2023試聴会はこんな感じでした

3月11日(土)に試聴会を開催しましたので、簡単にご報告させていただきます。

今回使用したのは五反田の貸し会議室です。これまではピアノ用のコンサートホールで行って来ましたが、コンサートホールは中高音はきれいに出るのですが、低音が止まらないのでスピーカーのデモには合わないと感じていたからです。

この会議室はきれいで天井も高いので、まあまあ使えるのではということで使ってみました。他にも映画館や東京国際フォーラムも会場として検討はしましたが、ちょっと問題があり、音響的に配慮されたホール・会議室での開催には至りませんでした。

会場設営の様子はこんな感じです。もともと写真右方に向いて机と椅子がセットされていて、90度向きを変えて机を取り除くという作業をしてから、一番奥に機器のセッティングをしました。

開場前の様子、もともと横向きで机と椅子がセットされていた開場を縦に使用したので設営に結構時間が取られました。開場前にかろうじてセッティングが終わった感じです。

設置した機器はこんな感じでした。プリメインとセパレートアンプそれとアナログ機器などを持ち込んでいます。スピーカーは2セット持ち込みました。後ろの吸音アコーデオン(ソフトウオール)はホントは左横にセッティングしたかったのですが、後ろのダンボールを移動する時間がなく、目隠し代わりに背面に設置しました。

SPはWilsonAudio SabrinaとB&W 804D3 CDP-DP-570を使用しました。あとはほぼ当社アンプの総ラインナップです。

デモ中の様子

会場はほぼ予約で埋まっていましたので満杯になりました。

当日のご出席者は35名程度でほぼ満席でした。季節柄花粉症がひどいので急遽欠席という方が2-3名いらっしゃいました。

約1時間デジタル音源を流し、休憩の後、アナログ・レコードを演奏しました。アナログの部ではフォノイコの比較試聴、カートリッジの比較試聴7種を行いました。その後再度時間をおいて、お一人20分(1000円)でプライベート試聴を2時間行いました。

特にデジタルの部では私のアナウンスが明確でなかった様で、何をしているのかよくわからなかったというコメントを複数頂きました。もともと滑舌が良くないのに加え、途中(事前テスト済みの)マイクが切れてしまい、急遽会場のマイクに変更しました。ところが、急だったこともありこのマイクの設定がうまくできず、かなり口を近づけないと音がでない状態で喋っていたので、余計に聞きづらかった様です(大変失礼しました)。

当日、特に印象に残ったごご質問・感想を2,3紹介させていただきます。

感想1:雑誌でいつもグランプリを取るメーカーのアンプを使用しているが、ここのアンプは全く遜色がないので驚いた。

「お持ちの他メーカーの音よりも良かった」と言っていただけなかったのは残念ですが、嬉しい限りです。毎年雑誌で金賞を取るメーカーはほぼ決まっているので、金賞などには縁がない当社のアンプを聴いて驚いた様です。雑誌の賞などは実は1番になる仕組みがあって、それで事実上最初から決まっているという面もあるのですが、読者のかたにはその辺の事情は想像もつかないので無理もありません。もちろん1番になる製品はいいのですが、金賞と縁のない製品が音が劣るか?というと、そういうわけでもないのです。

質問1:もっと高価なハイエンド機をなぜ造らないのですか?

安価な製品を作ってくださいと言うのはよく言われます。けれど、「もっと高いハイエンド機を」と言われるのは、「もし最高のものを作ったらどんな音になるか興味がある」ということだと思います。こちらの実力を認めていただけてもらえているので、これも嬉しい限りです。高額商品はやはりオーディオショップのご協力+営業担当者が必要で、ある程度の資本力がある会社に向いています。それと、数百万円の高額オーディオ製品には逆に(私が思うに)筋の悪い製品も多いので、その辺に混じっていくというのはあまり興味はないのです。ただ、全力投球した一品物をつくったらこうなるというのは、頭の中には時々浮かんできます。将来実現できたら(ビジネスになったら)嬉しいですね。

質問2:レコードのノイズが少ないのは何故ですか?

