音が良かった世界のコンサートホール !勝手にランキング!

これまでに行ったことのあるコンサートホールについて、その印象を整理してみました。

上位のホールはそのホールの音を聴くために行く価値のあるホールです(東京芸術芸術劇場は行った方も多いと思いますので比較のために記載しました)。

私個人の嗜好/独断によるものですので、その点はご容赦下さい。

世界のコンサートホールランキング

順位 場所 ホール 音量 バランス 音色 場所 設備 合計 備考(参考ブログへリンク)
1 アムステルダム コンセルトヘボウ 5 5 5 21 すべてがお手本
2 ロンドン バービカン 5 5 4 2 2 18 低域が厚い
3 ウィーン 楽友協会 5 4 5 3 19 音色が秀逸
4 プラハ スメタナ 18 貴族の雰囲気
5 ブタペスト リスト音楽院 18 こちらも良い
6 東京 東京芸術劇場 3 4 14 改装後音色よい
(比較のために)
ベルリン ベルリン・フィルハーモニ 2 3 2 2 2 11 コンセプト面白いが・・・
東京 サントリー 1 1 3 2 1 8 評判はいいのだが???

音量/バランス/音色は5点満点(5が最高) 場所/設備は3点満点。

各評価の基準

音量:ホールの席で聴いた際の音量・音圧 もちろん演奏者で変わるがホールによると思われる要素で評価
バランス:帯域のバランス、聴こえてくる低域と中高域の音量バランス
音色:楽器の音色そのもの特に弦楽器の音色、声の質感など
場所:所在地の雰囲気、アクセスの良さなど
設備:トイレ、バーなどの設備の良否

 

各ホールのコメント

ホール コメント
コンセルトヘボウ なんと言ってもここが一番。その音質は柔らかく、しかも音圧は十分、帯域のバランスもよい。ゴッホ美術館の向かいにあり、立地も良い。言うことなしのお手本。
楽友協会ホール 音圧が高く、かつ低域が野太く聴こえて迫力がある。フルート一本でソロ演奏ができるくらいのホール。残念ながらフルオーケストラの音は聴いていない。
バービカンホール 扇形の形で合理的な作り、設計のお手本になるようなホール。音圧が取れていて低域が豊か。帯域バランスとしてはやや低域よりだが、素晴らしいホール。
スメタナホール 場所、入り口の雰囲気がすばらしい。小さめのホールだが、チェコフィルがぎゅうぎゅうになって引く演奏は圧巻の一言。ここで聴いた運命はダントツでいままで聴いた音楽の中で一番。音圧、迫力、音色演奏の旨さすべてが揃っていて、誰が聴いても100%感動間違い無しの音だった。(ただしこのホールが良いというよりも、オケがすばらしかったわけだが)他のオケだとやや普通に聴こえた?
リスト音楽院ホール ここで聴いたモンタナロ指揮のベートーベンは圧巻だった。指揮者の実力というものが大事だと教えてくれた。楽器の配置も独特で考えられていた。音も演奏も素晴らしかった(ただし曲目は残念)。
東京芸術劇場 東京の中では良いホール。特に数年前に改装して(パイプオルガンを囲うようになって)からは音色に関しては出色の出来。音色が非常に綺麗に聞こえるようになった。
ここから下は評価が高くありません。ただ巷の評価は高いので参考のために記載しています。
ベルリン・フィルハーモニー  ホールの形状が複雑で、まるでガウディの建築の様。実際に行ってみると天井が低めでそれで救われている感はあるが、やはり後ろが抜けているので、音は小さく迫力は出ない。音色はまるですべての弦楽器が超低品質のステレオのような非常に硬い音で、よく生でこんな音がでるなと不思議だった。(一番前で一度聴いただけなのでこの感想が一般的かどうかわかりません)
サントリーホール このホールはとにかく音が小さい。音が後ろ、上(天井方向)に逃げて音圧が取れないからでしょう。音量が小さいだけでなく、特に低域が弱くなるので、帯域のバランスがすこぶる悪いです。一流のオケもここでやりますが、残念ながら私は感動できたことがありません。クラシックファンが増えないはずです。

