

 

時間 項目・イベント 内容
13:15-13:30 開場
13:30-15:00 製品デモ試聴(招待講演) 小林貢先生 / 井上千岳先生
15:00-15:30 休憩
15:30-17:00 近況・製品展開、長期ビジョン
デモ試聴・製品解説
オーディオデザイン代表 大藤
17:00-17:30 フリータイム
17:30 終了

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申し込みフォームに接続できます

 

 

 

 

 

 

最近の電源事情が凄いことになっている件

さてこれは何の波形写真でしょうか?

答えはタイトルに出てしまっているのでクイズにはならないのですが……。

そうです、ACコンセントから供給されている電源の波形です。ただし、スライダックで電圧を落としているので絶対値は異なります。

とにかく先っぽの削れ方が尋常ではありません。

これはもう正弦波(サイン波)ではありません。通常アンプの電源部は正弦波の先っぽの所で充電するので、この波形では本来の整流電圧が得られない可能性すらあります。

アンプなどを設計する際は電源電圧の変動を+-10%くらいは考慮していると思いますが、この波形ではそれでは不足する可能性すらあります。

3月初旬の寒い時期に撮ったので、いろんなヒーター関係の電力の使い方で尖頭部のみ消費しているせいなのかもしれません。

数年前にも観測したことがありますが、その時は正弦波の片側のピークだけが少し削れていた程度で、これほどひどくはありませんでした。

これだけひどいと正弦波の先っぽを補足するACケーブルなどがあれば効果があるかもしれません。

 

イベント開催決定 ーオーディオデザイン15周年記念イベントー

オーディオデザイン社は今年で創立15周年を記念してイベントを開催します。

日時:7月6日(土)午後1時半から

場所:オーキッドミュージック・ホール(二子玉川駅3分)

内容:井上先生、小林先生による試聴講演/オーディオデザイン社によるデモ他

お申込みはこちらまで