ははーん、たしかにレコードのパチパチしたノイズは一般に取り切れないので、当社のデモでそこが不思議だったのかもしれません。レコードのクリーニングなどは特に詳しいというわけではないと思っていましたが、考えてみると超音波クリーナー、半自動洗浄機なども持っていますので、そこそこ詳しい方かもしれません。一度この辺をまとめてご紹介したいと思います。それとレコードのノイズ(サーノイズではなくパチパチ言う方)に関しては、アンプ類の性能も多少あると思います。良いアンプを使用すると不思議とこういったパルスノイズも大人しく聴こえるものです。

以上ざっと紹介しました。試聴会全般とカートリッジ試聴については、アンケート結果もありますので、再度まとめてからご紹介したいと思います。

「オーディオデザイン試聴会2023」開催のお知らせ

以下の通り試聴会を開催いたします。

日時:3月11日(土)PM1-PM3
場所:プラザスクエア五反田 4F(五反田駅3分)東京都品川区西五反田1-17-3
定員:40名 (全席予約制)
内容:オーディオデザイン社のアンプ機器を使用した試聴会です。
お申込み:事前予約制・指定席となります。下の入力フォームよりお申込み下さい。

予定プログラム

13:00-13:50デジタルの部 
DAC、アンプ、SPの組み合わせ試聴
13:50-14:00休憩(換気)
14:00-15:00アナログの部 
フォノイコ、カートリッジの比較試聴

会場(貸会議室)の写真(椅子配置は変更されます)

座席表G6のあたりから見ています

使用機器

デジタル
DP-570

DCDAC-180
アナログ
GT-2000

DCEQ-200
アンプDCPMA-100RE外観
DCPMA-100RE
 
DCP-240

DCPW-240
スピーカー
WilsonAudio SABRINA

B&W 804D3

座席について
・以下の座席配置となります。

リアルタイムの更新ではないので現況と異なることがあります。

お申し込みフォーム 

希望席(複数選択可)(必須)

座席は希望列の中で中央から順番に決めさせていただきます。

・自動返信メールはありません
・1営業日内に座席情報と共に返信いたします。



その他

・お申込み後ご都合が悪くなった場合は、メール又はお電話にてご連絡下さい。
・ご入場時にはアルコール消毒、会場では原則マスク着用をお願いします。
・お客様持ち込みCDなどの再生は行いません。
・コロナウイルスの情勢により変更・中止などの可能性がありますのでご了承ください。
・途中入場、退出も可能です。

あけまして、おめでとうございます オーディオデザイン近況と予定

遅ればせながら、皆様新年あけましておめでとうございます。

オーディオデザイン近況

ここのところ、ばたばたしてブログも怠っておりまして、大変失礼しました。

このところ、セレクター、DCアダプターの受注が多く、また新製品のプリメインアンプもポツポツ出始めていたので多忙を極めておりました。

Youtubeに最新動画を公開しました

昨年末に新しい動画(動画5回目)を公開させていただきました。MCカートリッジとフォノイコの関係について解説しています。

MCカートリッジの受けインピーダンスはどのくらいにしたら良いか考察しています。よろしければぜひご覧ください。

当面ののイベント予定について

しばらくインベントを行っっていなかったので、近々開催しようと考えています。

1. オーディオデザイン試聴会 3月

 単独の試聴会を計画中です。詳細は決まり次第お知らせをさせて頂きます。

新作プリメインとフォノイコなどが中心となります。イベント内容のリクエストなどございましたら、ご要望をいただければ幸いです。

2. アナログフェア 6月(イベント自体がコロナの動向を踏まえて検討中です)

開催されれば、単独ROOMでじっくりお聞きいただけます。

簡単ではございますが、以上を持ちまして新年のご挨拶とさせていただきます。

従業員一同、今年も精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。

トランジスタ技術SPECIALにポタアンの記事が再掲載されました

トラ技スペシャルに昔の記事が

10月1日にCQ出版のトランジスタ技術SPECIAL No.160「アナログ回路入門!サウンド&オーディオ回路集」が発売されました。

そこに、私が以前にトラ技・月刊誌に連載していた記事が再掲載されています。その内容は8年前に書いたポタアンの記事で、ちょっと古い部分もあります。ただ記事のページ数はなんと40p分掲載されていて、表紙にもそのポタアン写真が掲載されています。

この特集号はオーディオ関連の記事がたくさん掲載されていて、なかなかおもしろい内容です。個人的には黒田徹さんのトランスリニアバイアスのパワーアンプやマイクロフォンの記事が非常に参考になりました。

機会が有りましたらぜひ一度手にとってご覧いただければと思います。

MJが縛られていました

別件ですが、先日近所(といっても10分以上歩く)の本屋さんに行ったら、なんと無線と実験誌が縛られていました。

立ち読みする人が多いので、苦肉の策として本屋で縛ったのだと思います。でもこれだったらみんな最初からアマゾンで買うのでは?と思いました。

可哀想だったので一冊買って帰って解放してあげました。

縛られて可哀想過ぎる

YouTubeに第3回目の動画を投稿しました

Youtube第3回はレコードの話(1)です。