 

Dynaudio Confidence C4にオリジナルスタンドを付けてみました

Dynaudio Confidence C4を使用していますが、このスピーカは背が高い割にスタンドが狭く、結構フラフラします。輸送上スタンドを広くすることができないので最小にしているのでしょう。音響的にも好ましくないのでスタンドを広げることをずっと考えていました。

ただこのC4は視聴位置がスピーカー中央で、ただでさえ座って聞くとやや上から聞こえてくるので、これ以上高くすることは避けたいのですが、そうするとスタンドの取り付けようがありません。長年思案した末、考えたのが上から吊るす方式です。もともとのスタンド(下の黒い木製台座)には金属製のナットが埋め込まれていて、通常はそこにイモネジを挿入して下のスパイク受けで受け止める構造になっています。

考えたのはこのナットを利用して上にアルミ製フレームを固定して、その外部からスパイクを出すという方法です。その様子がこちらです。

結果は見事無事に収まりました。スピーカーを揺らしても下部のTAOC製スピーカー板台にピタリと吸い付くように固定されています。写真ではわかりにくいかもしれませんが、スピーカーは台座ごと3mm程度浮いています。スパイクの間隔でいうと倍になった程度ですが、固定されているしっかり感は10倍くらいになりました。フレームに使用しているのは、30mm角の高剛性タイプのアルミフレームで、加工後黒アルマイトしました。(もちろんスピーカーそのものには一切手を加えていません。)

スパイク受けをスプリング式のものも使用して試しましたが(全体的にふわふわ揺れる)、高音部はきれいになった感じがしましたが、低音域がかすかにゆるくなった気がしたので通常のスパイク受けに戻しました。

スパイク受けを設置するのも、外に出ているので一人で簡単にできるようになりました。オリジナルの状態ですとスパイクを設置するのに二人がかりでしかも位置を合わせるのが至難の技でした。

音も以前よりも空間表現が更に高まり、再生システムのグレードも全体的に上がったかのように聴こえる様になりました。

市販のスピーカーシステムはスタンドが狭目になっていますので(梱包を考えると必然的にそうなる)、こういった方法を試すのも良いかと思います。

ロンドンでクラッシックを聞いてきた(その2)

9月にロンドンに行ってきましたが、ロイヤル・アルバート・ホールとバービカンホールでもコンサートを聴いてきました。

ロイヤルアルバートホール

こちらはコンサートホールというよりも、多目的ホールと行ったほうが良いかもしれません。日本でいうと武道館みたいな感じでしょうか。この季節はBBC PROMSといってヨーロッパ中で音楽祭をやっているのです。ロイヤル・アルバート・ホールでは連日クラシックコンサートを開催しています。

 

このホールの特徴

中心部が平らな土間?になっていて、テニスの試合もできるそうです。PROMSの期間はこの土間スペースが安く開放されていて1000円位の当日券で入れます。

そして驚いたことに、アルコールを飲みながら鑑賞できるのです。この土間スペースは椅子がなく

立ち見です。このホールは天井がドーム型で球状の音響への悪影響を避けるために拡散板がたくさん吊るされています。

気分はマフィア

この周りは普通の席で、更に壁際はほぼ全周がバルコニー席になっています。よく映画でマフィアが襲われる様なシチュエーションにあるような席です。このバルコニーの席でもアルコールつまみが自由に楽しめます。

 

 

ウィグモアホール

ロンドンの一番にぎやかな通りの一つ裏にある小ホールです。収容人員は500名程度というところでしょうか?小ホールなのでオーケストラは到底無理で、ピアノ、弦楽4重奏などの小曲がメインです。

プログラム

当日はベートーベンフェスティバルの最中で、まずホルンとピアノという変わった組み合わせでした。このホールはステージの天井が半球状の形状で天井も円弧の様になっています。このせいか非常に響きが美しく弦楽器、ピアノなどの音が綺麗です。

ピアノとホルンという組み合わせも、初めて聞きましたがうまいせいも有って結構いなと思いました。

このホールはやや高齢の方が多く、服装もちゃんとしている方が多い気がしました。

 

 

 

 

コベントガーデン

最後にクラシックではないのですが、コベントガーデンと呼ばれるエリアの夜がなかなか素敵でした。コベントガーデンは新宿の歌舞伎町を健全にして、規模を数10倍にしたような雰囲気で、いろんな興行をやっています。googleで高評価のロニースコッツのJazzクラブに入ってみたのですが、これがとてもいい感じで、お客様がコンサー

ロニースコッツのクラブでパチリ

トホールよりもお上品でした。生演奏もすこぶるうまくて感激、お値段は高いのですが、高いだけのことはありました。

コベントガーデンはオカマも多くてエルトン・ジョンみたいな感じの人がうじゃうじゃいました。よるブラブラするとワクワクの楽しい場所でした(ひょっとしたら危ない場所だったのかも・・・)。

ロンドンシンフォニー本拠地のバービカンホールでクラシックを聴いてきた

何故ロンドンに?

9月にロンドンに行ってクラッシックを聴いてきました。今回何故ロンドンかというと、クラッシックのCD・レコードで良い録音のものにロンドンシンフォニーのものが多かったからです。それに、イギリスには行ったことがなかったので、今年は一度”紳士の国?”に行ってみようかという動機からでした。

ロンドンの印象

007,KINGSMANの映画を見て、なんとなく紳士の国と思っていたが、大間違い。実際には移民の国、不良の街と思った方が当たっている。

イギリス人もどちらかと言うと紳士ではない、低俗というか品の悪い人が多い(ロンドンの市街地では)

ロンドンの良いところ

残念ながらロンドンには(他のヨーロッパの国と違って)良いところは殆どありませんでした。車の交通を重視するので、車で動く人には優しい、ビールが美味しいというところ位でしょうか。肝心のバービカンホールとロンドンシンフォニーは良かった。

悪いところは他全部

空気が悪い、至るところでタバコを吸っている、香辛料の様な超臭い香水をたっぷりかけた(付けたではなく)人がたくさんいます。鼻水が止まらなくなったので常時花粉症の薬を飲んでました。

食べ物は素材は悪くないのですが、中には味付けをしていないのでは?という店もあります。最低でもそこに塩がないと食べるのに苦労するくらい。イギリス人は味覚と嗅覚が異常ににぶく、料理に味をつけるというカルチャーが無いのだと思います。

天国が一番近い国

歩くのに苦労します。道を渡るのに歩行者用の信号は10秒青で90秒は赤、必然的に信号無視して渡ることも多く、轢かれそうになります。ロンドン市街の目貫道りですらこれなので、店を2,3件回るだけで疲れます。不思議なことに統計的には車の事故が少ないようですが・・・。

バービカンホールについて

バービカンホールは住商統合地区であるバービカンセンターの一施設で,道の案内などにもバービカンホールとは明示されてなく、たどり着くまでにちょっと戸惑います(イギリスクオリティー)。バービカン駅を降りてトンネルの様な道をくぐって7分ほど歩くと、たどり着きます。

戸惑うと言えば、イギリスのコインには数字がほとんど印字していないので、初めてコインを見る人にとっては、どれが1か20ペニーなのか全くわかりません(小さい字でtwentyとか書いてあるのですが汚れて読めない)。

バービカンセンターは2000人規模の音楽ホールで規模的にはサントリーホールと同じです。1982年にできた様です。

ホールは基本的に扇型の形をしていています。座席は演奏者に非常に近いところから始まって後ろに行くほど雛壇状に高くなっています。

この扇状のホールというのは日本では上野の東京文化会館に似ています。コンサートホールとしては音圧を取り安く、帯域のバランスが良くなることが多い優れた形状です。

席に座ってまず気づくのはコントラバスの位置です。なんと一番後ろの壁にへばりついています。さらにティンパニの位置も左の壁ギリギリにあります。

おそらくベースの音を大きくするため、あるいは低域が逃げて線が細くならない様に意図して配置しているのだとおもいます。

ここの壁はコンクリートで細かな凹凸をつけるためにエアーチッパーで削った様です。これでは効果が不十分だったのか、さらに実際にはその上に木の凹凸を被せているような構造になっています。

観客とマナー

観客はウィグモアホール の時とは大きく異なり、若い人もいますし、ほとんどがラフな格好をしています。中には半ズボンで来ている人がいるくらいです。服装に限らず、このホールの観客はマナーが悪く、演奏中にペーっとボトルをプシューッと開けて飲んだり、携帯で写真を撮ったりしていました(演奏中の撮影はもちろん禁止と放送されていましたが)。それと咳をする人がやたらと多く、演奏中にも四六時中咳が聞こえるという有様でした。

 

演奏について

1曲目 ブラームス ピアノ協奏曲#2 OP83

サイモンラトル指揮、ロンドンシンフォニーオーケストラ

ピアノ Emanuel Ax

試聴メモ
(演奏中に書いたメモをそのまま転記しましたので、ややまとまりがなくただの羅列になっていますがご容赦下さい)

フルート・弦のハーモニーが最高に美しい。ピアノの響きが高音まで綺麗で伸びがある、ピアノが低域までよくでていて響きが豊か。これまでで一番ピアノの音がいい。

低域の膨らみ豊かさが最高、弦のハーモニーが綺麗、ホルンの音色も綺麗。音の厚みが最高レベル弦楽器の低音が豊かで各楽器が一つ大きくなった様に聞こえる(チェロがコントラバスに)

ピチカートの重心の低さが最高。

ただし、ピアノの演奏がちょっととろい、高齢なピアニストなのでこれ以上早く、強く弾けないという感じ、(サイモンラトルの知り合いのピアニストなのだろうか)ちょっと迫力が足りない。荒っぽくていいので、若い力強い演奏者の方が良かったのではないでしょうか?弦楽器に負けいています。

ピチカートがまるで専用の別の楽器があるかのごとく力強く聴こえる。ティンパニの音が大太鼓の様に聴こえる。低域の豊かさはダントツでNo.1

管楽器は少ないチェロ10人バイオリン30人位。

感想

このホールはコンサートホールのお手本となるホールでした。こういうホールがあるのは幸せだと思います。

 

2曲目 ラフマニノフ #2

サイモン・ラトル指揮 ロンドンシンフォニーオーケストラ

試聴メモ

第1楽章

音の厚みがすごい。 ドラマティックなメロディー

46時中観客がうるさい、演奏中に咳をしてはいけないということを知らないのでしょう。服装がラフでGパンも多い。

2楽章

有名なメロディー、素晴らしい演奏、隣の客が写真を撮り始めた。

ティンパニの音がリズムを作る、音の大きさ、太さが他にはない音

2楽章最後の音は私のコンサート試聴史上過去最大の音圧

イギリス人はバカが多いのか、途中でチュッとキスしたりペットボトルをシュパッと開けて飲んでいる奴がいます。

3楽章

サイモンラトルの楽器配置の功もあると思うが、ロンドンシンフォニーオーケストラの音は指揮者、楽団が作っていると言うよりもこのホールの功績なのではないだろうか?

弦楽器はストラリバリウスに特有な心地よい唸りを出しているものが多い、バイオリンでもチェロでもそうである。ホールの音響がいいので余計にそう聴こえるのかもしれない。

演奏が終わって

拍手がいつまでも続いていましたが、アンコールはありません。それが本当なのでしょう、大曲のあとに小曲などは聞きたくありませんし、ラフマニノフにも失礼です。

最後に

以上、とっても良い演奏、最高のホールでした。この演奏だけはわざわざロンドンに聴きに行った甲斐があるというものでした。

この扇型形状のホールは席に届く音圧が大きく、帯域バランスも低域がしっかりとした重量感ある音で、ティンパニが大太鼓の様に力強く、チェロがコントラバスの様に聞こえるほど重心が下がっていました。さらに弦楽器の音色もピカイチで言うことありません。素晴らしいホールでした(観客はペケですが)。

今回ロンドンに来たのは持っているクラッシックのCDで音質の良いものがロンドンフィルが多かったからなのですが、それは本拠地のホールの音響が良かったからなのでした。

 

あるES9038を使用したDACが研究材料として面白い

海外のサイトで販売しているES9038を使用したDAコンバーターを入手したのですが、これが研究材料として非常に面白いので紹介します。

ES9038を使用した最新最高性能のDAコンバーター?

ESS社のDACチップの最高峰のES9038Pro を使用しています。聴いてみると、音質も非常にいいと思います。繊細ながら押し出しの強さも合って、このDAコンバーターの購入者の評価がほとんど満点に近いのも頷けます。

同じチップを使用した大手メーカーの非常に売れている、二十数万円のDAコンバーターを試聴したことがありますが、それよりもずっと良いです。その大手メーカーのDACは貧弱な弱々しい音で、どこが良いのかわからないような音でした(それでも市場の評判はとてもいいようですが)。

この、海外サイトのDAコンバーターが音が良いのに何故面白いかというと、特性は良くないのです。このDAコンバーターはおそらく、この手の製品に精通した人が作っていて、その人はかなり技術のある人だと思います(ずぶの素人ではありません)。作りも多少外観に雑なところはありますが、基板の造りなどはプロ顔負けで、かなりいいです。

このDACのおかしいところ

1. 最大入力で振り切れている

このDACのおかしいところは、なんと最大入力SPDIFの0dB入力で振り切れています。これだけ振り切れていれば、聴いておかしいと気づくだろうと思われるかもしれませんが、意外とわからないのです。CDなどの音源も0dB付近まで信号が録音されているものはまれなので、普通のソースでは意外と気づかないのです。このDACの製作者はSPDIFの信号発生器を持っていないのだと思います。

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2. ジッター(?)の悪影響がひどい、ジッターというレベルではない

左の図は1kHzのスペクトル波形です。3kHzで-100dBのTHDがあり、このクラスのDACとしては一桁高いレベルです。

このDACはES9038のマニュアルに記載されている通り、OPアンプでIVコンバーターを形成しているのですが、このチップではOPアンプを使用すると、必ず歪が盛大に発生します。おそらくESSの設計者は(多分アナログのことは全くわからないので)そのことに気づいていない可能性すらあると思います。

それよりも気になるのは1kHz近辺の裾野のピークで、これだけはっきり見えるのは珍しいです。

10kHz の信号に切り替えて、そのスペクトルの裾のを見たのが次の図です。ちょうど100Hz間隔でピークがあります。前の図で確認してほしいのですが、この100Hz間隔のスペクトルはハムではありません。前の図で100Hz由来の成分は皆無ですから。

勘違いしないでいただきたいのですが、ジッター測定でよくある11.025kHz+1bitの元波形(原理的に一定間隔でピークが出る)ではなく、10kHzのサイン波形そのもののデジタル入力でこの裾野が出ていることです。ジッターというのはクロックのジッター成分そのものがアナログ信号出力に現れるとされているので、このクロックのジッター成分が100Hzであることを示唆しています。ただクロックのジッター成分が主に100Hzというのは聞いたことがありません。

3. その原因が水晶発振器のジッターというよりも、クロックの振幅の乱れから来ている

そのES9038に供給されているクロックの波形がこちらです。振幅の安定性を見てもら

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うために、わざと長時間の観察にしてあります。これを見てもらうと明らかなように、振幅がかなり荒れています。100Hzのジッター成分はクロックの周波数のゆらぎから来ているのではなく、振幅のゆらぎから来ているようです。

いい忘れましたが、このDACは超低ジッタークロックオプションを選択しています。市販品の中でも特別なクロックを搭載しているのです。折角そういったクロックを搭載しても、クロックの電源周りが貧弱だと性能が発揮されないということだとだと思います。

とはいえこのDACは普通の市販DACよりもかなり音がいいのですから、面白いものです。